Portrait of Tracy

自宅サーバをいじり過ぎたのか、家のルータが壊れました。「接続処理中」と「切断処理中」を延々と繰り返すだけの壊れた蓄音機になってます。と言うわけで更新できません。メールも受け取れません。サイトも見れません。どうしよう。こういう時は音楽でも聞いて心を落ち着けましょう。



というわけで。



ジャコパストリアスにはまりました。


何を今更。と言われそうですが、久々にCD「ジャコパストリアスの肖像」聞いたらツボにはまっちゃったのですから。仕方ありません。


 そのむかーし、大学時代に「名盤中の名盤!」というフレコミでCDを手に入れて、その時も聞きこんだ覚えはあるのですが、いやー、全然その時とは感じ方が違います。あの時はまだまだ僕もオコチャマだったのだなぁ、解ってなかったのだなぁ。て、今もオコチャマだけど。


 久々に、このCDの楽曲「トレーシーの肖像」や「コンティニューム」「Speak like a child」を聞いたときに、以前とは全然違う衝撃が走りました。以前は「あ、ふーん、すごいなぁ、こんな事思いつくヒトがいるのだなぁ」と単純に感動してたのですが、今はなんつうか、これ、コメントのしようがありません。普通に聞いてただけなのですが背筋凍りました。凍りすぎてコタツが切れました。ちょっとでもベースかじった事のあるヒトなら、まず間違いなく楽器を捨てるか平伏すか、取り付かれたように楽器を触りまくるかしかなくなるはずです(僕は前者です)。なんなのよこのフレーズとハーモニーは。美しすぎる。変態である。


 CDは「ベース弾き最大のバイブル」、本人は「20世紀最高のベース奏者」と呼ばれるジャコ様ですが、その一端をようやく、垣間見ることができる年齢になったのかな、と感じ入ります。彼のCDは今までも何度か聞き込んだ時期があるのですが、聞くたびに違う感動が生まれてきます。今まで感じてた喜びよりはまだ序の口、もっともっと奥があったのだな、と喜びと恐ろしさに悶えます。例えるなら初めて(略)よりも尻(略)ばって鞭(略)(略)(略)という世界があるというのを知ったようなものですかね。世の中にはまだまだ素晴らしい世界が沢山あるのですね。いやー、降参しました。


 ジャコ・パストリアス—–国士無双のエレクトリックベース奏者。彼が一音出すだけで世界が平伏します。いや本当に。CD「ジャコパストリアスの肖像」の1曲目の冒頭5秒聞いただけでその超絶テクニックに裏打ちされた表現力の豊かさに腰を抜かします。ベースはハーモニーの根幹でありつつ、類稀な表現力を持ったソロ楽器でもあります。もーびっくり。

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