本日も撮影現場です。
とりあえず思いっきりぼかしてあります。写っちゃいけないものもたくさんあるからね。
しかも今日は5年ぶりくらいに4th(アシの一番下・実際には美術アシ)やってます。
本当に僕が贅沢な仕事人生、人間関係人生を送らせてもらってるな、と思います。
50歳超えても、それこそ「たすくせんせい」というなんかえらそう(えらそうなだけ)肩書きでお仕事させてもらってても「手伝わせてやるよ」と言ってくれる映像現場の先輩方が居て、違うメンバーの撮影現場に下っ端で読んでいただけることです。いやもう本当は下っ端も下っ端なんだけどね。
それにしても若い頃は全くスタッフとして役立たずだったよなぁ…今は逆にそれなりに判断、予算権限を持たせてもらってるからジャッジメントする仕事(演出・プロデュース)につくことが多くなり、そこで自分の立ち位置を見つけてるけどね。でも時々こう言うのも良いよね。
映像と一言で言ってもドラマも報道もMVもみんな違います。今との世界でどんな撮り方が主流か分からなくなります。
この「手伝わせてやるよ」「おうたまたま暇だから行ってやるよ!」と言える関係性はとても大事で…。実際には見学同様なんだけど(前日に画コンテもらうレベル)、先方のクライアントも居る中では、ぼーっと出来ないので現状復帰とかベンガラ片付けとか頑張ってきました。
この「現場経験がないと見学でも『クライアントの前に出せないため』現場に呼ばれない問題」、「経験と歳を重ねると現場に気軽に呼ばれなくなる問題」、新人とベテラン双方ともに逆ながら悩まされる問題、なんとか自分には助けてくれる人がいることを嬉しく思います。
と同時に、皆様に何か「僕にしてもらったように」皆様に応えられるものとして何があるのか…
自分の現場に若手を呼ぶのが良いんだろうけど…無償で呼ぶのはいくら勉強でもポリシーに反します。かといって見学させるわけにもいかない。だからといって何もできないスタッフをクライアントの前に立たせるわけにもいかない。ここは本当に鶏と卵です。
僥倖にも、現場数は踏んできて、その上で「手伝わせてやるよ」と言ってくれる方がいることのありがたみ…しみじみと感謝します。
(呼んでいただいた方の名誉のために言いますが、呼んでくれたのは師匠です。「久々にうちの見学に来ない?」「どうせ行くならなんか手伝わせてよ」からの、冗談半分の「手伝わせてやるよ」でした)

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