今日も卒業式

昨日は監督。今日は先生。一昨日は審査員。
肩書きだけ並べると、お偉方、権威のようである。

違う。全く違う。僕はそういうものからなるべく距離を置いて生きてきたのだ。

なりたかったものは「作家」だ。そしてそこに読者は要らない。僕が書いてさえいれば成り立つ業に就きたかったのだ。取引なんてしたくなかったのだ。もっというと「生業(なにわい)」には就けども、職業になんて就きたくなかったのだ。

ところがこのお偉御託な職業どもは、どれ一つとして自分一つで完結しない。それでいて権威をかさにきてしまうような臭みを持つ。僕のやりたかったことは、これらの臭みに唾を吐きかけることじゃなかったのか。

どうしてこうなった。なぜこうなった。

そんな中、今日は総勢50人を超える卒業式。過去最大。1年で8回の卒業式があるので、このまま行けば年間のべ400人以上を輩出する学校となった。
みんなに愛されて、可愛がってもらって、最後に式辞を読ませてもらって。
これでいいのか。こんなのでいいのか。本当に「僕は生きててすみません」な、真っ当じゃないゴロツキだぞ。人として。

それをわかってなお、5年以上続く学校BYNDが拡大を続けていることに、僕は喜びを禁じ得ません。
まだまだ、僕は頑張ります。背中を晒します。倒れたら踏んづけて行ってくださいませ。

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