キチ●イは誉め言葉なり。

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 ただ今僕は、Webデザインの学校に通っております。
 今年の1月から通い始め、約一年の受講の末、現在卒業制作期間中です。
 いやー、厳しいと評判の学校でしたが、本当にハードな授業を受ける一年でした。プロフェッショナルを育成するとはこういうことなのですね。そして、卒業制作期間も同様に厳しい。本当にプレッシャーとの戦いです。
 色々仕事だ何だでバタバタしていたところ、気がつけば提出まであと1週間。
 そして僕の進捗は0%。
 いくら追い込み型だとはいえ、度が過ぎています。
 追い込み型というのは今、自分で決めました。
 今回、僕が卒業制作として作っているのは、僕の愛する伏木の祭りサイトです。
 卒業制作云々関係なく、僕はライフワークとしてこの祭りのサイトを作るつもりでした。ただ、卒業制作は制作を行うよい機会ですので、この機会を活用して、しっかりと思いを果たそうと考えておりました。
 しかしながら、仕事や帰省などが重なり、どうしても作業に取り掛かることができず、作りたい気持ちを曳きずったまま、締め切りまで一週間となってしまいました。
 なんとか昨日から制作に取り掛かることができ、一気に追い込みを駆けているのですが・・・。
 まぢ、やばい。
 いやいやいや、やばいって言うのは「できないかもしれない不安」ではなく、「僕は本当に頭がおかしいのではないか。」と思うくらいにけんかやまに集中して作成している自分に恐れおののいているのです。
 昨日の夜一日で原稿用紙63枚にわたるWebライティングを仕上げ。
 今日の夜一日でワイヤーフレームからデザインカンプまで一気に仕上げ。
 そしてユンケルもタミフルも何にも飲んでないのですが、今の段階で僕全然疲れを感じてません(ただ今朝6時)。絶対脳内に何か変な物質が出てきてます。
 このスケジュールは真似してはいけません。
 いや、本音を言うと、きっと3年以上、ずっと僕の頭の中でデザインやイメージを作り続けていて、かつ授業を受けているときから、様々な知識を「けんかやまのサイトに流用するならこうするな」「こうやって作れば良いな」と常々考えていたからこういう突貫工事ができるのだと思います。
 当然、まだまだ完成までは至らないですし、デザインセンスも無いので、まだまだ自分の思いの何十分の一の稚拙なものですが(もちろん限界まで詰めるつもりです)、この2日間で作っている自分の進行具合と疲れなさ具合に改めて驚いているのです。人間って本当に馬鹿力がでるんですね。
 あとはこの勢いを最後まで保つことです。息切れしないようにしていかないと・・・。
 また、こうやって正当化してますが、本来なら、ちゃんとチェックを受けながら、最後の一週間では完成から先のブラッシュアップをかけるための時間をとるべきです。この進行はどう言い訳しても、プロとしては失格なのです。それは重々承知です。
 ちなみに勢い余って僕が3年前に撮影・編集したけんかやま映像が発掘されたので、思わずYoutubeにアップ。他のどの動画よりけんかやまの魅力を伝えられるカメラワークをしていると自負しております。

 余談というかエピソード。
 上記動画にも写っておりますが、けんかやまには人形が乗っております。そして、6台のやまのうち1台だけ、女の子の人形が乗っています。(1分50秒付近)
 この人形が、僕のかみさんに非常に似ておりまして。
 僕が今のかみさんと結婚する決意をしたのは、非常にシンプルで、「この子は本町のやまの前人形に非常に似ている。」という理由です。その理由だけで僕は人生を賭けることができました。けんかやまのためなら結婚も就職も人生も全て賭けられます。まさに僕の命です。
 キチガイという言葉は誉め言葉として受け止めておきます。

はっぴ買いました。

 祭り好きが高じて、はっぴを買ってしまいました。

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 コスプレと呼ぶなら呼べ。家で作業するには便利なんだぞ。通気性もあって動きやすくて。

 しかも、これ、ちゃんと富山の神具店で買ってきました。どこぞのお洒落ものやマガイ物じゃありません。ちゃんと染料で染められた祭事用のはっぴです。染料の匂いがきついです。

