同窓

 最近、いまひとつ力の入らない、気合の入らない毎日に活を入れるがごとく、大学時代の同窓生と恵比寿で飲む。
 いつの間にか私が飛ぶという話になっており、送別会と言う名目で私が主賓になっていた。わぁお、なんて事だ。僕は東京にいますってば。
 まあ、それはともかく、やっぱりこいつら、すごい。
 大学時代に馬鹿をやったメンバーと言うのは、本当にすごく大事で、心のよりどころとして最高のものだと思ってます。
 通称「40期」と呼ばれるこのバカヤロウどもは、大学の4年間日本各地ありとあらゆるところで寝食を共にし、熱く語り合った強い絆の仲間たちなのだけれども、これが卒業10年たった今でも、本当に強い絆で結ばれている。
 皆義理や人情を重んじる奴らが多く、出会ってから15年近く、事あるごとに面を通している。つるんでいるつもりは無いが、正直、「40期」は全員まとめて一家族、と呼んでもおかしくないほどの結束力を持っている。
 詳しくは書けないけれども、10年前ただの馬鹿だったみんなは、いまや家電製品から戦闘機まで、社長から博士まで、劇団員から某金利貸し社長の傍まで、キャバ通いから子煩悩パパまで、日本の様々な部分をいじくり倒している「力のある馬鹿」になっており、それこそ尊敬すべき第四十代団長が鶴の一声をあげれば日本の一部なら転覆させられそうな奴らが揃ってます。そしてそういうことやるのが大好きそうな奴らばっかり。ケタケタ笑いながら軽い気持ちで反逆を起こすお子チャマwith権力なので、とても恐ろしい。
 これがまた楽しそうに毎日送ってるんだわ、みんな。
 
 今日の酒はとても良かった。気合が入りました。
 僕は奴らの家族の一員なのだ、と改めて思うと、やはり恥ずかしい真似はできません。
 今の職場メンバー&生徒さんたちも家族のように思っていたけれど、今のメンバーを家族だとすると、大学の仲間は実家の家族。親(団長様)に顔向けできないような毎日は送れません。
 筋を通せる、品格ある大きな漢(おとこ)になれるよう、今後とも頑張ります。
 畢竟、僕は僕のためには生きられないし、愛する一族同胞のために尽力して生きていくほうが、好きなのです。
 それが会社のメンバー(今の会社も昔の会社も)であれ、結婚相手であれ、両親であれ、仲間たちであれ。
 僕は人に恵まれています。

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