ここからの景色

倒れないよ
 若い頃にやっていたこと、満足していること、結果を出していたこと、から生み出される自信は凄まじい根っことなるもので。
「今死んでも、あの時、存分に満足できたからまあいいや。」と云う達観であったり、「生きるだけ生きた。さあ殺せ」と云う良い意味での諦念であったり、「修羅場を見て、くぐって実績にしたから大丈夫だ」という根幹意識であったり。こういったものを包括して、自分のあり方や戦略思想が生まれてくるのだと感じる。
 マキャベリなのか米長邦雄なのか、あるいは三島由紀夫かチェスターフィールド卿か。どれだっていいのです。どれにしても、自分の思想に肉体を与え、現実行動を伴わせるものは、過去の自己実績とそこから醸造される、全身に浸透した自信なのだ。食べて飲んで寝て、プリミティブに生き延びる事。そこから積み上げてきた思考や手法は何も変わらない。

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