のんびり日曜日

 今日は家でかみさんとのんびりしてました。



 昼過ぎに起きて、昼飯食って、競馬中継を見て、夕方のドラマを見て、お好み焼きを食べに行って、日曜ロードショーを見て…。



 全然金を使わない清貧生活です。



   ああそうそう、Qazと連動していた企画「POGでPON」終わりました。最後で逆転できました。見て見て。わーい。



 まあ、それはそうとして、夕方、ぽけーとテレビを見てたら、渡辺徹とモト冬樹がサラリーマンの悲哀を描くドラマをやってました。

 普段ちーともテレビを見ない僕ですが、今日はなんか、まあ、金も無いし、暇だし、つうわけでごろんと横になって渡辺徹を見てました。いやでもデブ専ではないので、一緒に出ていた山口リエを見てました。よだれだらーで。

 サラリーマンが青春を思い出してロックバンドを結成する、っていう、粗筋だけだと大林監督の「青春デンデケデケデケ」瓜二つなドラマでした。普段テレビを見ない僕にはこういうドラマが凄く新鮮でした。



 なんというのか、映画と違ってやっぱり予算に相当限りがあるじゃない(そういう風に見えるし)。そのせいかどうかわからないけど、作品の出来不出来が出演してる俳優の演技や個性にすごく左右されてるって感じがして。取り直しとかもあまりきかなさそうだし、言ってみればすごく制限が強い中で作品を作っているんだなぁ、てな感じがして。それが逆にすごくリアリティを持っちゃうのね。完璧主義では絶対に許せないクオリティだったり演技だったりしても、時間的金銭的制限から止むを得ないとか、まあ言って見れば見る側も気合入れて見る時間帯じゃないからそれなりで良いか、みたいなところがあるし。



 でも、そういうドラマを恒常的に作っていける場があるってのが、いい映画を作る土台になってるんだろうな、と感じたりしてね。



 やっぱ、サッカーとかでもそうだけど、ワールドカップがすげーパフォーマンス、ってのは感じるんだけど、それはやっぱり、常にサッカーに触れていられる環境があって初めて、ワールドカップ級のパフォーマンスが出来る人材が育ってくるって気がするんだよね。やっぱ、日常に、当然のように触っていられる環境が成り立っていて初めて成し得る段階ってあると思うんだよね。



 いや、今日の渡辺徹だって、別に下手な演技をしてたわけじゃないし、ドラマとしてはちゃんと出来てたしね。ただ(…ちょっとばかし映像製作現場に足を突っ込んでる人間として見て感じる事としてね…)すごく肩の力が抜けて(悪く言えばそれほど作品に力を入れていない)、自分の仕事をこなすように、でも及第点以上で作品を作り上げてる環境がある、ってのが、なんとなく、ちょっと嬉しくなりました。まあ、当たり前のことなんだろうけど。



 でもなんだか最近のテレビって、ドラマ、ドキュメンタリーに限らずさ、なんかパッケージとしてまとまる作品を作る手間を惜しんで、すぐにバラエティに逃げてる気がして。いや、バラエティでもいいんだけど「こいつさえ出しとけば視聴率取れるだろ」とか「何でもいいから真似すりゃいいだろ」みたいなのが多い気がして。ドラマとかドキュメンタリーはちと金も手間もかかるからねぇ。そりゃ面倒になるのもわかるんだけどさ。それじゃこれから日本映画は底辺から崩れていくんじゃないかな、と。良質の数少ない作品を生み出すことも必要だけど、それ以外の作品を恒常的に製作、視聴できる環境も無いと、つまらないんじゃないかなぁ。



   なんて事をお好み焼き食べながらもぐもぐと考えていたわけでして。



 んでもって、そのあとに日曜ロードショーで「メン・イン・ブラック」を見てました。







いや、映画自身はとっても面白かったし、SF好きだし、ね…。全然問題ないんですが。良いんですが…。







いや、そのね…。









ムシが…ムシが…ムシムシがー!!







ばたん。キュウ。







 本当ならここで資金と時間が豊富にある中での作品との対比とかを偉そうに語ってみたかったんですが、とにかくあの映画には僕がこの世で最も大嫌いな某家庭内アブラムシが多量に登場してきて、それどころではありませんでした。



 本当に怖かったんだから!下手なホラーよりよっぽどよっぽど。がたがた。いまだに喉が渇いています。汗もかいてます。はぁはぁ。かみさんとキャーキャー言いながら見てました。(主にキャーキャー言ったのは僕。つうか僕だけ。むしろ僕だけ。)



  今年夏には2が出てくるらしいけど、僕は絶対映画館には行かないことを決めました。



そんな日曜日。給料日前。ああチープトリック。ドリームシアター。






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