企業も国家も、選択肢を持って対等に交渉してくる人間を嫌う。それも至極当然な話で、選択権を持てずに交渉できない人間を支配下に置いておいたほうが治安上もコストがかからずに、楽だからだ。
それが僕は嫌だったのだ。
(以下引用)
>政府やブラック企業を憎むのは依存しているからだ。本人に選択肢があるなら、憎む前にとっくに笑顔で他の選択肢を選んでいることだろう。
>ちなみに、真面目に税金払ったり、上司の顔色伺って死ぬほど働けば、いつか理解してもらって待遇が改善する、と期待するのは無駄というものだろう。
>選択肢というのは、意図的に獲得するための活動を行わない限り獲得できない。やれといわれたことをやることが、選択肢を生み出すとは限らない。むしろ、彼らは「ありがとう」と言いながら永遠にあなたを搾取するだろう。
僕は、会社を辞めろとか、日本を出て行け、という極端な話をしているのではない。ただ、必要ならば、そういう選択肢を実行できる状態にさえしておけばいいのだ。
「選択肢」というのは持っていること自体が交渉力を決定する。