おいらが男盛りな訳では当然無い。
電車の中で暇だったから、丸谷才一の小説「男盛り」を読んでたのよ。
うー、まだおいらには早い話だけど、少しずつ話の内容がわかるようになりそうで怖い。やだな、中年になるの。梶井基次郎の「檸檬」を読める年は当に過ぎたし、「小僧の神様」を読める年ではまだないけど、青年と中年の間ってのは読書には微妙な年頃だな。本からにじみ出てくる物が「未来への希望」じゃなくて「現実(老い)の確認」になってきてるのが分かって、なんだかめちゃめちゃ怖いよ。
読み終わって疲れて、ちょっと眠って気が付いたら駅を寝過ごしてしまってました。わはは。馬鹿。