 更に鯉口も買いました。

 ちなみに鯉口とはこんなもの。コレ着て雪駄履いて頭を丸めて町を歩くと誰も寄り付かなくなります。

 今日はかみさんが寝てるので、着ている写真は後日アップ。

 僕にとっては正装です。どうすればこのファッションが流行るか真剣に検討中です。

 流行った場合僕は流行の最先端に居ることになります。

 どれだけお前はおめでたいのだ、と言われそうですが、実際に僕の頭は究極的におめでたいので、何を言われても気にしません。

 これ来て町に出ようとしたらかみさんに止められました。

 とりあえず鯉口を着てコンビニに行くことには成功。店員さんに怪訝な目で見られました。

もう一度戻ってきたよ。

 昨日まで富山に居たけど、また戻ってきたよ。
 初七日も終わり、その後けっきょく祭りを見に行きました。祖母の形見をもったまま。
 家族会議の末、祖母の町の祭りですから、これもひとつの供養かな、という事に落ち着きました。
 喪中の身体としては、御神体のやまには手を触れない、というのを一応の不文律として、見るだけに徹してきました。
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 相変わらず朝の11時半から夜の3時までひたすらやまを追いかける一日。
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昼の12時。曳き出しを待つ石坂町の字やま。
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6台勢ぞろい。3台しか写ってないけど。
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夜の20時。かっちゃ(ぶつけあい)の一場面。今年の千枚は本気で強かった。坂上からでも坂下からでも平気で突き返す圧倒的な勢い。特に湊町との激突はすさまじいの一言。ほとんど全てがど真ん中に決まって木っ端が飛び散る飛び散る。五発に対して五発で返すお互いの総代の見得の切りあいもカッコいい。最後に付長手が折れて決着。けんかやまの真骨頂でした。
参考:昨年の千枚 対 湊町
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 そして本町の美しい立ち姿。このやま姿に惚れないやつは男じゃない。(当社比)
 で、年に一度の充電完了。

5月といえば!

 けんかやま!
 さーいよいよ僕の祭り語りが解禁される月が来ましたよ。皆さん用意はいいですか。ここ最近、ブログで熱い語りが少しづつ顔を出してきた理由はただ一つ、5月15日のお祭りが近づいてきていたからに他なりません。日本最高の祭りと信じて疑わない、僕の心であり魂である伏木神社例大祭「けんかやま」まであと半月!今の僕なら豚インフルエンザも逃げていきます。
 もうこのブログを長年見ていただいている方には「また始まったか」と言われそうですが、そうですまた始まったのです。諦めてください。僕の頭は祭り一色になっているのです。地元ヤンキー魂ここに極まってます。僕の本性は田舎の長男坊です。将来の夢はOBや先輩と仲良くさせてもらいながら高校の同級生と結婚し20歳で子供の顔を見ることです。いや、冗談じゃなく、本当はヤンキーになりたかったんだ、と今更ながらそういう志向がある事に気がついた30代です。どうやっても間に合ってません。
 そんな趣味もあり、僕は地元の祭りが大好きです。愛してます。
 特に伏木の街は港町。荒っぽい漁師気風が残るこの街の男の人は本当にかっこいいのです。このかっこよさを少しでも身につけて生きていきたい。そういう気持ちもこめて、毎年この祭りを目に焼き付けるのです。コレ見て男惚れしないやつは男じゃない(断言)。
 けんかやまとは…富山県高岡市において5月15日に行われるお祭りです。
 6台のやま(曳山)が街を練り回し、お互いのやまをぶつけ合う(かっちゃ)というハードなお祭りです。
 詳細を説明するには100時間ほど必要なのですが、とりあえずここまでにして実際の映像を見てみましょう。曳山は全国各地にありますが、ここは特に荒っぽく色っぽいと評判です。
 市中引き回し中のやま。プロはこの引き回しだけでうっとりします。 

そしてかっちゃ。地響きと歓声。男を感じます。

 どんなに親に不義理を働いても、この祭りの日だけは必ず実家に戻るのです。かみさんからも「一年分のエネルギーを充電しておいで」とほったらかし御免の許可をもらっています。この日一日は朝から深夜まで体力の限り伏木の町に張り付くのです。
 なかなかYoutubeにも上がらない、かっちゃ後の勝どきとやまの入れ替え。この間もどきどきするのです。

