●要Inetrnet Explorer
プルルルル
「はい。パソコンスクール・ジャスティヘッド、電話Q&A担当のジャマ本でーす。」
「ああ。ジャマ本さん?あのー。以前そちらに通っていたモノですが。」
「あ、お世話になっております。すいません、お名前伺ってもよろしいですか?」
「ギルバートです。」
「誰だよ。」
「ああすいません。最近ボケちゃって…宮下ですじゃ。」
「ああ、宮下さんですか。ご無沙汰しております。今日は、どうされました?」
「ふぁっふぁっふぁ、パソコンの使い方すっかり忘れてもうて、恥ずかしいんじゃが…」
「どんな相談でもお答えしますよ。なんでも聞いて下さい。」
「いや、もう、ワードとかエクセルとか言うレベルじゃなく、初歩の初歩なんじゃが…」
「ええ、ウチは電源の入れ方から何でも説明しますよ。大丈夫ですよ。」
「VBで陰線処理した三次元曲線ってどうやって書くんじゃったか。」
「なめてんのか。」
「やっぱ線香で焼ききるんですかねぇ」
「そりゃ陰毛処理だろ。」
「このIT時代になんで線香を使ってねぇ…」
「聞いてねえのかよ。」
「ああすんません。本当にねぇ。ボケちゃってて…」
「…ええ、で、どうされたんですか?」
「最近体が震えてきてキーボードが叩きにくいんですよ。」
「病院行けよ。」
「タグで表現するなよ。」
「解ったからやめろ。で、病院行けよ。精神科に。」
「うう…ジジイだからってそんな差別するのか…ワシはただ、パソコンの使い方を…」
「ああすいませんすいません。で宮下さん、どうされたんですか。」
「ギルバートです。」
「…切りますよ。」
「ソルトレークはユタの州都ナンダ-ヨ」
「そりゃデリカットの方です。ケント違いだ。」
「ぶひゃひゃ。これが本当の、見当違い!ぶひゃひゃひゃ!」
「…切りますね。」
「ああスマンスマン…もうボケも極度に進んでなぁ。大変なんじゃ。」
「ボケ違いです。」
「それでな。Eメールっちゅうモノをしてみたいのじゃが、どうすればいいんじゃ?」
「メールですか?お友達に出されるんですか?」
「いや、ネットアイドルのAMIちゃんにな。」
「…そうですか。」
「下半身は二十代じゃよ。」
「聞いてませんよ。」
「行くぜマイコックス。刻むぜ 200bpm 僕のアンダーボディ」
「刻まなくていいです。聞いてませんて。」
「そゆこと 言う? 連れない YOU? もしかして イッツ ジェラシー?」
「いや、あの、ライムまで刻まないで下さい。」
「いや、あの、イイです。」
「そ、そうですか?」
「そうじゃろう。そうじゃろう。もっとスピードアップ!」
「ふぁっふぁっふぁ。そうじゃそうじゃ。頑張れ頑張れ。」
「どうじゃ。疲れたか?」
「ふう、ふう、疲れました。大変ですねぇ。」
「まだまだじゃな。もっと修行しなされ。」
ガチャン ツーツーツー
●Respect for SHOT BY SHOT
& 2:07PM