愛されて46年

お座敷からお声がかかると一瞬自分が「必要とされる価値」のある人間と勘違いしそうになる。全然、まだまだだ。自分は何者にもなってないし何もなし得てない。

「何かなし得ることが生きる価値」と思う目標達成思考、ビジネス思考は嫌いだし、その視点から蔑まれて見られることをどこ吹く風と思って過ごしているが、時にふと「バカにされっぱなしなのも癪だよな」と幼い心が芽を出す。ダメなのだ。それじゃダメなのだ。バカにされてなんぼ。愛されてなんぼの生き様だ。人様より優越に立とうなんてゆめゆめ思ってはならぬのだ。

へらへら生きてるんじゃねぇよ。と言われたら、こっちは心底覚悟持ってへらへらしてるんだよ。と言い返したくなる。これがいけない。くれぐれも、実業には手を出さない。なんどもいうが、優劣を競う資本主義世界の競争ルールに則るつもりはない。

僕自身には、なんの価値もない。愛されて46年。それだけで十分。その他の価値は要らない。一抹の命であり細胞の集合体だ。神出鬼没の変態紳士はただの概念だ。

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