Web上の日記

 ここのところ、ほとんどまともにReelinを書いた事が無いなぁ。


 サイトを始めた頃は、とにもかくにも何か思うところが湧き上がり、その気持ちを「わたたたたた」とキーボードにたたき付けて「ほちょちょちょちょちょ」とFTPからアップロードして、と言うのを多いときで日に3度、少なくとも日に1度は行っていたのに、最近(と言うかここ1年くらい)ほとんどそんな事ができなくなっている。


 原因は多々あるけれど、1つは生活の退廃。それにもとづく余裕のなさ。これは、まあ、説明は控えよう。

 そして、文章力の低下だ。これまた、余裕の無さに起因するのだろうけれど、自分が書きたいものが見つからない。そして、本を読んでもいなければ、書いてもいない。その悪循環から、たまに書いては恥ずかしすぎてすぐ消去、結局何も書けず終い。と言う事が何度も何度も繰り返されている。どうしようもない。


 昨日書いた英語の文章はSteelyDanの、「Kid charlemagne」と言う曲の歌詞でした。勝手に書いちゃったら駄目なんだっけ?まあ、いいや ( よくありません )。ごめんねドナルド。

この曲は僕がこの「RoyalScam」を始めた1999年当時から今まで、最も愛聴していた曲です。掲載されているアルバムは、もちろんSteelyDanの「Royal Scam」。墓の中まで持っていくアルバムです。


 こちらのサイトでも紹介されているように、あまり健全な方にはお薦めできないアルバムの、お薦めできない曲、そしてお薦めできない歌詞内容になってます。でも、大好きなのです。


 このサイトをやめるとき、最後はこの歌詞を引用して辞めよう、と、始めた時から思ってました。そして、このサイトをやめるときは、完全にこの歌詞に自分の気持ちが決別できた時か、または逆にこの歌詞世界に自分が取り込まれてしまったときだ、と決めていました。ちょっと気障みたい。


 そして今は後者の気持ちです。決別は、生涯出来そうもありません。


 「神にでもなったつもりなのか?」「永遠に生き延びる気ででも居るのか?」「自分の世界が崩れ落ちる瞬間を感じた事はあるのか?」「やれるものなら上手くやりな。”自称”カール大帝」・・・あくまでも冷徹に突き放す歌詞と、嘲笑うフェイゲンの声、ラリーカールトンの苦悩しまくりなギターソロ。もうたまりません。メランコリーに浸ろうと思った涙も途端に乾きます。これを聴き続ける限り、自分はうつ病にはなれません。弱った心に「弱ってるおまえ自身も、誰も助けられないのも、それでも死ねないのも、ただ現実なのだ」と容赦なく時計仕掛けのオレンジばりに目を開かせてくれます。そして応援してくれません。歌は人の心を奮い立たせ、生きる勇気を与えるものだと思ってましたが、「お前が生きるのはお前の勝手」とここまで容赦なく切り捨てる曲はこの「Kid charlemagne」以外聴いた事がありません。ゆえに、大好きなのです。感動するのです。言ってる事がオカシイのは百も承知です。5年間、このアルバムと、この曲を紹介するためだけに、僕はこのサイトを続けてきたのです。昔はこんな事も書いてたね。今日、ようやくこのサイトの目的を5年がかりで(少しは)達成できたのかな?これで、このサイトも、御役御免かな…





 あ、いやいや、まだ、やめる、と言う覚悟は・・・なんともいえないのだけれど。とにかく、今は丁度この歌詞を、サイトに載せたい。刻みたい。今が丁度刻むときだ、今こそこのサイトの目的を達成する時だ、と言う気持ちになりました。(刻みたい、と気障みたいをかけてみました・・・馬鹿)


 サイトを始めて5年、その間にはテキストサイトの隆盛からブログ、侍魂から僕秩、いろんな事がありましたね。もちろん私生活でも。

 いろいろ思う事を書き連ねるだけで、あっちにふらふら、こっちにふらふらで文体も書く内容も定まらず、ろくな内容を書いてこなかったと思います。


 まあ、だからといってこれからロクなものになるとは思えないけれどね。ごめん。


 でも、ある種、底を着いた感があるので、これからは少し、変わると思います。皆さん、これからも宜しくね(やめる覚悟云々と言う話はどこに言ったのだ?)。




 とにかく、何が言いたいかというと、仕事も生活も身体も頭も愛情も品性も全て底をつき切りまくって人格的ゲシュタルト崩壊を引き起こしまくっているので、そのケジメにKid Charlemagneの「悪意撒き散らし臭いもののフタ開きまくってこれが現実なんだとただ冷徹に突き刺すだけの歌詞」を引用してその気持ちをわかってもらいたいなー、と、そう思ったわけです。はい。で、ここまできたら多分サイトの方向もなんか変わるんじゃないかなー、と、そう思ったわけです。はい。


 (愚痴を言い出すと全て抽象論になりなおかつ意味も無く長いのが僕の特徴なのであまり相手をしてはいけません)



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