彌榮制作4周年

9月10日富山県高岡市福岡町の中心部では、獅子舞が行われる日です。今日も3つの獅子方若連中「共盛会」「交進会」「三ノ和会」がそれぞれ素敵な舞を繰り広げていることでしょう。僕が交進会の一員として獅子を舞っていたのはもう27年も前のことです。7歳から18歳まで、ずっと獅子舞を楽しみに生きてきました。子供の頃からお祭り好きはずっと変わりません。そして、その9月10日を自分の記念日にしようと決めたのが5年前。

そうです。本日、我が映像制作事務所「彌榮制作」は創業から今日で丸4年が経ちました。なんとか生きてきました。なんとか舞ってきました。こんな僕が人様のお役に立ててこれたのでしょうか。人様に尽くしてこれたのでしょうか。
何屋かと言われたら、もはや映像屋とは言えない。だけど、映像を通じてやってきた「僕に見えているこの世の中という桃源郷を伝えていく」「楽しく、仲良く、美しい世の中を作り上げるお手伝いをする」ために「最先端のクリエイティビティと信頼のお付き合い」を、神出鬼没の変態紳士「山本 輔」というペルソナを通じて、精一杯頑張ってまいりたいと思っています。みなさま、これまでありがとうございます。そして今日からまた改めて、よろしくお願い致します。

僕は流しの映像屋

昨日までの撮影&授業&VJ等々現場月間が終わり、これからは「阿修羅編集」モードに突入。ふと、独立1年目のことを思い出す。朝から晩まで師匠に付いて月に何十本と徹底的にインタビューや企業広報モノの撮影アシに入り、片っ端から編集していた時代。本当に楽しかったなぁ、と。今も手元にたくさんの編集素材があり、やっている事は変わらないのだけどね。でも、動くお金も変わってしまえば、プレシャーも期待も責任も異なる。あの頃の「失うものもプレッシャーも怖いものも何にもない。どうせ誰も僕の実力に期待してないんだから。好き放題やろうぜ」モードに戻ることはないんだろうなぁ、と。いや、今ももちろん楽しいし「好き放題編集」は未だに変わらず通底として残っているけれど。画抜きを何十時間とやっても疲れないタフなオペレーション体力はあの頃に身につきました。そしてそれは、今の編集にも活きてます。素敵な画を選び、並べ、装飾を重ねて、僕の目に映ったこの世界を「とても楽しい。とても美しい。」と伝える事。それを伝えて、感謝して頂いて、お金をいただく。こんなに幸せな仕事はございません。僕はしがない街角の編集屋でしかないけれど、それが性に合っている。オペラだラジオだバンドだと、ちょいとよそ見はするけれど、僕にとってはこれが本職「流しの映像屋」でございます。さあ、これから1ヶ月50本近い編集&モーショングラフィックス、一つも力抜かずに全力で楽しむよ!