草食系男子

 僕は草食系男子ではありません。
 「地球は回っている」レベルで当たり前の発言をしてしまいましたが、僕は草食系男子どころかそもそもオッサンであり男子とは呼べない年齢です。
 まあ、それはほっといてですよ。僕は自分の思考嗜好志向指向からして、草食系男子になりえないわけでして、「清く正しく欲望を果たすことこそ生きる意義」「食べろ寝ろいたせ。話はそれからだ。」と信じて疑わない僕は淡白な毎日など送れないのです。暴走機関車こそ理想。女性を見たら口説け。マッチョイズムが根底。ロッキンポ殺し。ちょん切ったれ。
 とはいえ、かみさんという伴侶ができてから10年近く、まあそれなりに節制した毎日をおくっています。いや、確かにね、節制生活の間にへろへろぷうの意気地なしになっていると自覚しているのですが。いや、本当に最近の僕は以前にまして駄目男ですよ。本当に。何とかしてください(誰が)。
 で、ひとつ気づいたことがありまして。
 僕はもともと草食系ではない。されば肉食系なのか、と問えば、決してそうではなく、ガツガツと女性を求めに行くこともほとんど(ちょっとだけしか)しないわけです。志向に反してハンティングにはあまり興味ないのですよ。ならば雑食系か?まあうちのかみさんを見ていただければ(略)て(略)がん(略)命の危険にさらされたのでこの話いったん打ち切りです。
 そう、草食系男子、肉食系男子、という言葉が生まれると、僕はニュージャンルにカテゴライズされることに気がつきました。
 僕は昔から オタク女子好き。生まれつきの 腐女子好き。
 僕は腐食系男子、ハイエナです。
 先日も、とある自称オタク女性と御相伴に預かる機会がございましたが、いやこの楽しいこと。色恋を抜きにしても、素敵な自称オタク女性と語らう夕べはすばらしいです。いや草食腐食以前にこの方は魅力的な女性ですが。つかこの話題で名前が挙がるのは非常に失礼なのじゃないかと今更ながらに思いました。ごめんなさい●●さん。(名称伏す)
 通常男子が見向きもしない(場合が多い)腐女子を狙って、それこそ狩もしないで獲物が腐るのを待つ。なんて卑怯なハンティング。男の風上にも置けません。だからいつも風下から狙います。
 
 たぶんこういう嗜好の男子は数%いると思うので、草食系男子という言葉がある間に、腐食系男子というジャンルも生まれてくると思います。先に使ったもの勝ち。だからって何も得しないけど。
 てな話をかみさんにしたら
 「あなたはハイエナというより、ハゲタカよね。頭皮的に。
 獲物を求めてペルーあたりに飛んでいこうと思います。エルコンドルパーサー。

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