僕の尊敬するビジネスマン。成毛眞氏。
彼の新刊が出てたので買いました。
相変わらず言葉遣いが汚い。そしてそれは演出も含めて、この言葉遣いだからこそ納得するものを感じる。僕は言葉遣いの汚い人を真っ先に(心の中で)お断りするんだけどね。
それも、この人自身が言葉について僕以上に深い含蓄を有して、その上でこの言葉を選んでいる、という一点を感じるからこそ、それは納得してしまうのです。下手な大人がこの言葉遣いをするとただの下品な親父になってしまう。
正直このタイトル自身にも僕は気恥ずかしさと衒いを感じてしまうのだけれど、装丁がしっかりつくられているのであまり気にしないで買うことができました。
内容は非常に読みやすいエッセイ集であり、「内容が軽い」とは思わないけれど、洒脱に軽妙に切込みを入れてくれて、読んでて楽しい。
でも、この本を読んでて、「あ、僕もまだ捨てたもんじゃない。」「僕を弁護してくれてる」と感じるのは、僕が如何に社会人を脱落しているかをよくあらわしている。こういう自己弁護の本を見つけては僕がまたどんどん堕落していくのである。
そして、僕の今の上司にこの本を貸したのだけれど、そのときの複雑そうな顔が忘れられない。
~大人げない大人になれ~
まるで「お前が言うな!」「お前が読むな!」といわんがばかりに。
そして全く関係ないけど、僕が好きだったバンド「Little Creatures」のYoutubeが見つかったので貼り付け。イカ天出身バンドの中では群を抜いてセンス良かったと思うんだけど、あまりJazzyなのは時代が受け付けなかったのかな・・・。