偏狭読書情報


なんでまたデカルトに戻って読んでるかといえば、先日読んだビクターマイヤーの「ビッグデータの正体」からの推論に因るものです。今の世に起きてることとは、これが書かれた当時に神学や信仰から学問を形而上学と数学に導き出したのと同様、専門家の暗黙知から「N=全て」の統計に基づく判断への変革なのではないかと。となれば、社会との向き合い方、変革への付き合い方は、世界史を学ぶのと同様、歴史上の闘争者の声から教えを請うのが近道ではないかと。

こ れ が 登 録 さ れ て な い と は。
高校時代にヨーロッパで読み耽り、読み耽り、読み耽り、気がついたら僕の人生が大幅に捻じ曲がっていった偉大なる書物です。なにより巻末付録(なのに90ページ以上ある)が最高の読み応え。今読んでも首が外れるほど頷くくらい、この世の真実が描かれている。僕の文章の元ネタはほとんどココからと言っても過言ではない。
この本に影響されるくらいなのだから、さぞかし軽い人生に違いない。いまだに軽い。どうしてくれようか。

「急ぎつつ、待つ」
今更この歳でマルキシストもないけれど、クリエイティビティと脱資本(象限X)はものすごい親和であり必然なんだなぁと思う。好きなことばっかりやってて友人と強固な信頼を築くことはロシア的のみならずイスラム的にもユダヤ的にもダイスケ的にも最適解なのだ。
【以下引用】
-画家や作家と言うのは小商品生産者だから、労働力が商品化されている世界の住人ではないんです。看板屋さんやプログラマーさん(原文ママ)は労働力が商品化されている世界に居て搾取されているから、カテゴリーが違うんですよ。
-資本主義社会というのは(略)労働力と言う商品を自由に売買することで成り立っている。それに対して国家というのは、その背景において暴力があるわけで、国家と国民の関係は必ずしも自由ではありません。(略)われわれは国家に対して税金を支払わなきゃいけない。(略)暴力装置を独占する国家権力を背景にして、過剰に収奪をするわけです。
【引用終】
面と向かって逆らうことはないでしょう。が、この世界を生き抜く手段はココ20年で確実に多様化しています。Re-Designing the Future。

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