しわしわ

 最近、いろいろと年を感じることがありまして。


 風呂に入ってると思うわけですよ。玉の伸び具合とか。うん、そうそう、その玉です。金玉です。読み終わった最後に「なんだ、そっちの玉のことだったのかー。」みたいな引っ掛けはありません。金玉です。睾丸です。陰嚢です。

季節は春。麗らかな陽気に誘われて、暖かくなる良い季節。寒い冬の間はしゅわしゅわと縮こまっていた玉がですね、だれんと伸びてきてしまうわけなのですよ。え、何か変な話してますか?僕は至って真面目ですが。


 その伸び具合がですね、以前までならまだ、色艶の良いというか、しなやかさがあるというか、その、伸び方にも元気があったわけですよ。例えて言うなら、バレエダンサーが一瞬緊張を抜いたしなやかさの様な。青々と茂った樹木の枝がしなる様な。


 それがですね。昨日お風呂に入ったらですね。その昔銭湯で見たような、おじいちゃんの股座に付いているような、哀れにしおれた元気の無い睾丸が鏡に映ってるわけですよ。怖いですね恐ろしいですね。曰く干し柿。曰くスーパーのビニール袋。哀れなり我が金玉。岩清水の様にしとしとと精を溜め込むなり我が陰嚢。




 蒼き夜に 桜満つるも 我が陰嚢 心無くとも しおれけるかな  
                   (読人:X-10)


 見た目では全然違ってないのでしょうがが、それでもやっぱり元気なく感じます。



 年を取るとはこういう事なのでしょうか。




 書いてることが訳分かりませんね。


 春になるとはこういうことなのでしょうか。(僕の頭が)

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