かみさんからのプレゼント


腹巻である。腹に巻くのである。
 
かみさんから今冬の新作プレゼント。今年は縫い物だけでなく編み物にも挑戦している模様。
 
お腹ゆるい中年の僕には、手編みのマフラーなんて小洒落たものよりも「手編みの腹巻」の方がぴんと来る。そして暖かい。
相変わらずかみさんに助けられてご愛顧40年の駄目亭主のままだけど、とにかく感謝しきりなのですよ。ありがとう。
なんて言っていた翌日には

今日もまた頂いてしまった。今度はワイシャツです。自転車柄のポップな生地で作られた休日用のシャツです。なんでそんなに制作が速いのだ。
 
むー、最近は貰い物ばかりで生活してる気がするぞ。改めてヒモ生活に戻ろうか、とさえ考えてしまいます。(ヒモ、というと言葉は雑ですが2001年前後、確実に僕は食べさせてもらってました。半年ちかく。)
とにかく、恵まれ慈しまれ、人様に生かされております。信頼と実績の山本でございます。都知事選には出ておりません。
そして腹巻であろうとYシャツであろうと、頑なに着衣した写真は載せないのであります。自分の体型にフォーカスされる写真など人様に見せられるか。
そう、嫁自慢になってしまって申し訳ないのですが、これまでも、そして最近はとみに、妻に支えられて生きているのです。生活の中に、良質なエンターテイメントの伏線が見事に回収されたような美しい流れの会話が成立していて、救われているのです。
いや、実際には「あ、そうそう、言い忘れてたんだけど」「はい、●●の件はこうこうで、仕上げてありますよ」
「あの机の上に、えーと、アレ出しておいたんだけど」「はい、薬袋ですね、●●と●●を詰めて鞄の中に入れておきました」
「ちょっと最近朝は食欲が無くて…。」「火曜日はそういう日が多いですね。消化に良いスープにしておきましたよ」
「えーと、あれ…。」「お年玉年賀状ですね。当たりました?」
という会話が立て続けにおこり、そんなに僕は分かりやすいのがと思うと同時に、僕の行動を全て理解し、先回りし、準備していないと出来ない妻の細やかさに驚愕。側に居る家族とはこういうものか。逆に僕はケアが出来ているのか。僕の少ないワーキングメモリを補完する家族。…しかし僕がボケるのは早そうだ。今のうちにメモリ増設しなければ。

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