 僕の会社の先輩に、「大きな工場とか仏像とかにドキドキする」という趣味の方が居ますが(ね●●さん、貴方のことです)、もう、ぜひ、見てもらいたい、この祭り。大きな存在に畏怖する、恐れながらもついていきたい、というこの感覚、ぜひ分かち合いたいです。もう丸一日ドキドキしっぱなしのハッピーデイを送れること間違いありません。ハッピーどころか、男の魂を再確認できます。これが男です。gomaさんも、東京に居るよりお近くに居ると思いますので、是非この日は富山までお越しを!
 とりあえずニコ動アカウント持ってる人でここ見つけた人は下記必見。富山の放送局が作ったドキュメンタリー映像です。
 いかにこの祭りが地元民に愛されているか。本当に祭りを愛するという意味、特に祭りの少ない地方の方に見ていただきたい。祭りがどれだけの人の魂になっているか。経済や政治ではない、宗教とも違う、純粋に祭りを愛する人々で共存が成り立つこの世界。この感覚が解る人とこそ、僕は一緒に活動したい。真剣に、そう思う。
 

夫婦喧嘩祭り

「かつげるような軽いモンじゃねえんだよ!」
「車輪が付いてるなんて邪道もいいところよ!」
 と、わたしら夫婦が長年お互いに意見を譲らない事象。それは「けんか祭りは神輿と曳山どちらがふさわしいか」
 どっちでもよいわ。と云う意見が日本国民の大多数であることは承知の上ですが、たまたまうちら夫婦はどちらも日本きっての喧嘩祭りを率いる町に生まれた者同士。喧嘩囃子を子守唄に育った両人のため、どちらも「自分の地元の祭りこそが喧嘩祭りである」と言って聞きません。
 わが地元、富山県に伝わる地元の魂。「喧嘩」の名称をつけることを許された祭り「伏木けんかやま」

 片やかみさんの地元、愛媛県新居浜市に伝わる日本三大喧嘩祭りの一つ「新居浜太鼓祭り」

 ひたすらエネルギーの限りぶつけるぶつけるぶつける!
 とは言うものの、どちらもそんなに死者は出ないんですよ。祭事ですから。僕もこの目では一人しか死者見てません。
 全く日本の経済活力にも産業復興にもつながらない全く無駄な(※ほめ言葉です)エネルギーの無駄使い(※ほめ言葉です)。祭りとはこうでなくては。その点ではかみさんも僕も全く同じ嗜好をしていて、二人とも祭りが好きなのですが、どうにも夫婦の間の喧嘩の種にもなってます。
 というか、こういう祭りって全国にあるものだと思ってました。世の中全ての人がエネルギーを発散する喧嘩祭の中で生きてきたと思ってたのですが、実は少数派らしいですね。上記のような祭りを紹介すると「僕の地元にはありませんでした」とか「知らない世界でした」と云う方が結構多く、びっくりしてます。みなさんどうやって理性を保って生きてきたのでしょうか。僕は年に12回ほどは祭りで頭の箍を外さないとストレスで発狂してしまいそうですよこの世の中は。
 何を書きたかったのか忘れてしまったので今日のオチはなしです。新居浜太鼓祭りと伏木けんかやまの紹介と云うことで。

またこの話題か。

 と言われること承知で祭りの話します。
 今日もエンドレスです。
 取り急ぎコレみてください。(要ニコニコアカウント)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2373089
 もう今更僕の知り合いであれば何を語る必要もない伏木曳山祭り「けんかやま」ですが、富山県の誇る民放「チューリップテレビ」が作った2002年のドキュメンタリー映像がありました。
 僕も映像の世界に居たことがありますが、やっぱり文字で僕がどれだけ伝えるよりも、ドキュメンタリーのプロがしっかり作った映像の方がインパクトは伝わります。とにかく、見れ。
 この映像の前半を見たいキトクな方はこちら。
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm2373009
 ちなみにニコニコから消されていた場合、ちゃんとDVDに落としてありますので、僕まで連絡いただければいつでも上映会します。120時間程度の僕の解説付きで。このためにニコニコからDLしてDVDに焼くまでのシステムを作業用PC内に構築しました。不具合が起きても僕知りません。※1
 いやもう本当に、曳き殺されて死んでも本望なほど好きです。
 残り364日はこの祭りの準備のために生きてます。
 決して観光のための祭りじゃありません。神事です。
 経済効果や利益度外視で喧嘩を行うこの町の威勢のよさが大好きです。
 どんなにうらぶれても(失礼)、魂を持ち続ける男気が僕に活力をくれます。
 ドキュメンタリー内でもありますが、この祭りは「人生そのもの」です。
 あと2ヶ月、早く祭りにならないとエネルギー不足で倒れそうです。
※1-勘違いしそうな人が居るので先に言っときますが、「作業用PC」とはDH用ノートじゃありません。自宅の映像製作用デスクトップPCです。

