お手紙

思いがけない 5月の 通り雨

少しだけ 思う あなたを

水たまりで 跳ね回る 子供たち

少しだけ 思う あなたを 私なりに

            (おかしな二人・ユニコーン)



 今はまだ2月。あんまりにも寒いので、水たまりではねる子供なんかいませんね。昨日の通り雨でふと思い出したフレーズです。

 1週間ほど前にとある人からお手紙をいただきました。メールだ何だと言われてる昨今、直筆・郵便局経由のお手紙というのはとても心に染み入るものですね。郵便受けに手紙が入っていたときのうれしさは、ここ久しく忘れていた感触でした。

 心の声1:おい、なんか今回文体ちゃうなあ。

 心の声2:まあ、まともにReelin書くの久々やからしゃあないやろ。

 書簡の内容はまあたわいもない(失礼)近況報告でした。しかしその内容より、手紙という心の伝達手段があることを改めて思い出させてくれたことに、僕は感謝と感動を感じています。

 メールで打たれた文章。それもまたレスポンスの速さやお手軽さ故に意味はありますし、それはそれで好きなのですが、やはり直筆の力にはかないません。内容はメールと等しいものでも、一字一句をペンでかかれた文字列はメールのそれよりも強く相手の表情や書いているときの空気をこちらに感じさせます。ずっとメール、電話、直接の面会、この3者の手段ばかりを使って他人とコミュニケートしていて「手紙」という手段を忘れそうになっていましたが、この手段のもつ力は偉大です。饒舌な何行ものメールや何時間の電話よりも、一言の直筆がより多くを物語ることは必ずあります。

 そんなことを考え、今日は一日過ごしました。なにやってるんだろおいら。


 

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