痩せる

 「痩せるということは、知性的でありたいとのぞむ

                素朴な行為なのだ。」

                ~ロラン・バルト~



 さて、どうしてみんな痩せたいと思うのか?



 痩せているという事はすなわち体内に脂肪がついていないという事であり、それは即ち緊急時のエネルギーが体内に確保されていないという事を意味する。仮にヒマラヤ山脈で遭難し、食べるものが無くなってしまったらそれこそ体内に燃焼物の無い輩から死んでいくはずだ。生きるということはバイタリティが豊富である事が前提条件だ。それにもかかわらず、体内に脂肪をつけ、エネルギーを蓄積し、いざと言う時に備えた輩、生きることに用意周到な頼りがいのある輩は「デブ」という一言で両断される。大いなる矛盾。生きるという行為に対する冒涜。



 生まれた時は「健康に」「健やかに」と願われる。父母が汗水たらして手に入れた穀物を食べ、大きく育つ事を周り中から期待される。その希望に応えようと、父母の愛に応えようと、よく食べ、よく育ったものは、現代では「デブ」という一言で両断される。人生とは何だ。生きるとは何だ。



 もう一度、生きる意味を考え直してみないか。

 沢山食べ、健康に育つ事は大いなる善ではなかったのか?

 何故貴方は痩せたがるのか?

 それは神に対する冒涜ではないのか?



 現代は、生きることに対する感謝を忘れてしまっている。

 よく食べ、よく育つ者に敬意を払おう。大きくなろう。

 













 つうわけで、何が言いたいかと言うと







 生まれて初めて70Kgの大台突破しました。





 そのうち髪の毛は100g位だと思います。

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