自棄になっても祭魂は忘れない。

 あんまり酒を嗜む趣味はないんですけどね。
 自棄になる様な時でも酒の力を借りる事は余りありません。家に帰って八つ当たりして終わり、と言う事がほとんどです。ライブビデオ見たり本読んだり暴れたりしたら自然とご機嫌に戻ります。適当なんですよね、生き方が。
 でも、やはり自分自身の不甲斐なさに対してはどうしても許せなくなる事も有るわけでして。自分の責任範囲の中で、結果を表現出来ない事への焦りを感じているのです。
 兄貴分に恥をかかせる真似をして、力強い結果を示すことも出来ず、そういう状況でもがいても何も生み出せないような、その現在に歯軋りしてしまうのです。
 自分のやってることに何かが足りない。
 焦ってはいけないが、結果は示さなければならない。
 昨日は珍しくかみさんに弱音を吐き、気持ちを整理するのに時間がかかってしまいました。ほんと、すみません。弱音なんて吐くもんじゃないです。大学時代の皆さんは知ってると思いますが、まず酔ったら脱ぎ上戸になり、更に酔ったら泣き上戸です(迷惑)。そのため裸にネクタイだけ締めて泣くと言う醜態を何度晒したことか。(学生時代限る)
 さすがに昨日は寒かったので脱ぎませんでしたが。
 お休み3秒の僕でも、寝付くのに3分かかりました。(3分て)
 
 そんなかみさんが僕の状況を見越して携帯電話をデコレーションしてくれました。(写真上)
 モチーフはコレです。
 http://ichinomiya.tamesou.net/uploads/photos/2233.jpg
 湊町の法被の背中がモデルです。壽は、その仲間の山車をイメージしてます。
 いや、またコレしゃべりだすと長いのですが、しゃべってもいいですか?
 そろそろ祭りの話をしてるときに「変なおじちゃんが怖い言葉しゃべっているよう」と言う目で僕の事見るのはやめてください。お願いしますから。
 ま、簡単に話を進めますと、この蝶々には「チャンピオン」「最重量」「最新」「伝統」と言う意味がこめられています。
 誰も聞いてないと思いますが、参考写真を。
【伏木湊町喧嘩山車 全体像】
http://ichinomiya.tamesou.net/uploads/photos/2483.jpg
【喧嘩見得姿 対上町喧嘩山車】
http://ichinomiya.tamesou.net/uploads/photos/2524.jpg
 安定感、王者。これこそが僕の理想。湊町喧嘩山車の姿です。
 ひねり、智恵、スピード、坂下から迎え撃つ度胸。
 かみさんはかみさんなりに僕を心配して、このデコレーションを作ってくれました。めっちゃ感激。決して他の人なら喜ばない(むしろ困ってしまう)、世の中で僕しか喜ばないツボを押さえているのは、さすが僕のかみさんです。
 ちょっと間違えたら田舎ヤンキーかあっち側の人のようなデコレーションですが、僕は個人的に気に入ってます。
 これを懐に入れて、もう一度ひねりと智恵で、明日も現場に立ち向かっていきます。がんばれ僕。

今僕が一番欲しいもの

 唐突ですが、獅子頭が欲しいです。
 また始まったよ祭りキチガイの戯言が。と思わないでください。
 日本に生まれたからには床の間に獅子頭を飾るのが日本男児だと思います。間違ってる言うな。
 だって獅子頭ですよ。漆彫刻ですよ。噛み付くんですよ。睨むんですよ。舞うんですよ。
 以前シューティングゲームで語ったときのようなテンションになってきましたが、まあ気にしません。
 獅子頭、と言っても人それぞれ、皆想像するものが違うと思いますし、思いつく姿もまちまちだと思います。特に江戸の獅子頭はコミカルで、可愛らしく、祭りの縁日で5000円当りで売っています。でも僕が欲しいのはそれでは無いのです。
 僕の欲しい獅子頭はどちらかと言うと勇壮、豪胆。ぶっちゃけて言えば井波彫刻の白木作り(あるいは朱塗り)の獅子頭こそが理想です。
>http://www.e-sisi.com/tokokazari/tokokazari.html
阿吽獅子
>http://www.inamichoukoku.com/shopping/sisi.html
 この朱塗りの獅子頭を見てると僕はうっとりしてしまいます。腐女子の気持ちが少しわかります。ね、井波彫刻の獅子頭、かっこよくないですか?僕は日本一かっこいい獅子頭だと信じて疑いません。
 比較対象が無いわぼけ。と言う言葉があちこちから聞こえてきますが、そんな貴方は近くの神社へ行って、奉納されている獅子頭を調べてきてください。そんでもって、これよりかっこいい獅子頭があれば是非教えてください。僕どこでも行きますから。
 だいたい一体130万ほどです。新車一台買うと思えば安いものです。車は人を殺める可能性がありますが、獅子頭は魔を追い払います。ね、車よりいい買い物でしょ?
 何故世の男の子がやれBMWだベンツだと語るのに対して、獅子頭を語らないのでしょうか。(X-10は車に一切興味が無い変な男です)
 様々な彫り師の獅子頭がカタログ化されて、「やっぱ黒より赤だよな」「角の捻りが…」「この耳下の座布団の生地が…」「眉は二段六巻と一段三巻のどちらがいいか」「桐よりケヤキの肌触りが…」と言う会話が何故都内のスタバやエクセルシオールでなされないのでしょう。僕は不思議でなりません。僕に話しかけてくれれば閉店まで話し続けますが?ええ。
 僕も齢34歳。そろそろマイホームを買ったり家族を養ったりする年頃です。ここで一つ獅子頭でも床の間に飾りたい年頃だと言っても誰も不思議な顔はしないでしょう。(怪訝な顔はするかもしれませんが)
 それ以前に床の間を作らねば。
 それ以前にマイホーム買わねば。
 どれくらい頑張ればいいのだろうか…
 今年の目標「今年こそ本気出す」です。

