ケーブルテレビに加入しました。
いや全く。時代に逆行しているのは承知の上です。でも、どうしても入りたかったのです。
きっかけは、先日行った渋谷NHK。
ここで、NHKアーカイブスを見たんですよ。
※NHKアーカイブス-昔のNHK作品を無償で閲覧できるサービス。
視聴したコンテンツは「チャウシェスク政権の崩壊」。NHKスペシャルの中でもひときわマニアックな番組です。でも、山本家の人間としてどうしても見ておかないといけない作品でもあるのです。話すとまた長くなるので詳細は控えますが。身内に亡命者もルーマニア人も居りません。ええ。
感想。「ドキュメンタリー凄い」。
この「凄」って漢字、シャープすぎてよう使わないのですが、今回に限っては本当に凄いと感じた。
プロ一線級の映像はこうあるものか。うむむ。映像屋の端くれとして、やはり良い作品を日々見続けて眼を肥やさないといかんな。うむむ。毎日ニコニコ動画やYoutubeばかり見とったらいかんな。うむむ。うむむ。
という訳で、感動した気持ちを忘れる前に。
NHKオンデマンドと契約、そして更に、いちかわケーブルテレビとも契約。この年にしてテレビっ子デビューです。自宅帰ってまずPC点ける前にテレビ点ける習慣になる日が来ると思わなかったよ。どちらにしても駄目人間とか言うな。
これで、AppleTVとWiiとiPhoneとPC合わせ、ひたすらin the コタツで何年でも生活できるスタイルが完成しました。布団の下半分をコタツに入れる「雲竜型(今命名した)」で今年の冬は腐れ果て乗り切ります。
そんな僕の、NHKオンデマンド&ケーブルテレビオススメ番組トップ3です。
1・ナショナルジオグラフィックチャンネル
これはすごい。さっきからすごいしか言うてないが、これはほんとうにすごい。
話し始めるときりが無いのだが、番組におけるクオリティの、撮影能力・構成力は言わずもがな。今回特にびっくりしたのは「編集力」。
コレ絶対世界一流のエディターが集まってるだろ。「映画も一流アーティストのPVもなんでも作ってきたけど飽きたからドキュメンタリー作る」みたいな人ばかりで作ってるだろ。なんでただのカバのカットインがジョンウーみたいに太陽かぶせて切り返してるんだよ。しかも自然に。ストーリーになじむように。なんで一瞬のワニのCGでうろこ一枚まで完璧に仕上げてるんだよ。怖いよこのクオリティ。
そしてそのクオリティを、決してマーケットに迎合した番組にしてないところも高評価。
昼1時からぶっ通しで「ワニスペシャル」一挙5時間放映!!「ワニとカバ、危険な子育て」「ライオンvsクロコダイル」「ワニのギャングランド」「最強の捕食者たち~ナイルワニ」「クロコダイル・キング」・・・誰が見るんだよ。はい、僕が見ました。番組の合間にはMTVテイストなキャッチー・ステーションブレイクを入れ「ワニ番組中、人気第一位”クロコダイルキング”」て、誰のどこの人気なんだよ。ええもちろん録画してみましたが。
因みに来週は「世界の工場スペシャル」だそうです。コカコーラ工場やベンツ工場の特集とのこと。すごく見たい。
というわけで、ナショジオチャンネル、お勧めです。
2・NHK人形劇「三国志」
説明するまでも無いでしょう。紳助竜介が語り部を務める中、川本喜八郎作の人形が大活劇を繰り広げるNHK渾身の珠玉。往年の名作です。これをDVDを買うことも無く、番組の放送時間を待つことも無く、好きなときに好きな量だけ一挙に見続けることが出来るなんて、今はなんと素晴らしい時代なのでしょう。デジタル万歳!です。こういうところにデジタルストリームを感じなければなりません。
3・MTV
80’s culture king! ハンバーガーと映画館とMTV。アメリカに憧れた80年代はFENかMTVか。僕の中では常にMTVはスリラーとフットルースがかかり続けています。
あの頃の憧れを取り戻すべく、MTVにチャンネルをあわせるのです。
早速見たのはメタリカライブ。回顧と言われても気にしません。今は素晴らしい時代ですが、過去も素晴らしい時代です。つまり、僕が生きている限りその時代は素晴らしいのです。味が違うだけでね。
そしてその次番組がパフューム PV特集。うーん、良くわかってる。もちろん録画して見てます。
音楽に対して流行を追いかけないとしても、MTVを見ている自分、というものを再確認することで、また自分自身に新たな世界が繰り広げられるのです。つまりMTVはお洒落なモテアイテムなのです。
その他にも、コロンボ、モンクと名探偵モノばかり扱う「AXNミステリー」、歴史ドキュメンタリー専門「ヒストリーチャンネル」、日本映画専門チャンネル、ひたすらテレビショッピングの「ジャパネットたかたチャンネル」、羽生スペシャル!「囲碁将棋チャンネル」・・・すごく面白そう!と思うものから、誰が見るんだよ、と突っ込みたくなるものまで、様々。この雑多さがケーブルテレビの素晴らしさですね。
将来お祭りチャンネルをケーブルテレビで開局することを僕の夢に加えました。