谷川俊太郎の質問 Vol.4

    11.もし出来たら、優しさを定義していただけますか?





 出来ん。以上。


 つうのも情けないので、何とか定義、定義…。


 うーん



 うーん



 うーん



 ぐぅ



 いや、定義なんて、出来んわ。優しさは自分の中で、なんだか分からないけど、理由は無いけど、こうしたいって思う気持ちの一種、な気がする。言うなれば衝動。情動。それが無私の産物であったりする場合において、「優しさ」って呼ばれちゃったりするもので…。いつも固定的な場所に存在するものでは無い様な気がするなぁ。



12.一日が二十五時間だったら、あまった一時間を何に使いますか?


 いや、余らない。

 二十五時間ならそれなりにだらだらと過ごしてしまうだろうね。今の生き方と同じような比率で仕事して、寝て、だらだらして。それが各25/24になるだけで。多分一日が100時間とかそれ位にならないと、「ああ、生活を変えよう」と意識的に時間の使い方を変える気にはならないだろうね。25時間で一時間余らせられる人は、24時間でも有効に使ってるだろうよ。そうイジけるから時間がつかえないのかなぁ。



 
13.現在の仕事以外に、以下の仕事のうちどれが最も自分に向いていると思いますか?指揮者、バーテンダー、表具師、テニスコーチ、殺し屋、乞食


 これは簡単だね。乞食しかないでしょう。

 結構僕は近いところに居ると思うよね、乞食って。愛情やらなんやら、いろんなものを人からもらって生きてるからね。まあ、金となると、そこまで恵んでもらえるほど才能があるかどうかは不安だけどね。

 指揮者はカリスマ性、音感どっちからも駄目でしょう?バーテンダー…は、まあ出来るかな。でもビジネスで人と会話するのは苦手だね。すぐ本気になっちゃうし。表具師はまず手先が全く駄目。全然無理。テニスコーチも運動神経から言って無理。殺し屋…性格的には結構やれちゃう部分もあるんだけど、いかんせん間抜けだからなぁ。一人も殺せずに殺されそう。また、巧く殺せても、後で罪の意識に押しつぶされちゃうだろうね。


 乞食も、そのうちに「こんなんで良いんだろうか」って悩む時期があるだろうけど、それを超えちゃえば結構平気でやれちゃうだろうね。悩むのも一時期だけですぐ踏ん切りつけられそうだし。

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