ためになるブログ

 僕は毎日、結構なボリュームのブログを見ています。RSSリーダーで250ほど。新規に見つけるブログで一日30ほど。
 友人・知人は当然、見ず知らずの人のブログもいろいろと拝見させて貰っています。
 (自社員方のブログは、知りえる範囲ほぼ全員目を通していると言ったらストーカー扱いされた。ひどい)
 そこで思ったこと。
 世の中には中身の詰まったブログ、ためになるブログが多いなぁ、ということ。
 いや、誰かを指名しているのではなく、一般論として。
 毎日見てるブログではなく、何かを検索すると出てくる検索結果に含まれるブログに多いのです。
 「ダイエットに成功するためのブログ」や「ビジネスが巧くいくための●つの秘訣を紹介するブログ」「Webサービスを有効活用するためのブログ」などなど・・・。
 いや、純粋にすごいなあ、と思うんです。
 僕には絶対に書けない事だし、すばらしいと思うのです。
 が、同時に、僕がブログに求めてるものは「役に立つもの」や「ためになるもの」じゃない、という事もひしひしと感じるのです。
 僕は仕事に役に立つことをブログから吸収しようとは思っていないし、お金儲けの方法も、ダイエットの方法もビジネスを活性化させる方法論も・・・そもそも情報を手に入れよう、ブログから学ぼう、勉強しようと一毛も思ってないのです。そもそも毛がないとか言うな。
 じゃあ学びもしないで、何で読んでるのだ、と言うのは愚の骨頂。
 ただ楽しむために、読んでいるのです。
 (学ばなくて良い、とは決して思ってません。呼吸をするように、学ぶことは自然に行うものと考えています)
 僕はブログを読んで何をしているのか。結論は「情緒を楽しんでいる」のです。
 その人の情緒、粋、などなどを感じて、楽しんで、それで終わりなのです。酒をたしなむ様に、ブログを読むのです。中に何が書いてあるかは全く重要ではなく、行間や言葉の使い方、デザインをたしなんで、それで十分なのです。ビジネス論を書いていようが書評を書いていようが、旅行記を書いていようが、乱交日記を書いていようが、僕には内容による違いはほぼ無関係なのです。
 その意味で、「ためになる」「役に立つ情報が載っている」ブログは・・・うん、一側面充実してるのだけど、情緒の面で特筆するサイトというのは、身がある分なかなか良いバランスで楽しめるブログは少ない・・・と感じます。役に立つ情報が載っていて且つ行間軽やか、筆者の生き様や演出が見えるブログって、なかなか見つかりません。404 blog not found や 成毛眞ブログ切込隊長ブログなどは両面どちらも充実してて、楽しく毎日読んでますけどね。
 上記3つのブログに、共通してるのは「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」という徹底したエゴ意識を包み隠さないこと、ですね。これ本当にすばらしいことだと思います。いや、冗談抜きで。俺が書いているんだ、というまごう事なきブロガーのエゴ。そうそう、僕はこれが見たくてブログを読むのです。中身の有無には関係なく。
 逆に「ためにならない、情緒溢れるブログ」というのも、これまた今のご時勢少ないと思うのです。
 僕はこういうブログが読みたいのに、見つかるブログがほとんど、身のあるブログ、ということで、その意味でちょっと僕は時代を逆行してしまっているのかな、と感じ、さびしくなるのです。
 泉鏡花や団鬼六みたいな、リズム感あるブログが読みたいなぁ、と思います。むしろ何も考えずにリズムと色恋やブロガーの日々の機微、軽いエゴイズムだけをたのしめるような。
 僕は中身のない人間なので、中身のあることは書けません。むしろ最初からあきらめてます。
 だからといって、情緒の部分も・・・自信ないのだけどね。はい、がんばります。
 ためにならない、だけど読みたくなるブログ、を目指します。
 ・・・ためになる読み物、とか、ためになる人、とか、
 疲れる時もあるからね。

