一言で言うと、僕の半生はゲームで埋め尽くされています。
幼稚園で電子ゲーム(と言う言葉がわかる人がいるのか?)に出会って以来、僕はゲームの虜でした。ファミコンの前のTVゲーム乱立時代。
それこそ今でも麻雀やモノポリー、将棋チェスに至るまで、なんでもたしなみますし(決して上手とはいわない)、マニアックなものでは「たんば」や「ドラクーン」まで、何でもしました。無節操なのです。
最近たしなむものは、いわゆるテレビゲームが多くなってしまいがちで、好きなゲームはほとんど任天堂で占められます。「メトロイド」「ファミコンウォーズ」「ゼルダの伝説」「ファイアーエムブレム」については気違い沙汰です。麻雀や将棋もするけど、なかなか相手がいないからね。
そんなわけで、幼い頃はやはりゲームクリエイターになりたいと思ったこともありました。小学生の頃とかね。ただ、そんな中でも、心の底から作りたかったのはロールプレイングでもシューティングでもなく、「ボードゲーム」でした。
自らの手でモノポリーを作る、将棋を作る、麻雀を作る…結構自分でいろんなカードゲームやボードゲームをA0紙と厚紙のカードを使って沢山作り出してました(小2ぐらいの頃)。とにかく、作りたかったのって、システムなんですよね。
楽しませてくれる舞台と律を生み出すこと。それが一番好きだったのです。
グラフィックや物語性には全然ひかれたことが無く、興味もわかなかったのです。キャラクターにもね。
絵は誰か描いてくれるだろうぐらいに思い、物語性にいたっては、そのボード上で行われることそのものが物語なんだから文句言うなくらいの傲慢さでした。
僕がゲームクリエイターになりたい、と思ったきっかけって、単純に「神になりたい」なんですよね。全ての秩序を構築して、その中で他人が楽しんでもらいたい、んですね。「神」が不適切なら支配人でもいいや。
将棋のルール、麻雀のルール、含めて、ルールメーカーでありたかったのです。
もしも世に、「ボードゲームクリエイター」と言う生き様を職にできる道を見つけられれば、その道に進みたいと思います。で40才までで蓄財して50才で祭り三昧の人生を(略)。
ルールメーカーって、不遜な考え方かしら。