稟議書

 唐突ですが、不肖X-10、実はちゃんとした会社にちゃんとした形で勤めた事が少なく(何をもってちゃんとしてるのかの議論はさておき)、ぺーぺー⇔すごい肩書きまでいろいろ経験したにも関わらず社会人常識に欠落している部分が多々あります。
 実は、30才を超えて今の会社に入社するまで、「稟議書」と言うものの存在を知りませんでした。
 「稟議だしといて」と初めて言われたとき、真っ先にかみさんにメールを打って「稟議って何?」と聞いてしまいました。(かみさんは固い硬い銀行職経験者)
 いや、今までの会社では社長が目の前に座ってたり、部長が目の前に座ってたりしたので、
「部長、あれ買いたいんだけど」「ふざけんな」
「社長、あいつ雇い入れちゃった」「ぼけ」 
 というやりとりで済んでたんですね。事実、何の書面も交わさずに大学時代の同級生をいつの間にか同じ会社に引き入れたりしてましたもので。よく考えたら怖い社員だったのだな。
 翻って、ちゃんとした手続き、と言うもの(があるとするならば)を覚えてみると、この稟議書、実に便利なシステムだと気がつき始めました。
 ようするに、いちいちお伺いを立てたり、言ったいわないを残さないために、「必要な人の伺いを書面で通す」システムなんですな。やはり100人以上の会社になると、こういうシステムが大事になるんだなぁ。と改めて勉強しております。
 結構稟議出すの好きなんですよ。「おお、僕は今ジャパニーズビジネスマンな仕事をしているじゃないか」となんか真人間に戻った気がするんですね。間違ってる言うな。
 そしてようやく、サラリーマンの部長がマンガなどで延々はんこを押し続けるシーンがある意味が解りました。
 30代初心者サラリーマンのビジネス講座でした。 
 わーモノ投げないで。

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