おとなになるということ

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 ここのところ、あまり外で遊んでない。誰か遊んでくれ。
 とはいえ、友人のバンドがライブを行うにあたって撮影に出かけたり、一緒に面白いイベントやろうぜ、という声に引っ張られて企画を練ったり、iPad使って新商品展開しようぜ、という声をかけられて思わず僕がipad買っちゃいそうになったり、自分でもBassを久々に引っ張り出して弾いてみたりと、何かと活動すること自体は数多く行っている。
 年を重ねて、落ち着いてくるかと思っていたけれど、現実には二十歳の頃から何も変わらない。
 この状態は、自分の倅ができるまでは変わらないんじゃないかと思ってきた。できても変わらないかもしれないけど。
 でも、それでいいんだと最近は開き直り始めた。
 年をとるとそれなりに規範となって動いたり、若い人たちの礎にならなければいけなくなったりと、そういう面もあるのかもしれない。だけど、実際には心底楽しんで仕事も遊びも身奇麗に謳歌することが結局は規範だと思うし、下手に年齢を理由に自分をがんじがらめにすることが一番やさぐれていく因子だと感じている。
 僕の周りで、綺麗に遊んでいる大人たちのなんと模範的なことか。
 そして、自分の父親を振り返って、いかに綺麗に遊ぶことを教えてくれてきたか、この年になってちょっとだけ理解するようになってきた。
 親孝行の意味も少しだけわかった。
 僕が楽しく生きること、本当に、それだけで、まずはいいのだ。
 楽しくないと、ゆとりがない。ゆとりが無いと、親に見せられる顔が無い。金があってもそんなもんどうしようもない。
 いいかげん、でいいのだ。
 いいかげんは、良い加減と書きます。
 大人は、いいかげんです。責任背負ったがんじがらめのやる気満々君は、大学生くらいの青少年に任せておきましょう。

2010年下半期

石坂町
 早くも7月。2010年下半期。
 この前年が明けたばかりの気がしてならない。本当に、年齢を重ねると一年が短くなるね。気がつけば孫に囲まれた生活をしてそうだ。まだ息子すら居ないけど。
 何か書きたいことがあった気がするのだけれど、覚えてないので、とりあえず今日はここまで。

やっぱりゴムつけなきゃ危険

 僕が好きで好きでたまらないもの。
 朝から晩までずっとこのコトを考えているもの。
 
 
 
 
 
 
 
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 iPhoneです。なに考えてるんですか。えっち。
 本当に手放せません。購入して一ヶ月、僕にとっては手足の一部となりました。一部になるどころか、iPhoneを手に入れてからというもの、本当に僕は生活スタイルが激変しました。
 真面目な話をしてしまうと、思考方法、情報の取りまとめ方に革命が起こり、自分の仕上げる企画書や生活の中のラップアップに大きな変化が生まれているのです。
 たとえば、自分の中に生まれる断片的なアイディアや発想について。
 僕は散歩しながら思索する癖があります。また、裏を返せば歩いてないと頭が働かないと言う変な癖があります。そのため、友人から人生相談や恋愛相談などで電話があった場合は、ほとんど家の中をうろうろと歩きながら電話することになります。(かみさんからは「熊みたい」と呼ばれます)
 また、僕と一緒に会議に参加したことのある方はご存知かと思いますが、真面目に会議が進むと僕は立ち上がって部屋内をうろうろしてしまうのです。(さすがに上司がいる場合などは控えますが)その方が口も廻るし頭も廻るのです。
 で、iPhoneをもつとそれがどうなるのか。
 散歩中にふと出たアイディアをその場で書きとめ、Web上に記録する(※evernote使用)と言うことがすごくスムーズにでき、また後でそのアイディアを喫茶店などで軽くまとめるなんてことが簡単に可能。
 今までは僕の恥ずかしい発想を書きとめたノートなど、万一人に見られたら自殺しかねないために外に持ち運ぶことははばかられたため、なんとか自宅に帰るまでジャストアイディアや事業発想などを覚えておかなければならなかったのですが、iPhoneならその辺りは全て安心してまとめられます。これ、16歳ごろから本当に欲しかったアイテムなのですよ。
 そのほかにも、読んだ本の断片を記録やある程度の情報収集、メールチェックなどが行えることもあり、自宅で朝起きたとき、布団の中で一通り仕事を仕上げてしまうなどノマドワークスタイルどころか寝たきりワークスタイルを自ら実践してしまっているのです。僕は一歩一歩、着実に介護老人ものぐさぐうたら大人の階段を上っています。
 で、そんな僕のiPhone生活に欠かせないもの。
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 Ziplocです。
 これの小、50枚入りが欠かせません。
 なんに使うかと?
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 僕は一日中iPhoneを手放すことができないため、風呂場にも当然持ち込みます。
 その際、防水対策が必要になるのですが、このZiploc、大きさも美しくまとまることながら、ちゃんとタッチセンサーが反応すること、完全に防水しても、iPodがBGMとして聞こえる、コスト的にも50枚で数百円など、あらゆる側面から非常に効果的です。
 万が一に備えて、つけておく。これは人類が誕生してからの英知ですね。
 ちょっとだけ感触は違うけど、まあそれくらいいいじゃないですか。気持ちよさは変わりません。
 
 と言うわけで、あんなことやこんなことをする際にもiPhoneを手放せない僕。
 多分若い頃であればベッドの脇で正の字をiPhoneに書き込んでいたことでしょう。
 見栄を張るなという声が聞こえますが、主語が無いため何のことかわからない振りをしておきます。
 
 風呂の中でやる柿木将棋、最高です。ほぼ負けるけど。