山口昌男

なんと。文化人類学者の山口昌男は昨年お亡くなりになられていたと。
高校~大学時代「季刊へるめす」が好きだった。
大学の同窓でも「未だにへるめす読んでるの?」みたいな、アンチ岩波一派も居たものだけど、どちらにしろニューアカ関連は基礎知識だった。否定するポーズを取るにしても「知るだけは知ってないと一緒に飯も食えない」みたいな風潮があった。前出の山口昌男氏を初め、中村雄二郎、大岡信、等々、興味深いメンバーが執筆する同誌はスノッブな「知識の背伸び比べ」には最適だった。いやもちろん、純然に読んでも充分面白かったのだけど。
デヴィッド・シルヴィアンと武満徹の対談とか、当時の新人・南條竹則の寄稿とかベルイマンの特集とか、今もわずかながら覚えています。
 
その書面を俎上にして議論をするなど、若気の至りといえばそれまでだけど、今思うとその突っ張り具合が可愛くも楽しい時代でした。
今の学生達って何をモチーフにしているのだろう。スノッブ大いに結構。
未だにスノビズム溢れる僕は、サッカーややじの話をシャットアウトして、僕は自宅の「象牙の塔」に篭って生活しているのです。(もっと世の中を見ましょう。)

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