一生涯の不覚!

 12月3日は僕の人生で非常に重要な日です。
 この日は、山本輔的重要文化財の中でも上位トップ5に入るほど重要な「秩父夜祭」が開催される日でした。
 3日の午後より、2台の笠鉾と4台の屋台が秩父神社を出発し、市街を一日曳き回します。夜は市役所前の団合坂を一気に駆け上がり、冬の夜空を彩る花火の下に山車が集結します。これこそ日本古来からの一大活劇。天下無双の晴れ舞台。武甲の山と空の下、益荒男揃いの勇み声。屋台囃子を打ち鳴らし。4つの屋台と笠鉾の。秩父盆地を轟かす。御旅所麓の坂ノ下。蓬莱島への船のよに。と僕がいくらでもしゃべり続けられそうなほど熱い祭りなのですよ。て、誰も読んでませんね。
 で、僕のここ2日間の予定
 12月3日 仕事休
 12月4日 遅番(13時半より出勤)
 行けるじゃないですか。行けたじゃないですか。
 祭り、行けたじゃないですか。
 朝の西武池袋線NRAに乗って、昼過ぎの秩父に到着。その後一日フィールドワークした後に、所沢か池袋のホテルに泊まって、翌日悠々と出勤…ができるスケジュールであったにも関わらず…
 
 すっかり祭りの事を忘れてました。
あああああああああああああああああおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおうがあああああああああああああああああああああああ僕とした事が僕とした事が僕とした事が僕とした事がなんたることだなんたることだ!大体祭りの一週間前からは血脇肉踊り祭囃子をiPodで聞きながら出勤するほどの気狂いピエロのこの僕が秩父夜祭りの日を忘れて居ただなんて!!!!!
「結婚記念日を忘れてたくらいの大ミスだ!」とわめいていたらかみさんに踏みつけられました。
 こんな事、今までの人生でありませんよ。いや、本当に。
 さすがに5月15日伏木曳山祭りを忘れてしまっていたら富士山麓で遺骨になってよしだと思いますが、このレベルの物忘れの犯罪度をテラ豚丼としたら、今回のミスは僕的に賞味期限詐称ですよ。どちらも比較しようがありませんね。まったく。これでは僕の12月のエネルギーが枯渇してしまうじゃありませんか。年が越せないじゃありませんか。
 いや、本当に、冬って曳山や獅子舞がほとんど無いんですよ。僕のエネルギーが足りないんですよ。
祭囃子と漢(オトコ)が溢れる世界はこれから冬眠に入るんですよ。僕はどうやってこの冬を乗り越えればいいんでしょうか。この重大さを誰かわかってくれるのでしょうか。誰か僕を救ってくれるのでしょうか。海は死にますか。山は死にますか。
 確かにこの一ヶ月間仕事の事で頭がめいっぱいになってたと認識してますが、それにしたって祭りを忘れたら僕のレゾンデートルがなくなります。自己否定です。
 はよこのガッコを幸せな場所にして自分は喜び勇んで祭りに行かな。
 そんなこんなで12月は冒頭からへこんでいます。死にそうなので僕を見たら誰か祭りパワーを注入してください。100万パワーほど。だってオラは人間だから。