ラズベリィ・ベレェ

 良く言えば、与えられた環境に臨機応変に対応できるとも言える。


 悪く言えば、ただの八方美人、である。


 また新しいチャレンジに挑戦する羽目になった。いや、羽目になったとは失礼だろう。仲間がいて、誘われて、自分も乗った話なのだから。


 だいたい、こう、仲間と集まって何か行うことが本当に大好きなのだ。逆を言えば、一人では何にも出来ない野郎ということなのだが。気の合う友人がいて、「おう、やろうぜ。」と持ちかけられれば、どんな神輿でも担いでしまう。そして、神輿だらけになって、つぶれるのである。ぐはぁ。




 次の僕の挑戦は、ボイパと音楽監督です。




 と言ってみるが、じゃボイパって何だ?美味いのかそれ?


 ボイパというのは、ほら、あれだ。なんか、危篤人間大将みたいに「んがっんがっ」とのどを詰まらせてってこれじゃ本当に危篤である間違えた。奇特人間大賞みたいに「んちーずっぱっつちーっずぱっ」と声でドラムを表現してしまうという訳のわからない芸当である。何でそんなものに手を出す羽目になったのかというと


 「なあ、一緒にアカペラグループやんね?」

 「あぁ、いいねぇ。でも、僕ハモれないよ。音感ないし」

 「じゃ、ボイパね。」


 と、まるでギターが弾けないからじゃお前ベースねというようなおまけパートとして任されてしまいました。おまけにシーケンサーソフトを使えると言う理由だけで音楽監督兼任です。だからハモれないっつーてるに。


 というわけで新年には原宿ストリートライブ決行とか逝ってます。まじかよ。寒いじゃん。


 なんかなぁ、僕の人生ってこんなのばっか。


「なぁ。麻雀やんねぇ?」「いいねぇ」 →朝まで

「なぁ、ちょっと寄ってく?」「いいねぇ」 →散財

「なぁ。タイ行かねぇ?」「いいねぇ」 →卒業しないのに卒業旅行

「なぁ。ロボット作んねぇ?」「いいねぇ」 →気付いたらロボット屋

「なぁ。イベントやんねぇ?」「いいねぇ」 →気付いたらイベント屋

「なぁ、学校やんねぇ?」「いいねぇ」 →さらにはパソコンの先生

「なぁ、映像やんねぇ?」「いいねぇ」 →そして映像屋に到る

「なぁ、ライターやんねぇ?」「いいねぇ」 →おまけに三文ライター

「なぁ。アカペラやんねぇ?」「いいねぇ」 →なぜかボイパ

「なぁ。舞台やんねぇ?」「いいねぇ」 →勢い舞台監督

「なぁ。一緒に寝ねぇ?」「・・・い、い、いい…ねぇ」 →貞操の危機

「なぁ。4人(自主規制)やんねぇ?」「まじかよ」 →某友人宅(規制)




ええと



 臨機応変に対応するにも程があると誰か言ってやってください。


 仕事はともかく、性癖は臨機に応じないと思うのですが。

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