変態伝説

おいらの友人には変態が(何故か)多数存在する。

大概の変態には驚かないが、その中に一人、摩訶不思議な変態がいる。変態集が見ても「こやつは不思議な奴だ」と認める逸材だ。



ヤツの名前はヒロポン中野。

普段は「アウシタン」「整体師」「マッサージ師」「AV男優」などと呼ばれているが(半分うそ)、

「ヒロポン中野」と呼ぶのが、

ホームページ上での礼儀となっている。

彼については、後日順を追って伝説を語ろうと思うが、

今回は彼の話術について語っていこう。



その摩訶不思議さは会話をしたものでないと分からない。が、あえてその難題に取り組もう。

SAKEをして、

「たすくはいつも(セクハラ)ボケ役だったけど、今日は完全に突っ込み役だな。中野君がいるとボケと突込みが明確に別れるな。」と言わしめる。

 おいらとてボケようと思ってボケてる訳ではなく、単純に脳みそが腐ってるだけ&常識を知らないだけ&注意力と集中力がないだけであり、すなわち天然ボケなのだが、彼の話術は天然ボケというか、なんというか、その、なんだ。とにかく「不思議」なのだ。

 天然馬鹿なおいらが「あははは、それ、なんか間違ってるよ、おい。だから、やめろってば、おい!」と突っ込みたくなるキャラクターなのだ。いや、だからといって彼は全然馬鹿ではなく、ちゃんと節度を知っている男なのだ。2人でサシで話をするときは全然何も問題なく、普通の友人として会話が出来るのだが、にもかかわらず、おいらとヒロポンと第3者、3人がそろうと微妙に会話のポイントを(故意にか天然か)ずらし、いかに突っ込んでも自分の言っている事を突き進めてしまう、愛すべき「超天然人の話きいてんのかこのボケ」キャラクターに変身してしまう。もちろん、こっちがどのように突っ込んでも許容してくれるだけのチカラも兼ね備えている。(毎回会うたびに、辛らつな突っ込みしてる気がするぞ。)

 彼はうちの掲示板の常連だが、掲示板ではそのものすごさは表現されていない。実物は掲示板の1024倍以上である。特に彼は日記でも書いてあるように、あまり酒はほとんど飲まない。誰かさんと違って。その彼に酒を飲ませると、このようになる。

中野 「君、どこ出身なの?」

第3者「あ、愛媛です。」

中野 「あ、蜜柑のところね。」

第3者「そうなんです。でもそれ以外にもいろいろあるんですよ。一六タルトとか(中略)」

中野 「そうか、蜜柑か。」

第3者「・・・」

中野 「(相手の呆然に気づかず)で、愛媛のどこ出身なの?」

第3者「いや、一応県庁所在地の」

中野 「ああ、愛媛市か。(真顔)」

第3者「松山市です!

中野 「ああ、そうか、そういう都市があるのか。(真顔)」

   ・・・(中略)

中野 「で、松本って、蜜柑が有名なんだよね。(真顔)」

第3者「は?」

中野 「松本出身でしょ、愛媛の。(真顔)」

第3者「松山市です!

中野 「ああそうか。ごめんごめん。」



 一事が万事、この状態だ。彼と一晩話をしていて、笑い過ぎでわき腹を痛めた友人も存在する。現状に退屈している人は、下手なテレビ芸人を見ているより、彼と会話してみる方がいいだろう。もちろん、彼の名誉のために言っておくが、普段はちゃんと松山市も松本市と区別がつく人間だし(多分)、人の話をちゃんと聞いている(多分)。ただ酒が入るともうへろへろぷぅになってしまうのも事実である。

 おいらはこいつと幼稚園のときから仲良くやっておる。

ヒロポンの伝説はまた次の機会にもゆっくりと書いていきたいものだ。本人から文句来なければ。

 ごめんよ無断で君のこと書いてるから、名誉毀損になったらすぐに言ってね。なんとなく書きたくなってしまったのよ。

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