嬉しい日

昨日は職場(学校)のWebを学ぶクラスの卒業制作発表会。

いろいろやらなきゃいけない事は沢山あるのだけど、隙を見て発表会を見学してました。いや、隙を見てじゃないな、ちゃんとお客様をエスコートして、見学いただくついでに自分も見てた、ということでしょうか。

入学と卒業は、この仕事をする限りついてまわるイベントです。嬉しくもあり、寂しくもあり。

でもまあ、卒業が別れではなく、これから仲間になる、と同義なので寂しさはあまり無いのですけどね。

倍々ゲームで仲間が増えていくだけの職場。最高です。

そんな中で、今日見学をしていたときに発表していたのが、たまたま自身が入学の際に立ち会った方でした。

その後も相談に乗ったりフォローしたりする機会が多く、いろいろ気にかけている受講生でした。もちろん、どの受講生にも分け隔てなく接しているのですけどね。

スタートの段階から、パソコンに慣れないといけない、Googleの活用方法をなれる必要がある、など、学ぶことが多く、人よりも多くの距離を走る必要を感じる方だったのですが、卒業制作発表の時には、

  • 膨大なコンテンツを仕上げる
  • 顧客視点を意識してコンテンツを作る
  • MovableTypeをはじめとしたCMSを使いこなす
  • ギミックを多用し、考えたデザイン、説明できるデザインを作る

などなど、僕ら学校のスタッフが「これが卒業生の作品です」と十分に胸を張って話せる作品を作っていました。

もう、本当に、泣きそうです。

そりゃ、学校のスタッフは、何が出来るわけでもありません。技術を教えるのは先生方ですし、クリエイターとしての生き方、情熱を伝えるのも、先生、サポートの方、先輩方だったりします。僕たちスタッフは、ただ大過なくみんなが安心して通える学校を作ることに尽力するわけで、その方に何をできたわけでもないのです。

でも、本当に嬉しいのです。

入学の段階であんなに不安な顔をしていた子が、制作発表では堂々と作品を見せている。
当初はソフトも満足に使えない状況から始めて、気がつけばサイトを作れるようになっている。
ただ作れるだけでなく、顧客視点、ユーザー視点など考える余裕も生まれ始めている。

それを見守るだけで十分なのです。

だから、僕はずっとこの場所に居続けたい、と思えるのです。

心の底から、僕は幸せな仕事をさせてもらっている。と感じています。

また、次のクラスの卒業の日には、同じ事を思うのでしょう。

そして、入学の日には、同じように夢を膨らます皆さんを迎えるのでしょう。

ガキだなぁ。と自分のことを思いますが、それでも、この気持ちがあるから、僕はここに居ます。

みんな、思う存分、暴れてください。

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