姉貴分

 う~。二日酔い。気持ちわりい。
 昨晩はガキの頃かわいがってもらった姉貴分に十二年振りに再会、深夜まで深酒。
姉貴とは言っても、母親と同年代だったりするのだが。
 二人でワインフルボトルと大ジョッキ四杯ずつ開けてべろんべろん。気がついたら川越の彼女の家に転がり込んでおりました。起きたら昼の一時。彼女の飼い猫「満月」と一緒に雑魚寝。
 いやあ、前に彼女に逢ったのが中学生の頃だから、二人でさしで酒を飲むってのがすごく新鮮で、感動的。おいらが三才の時から知られてるから、隠し事もできないし。彼女、昔はうちの母親と二人でビール1ケース+日本酒一升くらいを一晩で飲み干す酒豪だったのに、酒はちょっと弱くなってたのかな。
 僕の部屋のベッドの脇には、女性がたたずんでいる一枚の絵が飾ってある。東京に移り住むときに実家にあった絵をもらってきたものだったのだが、この絵を描いたのが実は彼女だった。おいらの東京での乱れた生活を、この絵を通じてずっと見られてきてたのね。彼女は絵描きで、時には店を経営したり、ハウスマヌカン(この言葉がまだ生きてた時期ね)やったりして、波乱の末に昨年結婚して川越に移り住んできたとのこと。今のおいらの境遇も笑い飛ばせる剛胆な姉貴なので、いろんな話をぶつけることが出来てちょっとすっきりした。この場を借りてお礼。ありがとね。
 今日はこれからまた酒を飲む約束がある・・・。う~気持ちわりい・・・。

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