月: 2014年7月

相変わらず妻と言う名の編集者に原稿を真っ赤にされる。一言一句全頁に駄目出しを喰らう。それに全くへこたれず寧ろ喜び感謝する僕。これは、世の中に対する二人三脚の闘いなのだ。

妻からの喜ばしいプレゼントの御礼を兼ね、新たな生地を求めて夫婦揃って日暮里へ。
（日暮里は生地・仕立ての問屋街なのです）
欲しい生地があるとのことでいくつか見繕っていたら
我「え、これ･･･めっちゃ有名な生地やん」
妻「dunhill」
我「これが欲しいとな！？」
妻「dunhill」
我「いや、あのですね。これ、僕でも知ってる大変な素地ですよ。これであーた、服を作るって、すんごい事な上に、男性モノって、僕がまた頂けるって、いや、あの、ありがたいのですが、さすがにこれは恐れ多すぎる生地であ」
妻「dunhill」
我「うーん」
妻「mandom」
我「違う。そうじゃない」
妻「そもそも貴方は服飾を、例えばブランドをどれくらい知っておるのか」
我「う･･･UNIQLOと、しまむらと、U.S.バンバンと･･･」
妻「貴方にdunhillを着る資格はない。返しなさい」
我「あーちょっと待ってちょっと待って」
妻「そもそも貴方もいい年なのだから、これくらいは嗜んで着こなせるようになって頂きたい。そろそろ服を選ばないと、体型も肌艶も見目失礼になりかねぬ御年ですよ」
とりあえず何を作っていただけるかは別として、良い生地を購入してまいりました。
僕はただ待つだけの駄目亭主ですが、日々精進したいと思います。
世間様に愛されて四十年。山本輔でございます。
※実際には上記のようなやり取りではなく、生地屋の店主とお話しながら出していただいた生地に夫婦揃って一目惚れし、財布とも相談せずに一気購入してしまったものです。いや、生地の事は詳しくないですが、これは、本当に、すごい。良いものを知るというのは大事なことだと思います。

僕にとって最高の数学教科書は赤塚不二夫の「ニャロメのおもしろ数学教室」でした。そして今でもエッセイ的なものを読んではわかった気持ちになって楽しんでいます。実際には高校数学すら最早怪しいものです。

また妻の手作り品を頂き物。僕は着せ替え人形です。
腕も上がってます。生地も良いものを見繕う目が肥えてきた様です。言ってる僕は裁縫に疎いのですが。イタリア製の生地ですよ。なんかそれだけで肌触りが良い気がする。そして色合いも僕好み。
「良いモノを食べて、良いモノを着て、いい（略）」とは妻の教えです。色々間違ってます。
「さあ自慢しなさい。シェアしなさい」と自信のアッピールをされてます。と書いたら
「そんなことは言ってない」とふてくされてます。

　機材は冒険しない主義です。定番とか「枯れた信頼感」を優先してチョイスする安定志向な僕です。
カメラは（古くは）PD-150からDVX-100A、5Dm2･･･は買わずにちょっとひよって7D。編集はAVIDから始まってDSR-70をガシガシ回して今はPremiereと。
でも、音関係はあまり触れる機会がありませんでして。
今日、ようやくにして定番中の定番、MDR-CD900STを購入。何で今まで持ってなかったのか。知らない人にお伝えすると、持ってない人はモグリと言われるほどの89年製ヘッドホンです。
映像仲間に「買ったよ」と伝えたところ、「僕もう3代目だよ」「僕は2代目」と当たり前に継続愛用してる模様。うん、みんなと仲間でよかった。
ついでにおまけで買ったManfrottoのチビ三脚。これ、訳ありで活躍してもらう予定です。
因みに未来の定番予定、Blackmagic Pocket Cinema Cameraは財布と相談です。