ひも

唐突ですが、ヒモです。
 最近ヒモやってません。
 その昔は、僕はヒモ向きの性格である、と自他共に認めていただいておりましたが、最近はなぜかちゃんと社会人をしておりまして、家族を養う役目を果たしております。
 しかしながら、約5年も真っ当な生活の振りをしていますと、ヒモ感覚がなくなってきますね。ちょっとばかし性格が真面目になってきてしまった気がします。今のままだとヒモできないと思います。このままではパトロンさんが傍に居なくなってしまうではないか。何とかせねば。
 がんばります(ワーカホリックな昼行灯を)。

卒業

02:36 卒業
 何度も言っちゃうけれど、僕の仕事は寺子屋業。
 生徒さん、と言う通り名のお客様と日々接するのが僕の仕事。
 そして、生徒さんには、必ず入学と卒業がついて回ります。
 今日は昨年夏に始まった半年制クラスの卒業式(最終講評会)でした。
 いやー、みんな、卒業してしまうのか…。
 週末毎週通ってた、あの人もあの人も、明日からは学校の外で今日まで以上に大活躍していくのだなぁ。嬉しいよーな、寂しいよーな。。。
 
 来るもの拒まず、去るのは寂しい。
 切ない仕事やねぇ。
 でも、楽しいです。
 取りあえず、一人乾杯。

3dhMax購入

うはははははははは。
 たまんねぇ(金が)。
 スッキリしたぁ(財布が)。
 昨日のProductionStudioに加えて、3dsMaxも購入!
 Maxとは、簡単に言ってCGを作るものだ。
 うちらの世代で言えば、お手製ウゴウゴルーガを作るものと思えばよい!
で、買ってどうするのかと言えば…
 ひたすら触って遊ぶのである。
 オネーチャンの居る店で遊ぶのに比べれば、安い遊びである。
うはははははははは。
 たまんねぇ(金が)。
 (以後繰り返し)

Adobe Production Studio購入

 買っちゃいました。だって仕事に必要なんだもん。
 AdobeProductionStudioとは、フォトショ/イラレ/Premiere/AfterEffect/Encore/Auditionが入った映像屋さん向けお得セットです。幕の内弁当みたいなものか。
 それにしても高いな。昨日の日記で「コスト使わなくても作ることはできる!」と言ったばかりですが、いや、ほら、これは、そうだ、納期や安定稼動などを考えていけば、やはりそこにはコストが発生するという、いや、まあ、そういうことだ。許せ。
 実は映像屋やりながらAfterEffectを使ったことがほとんど無いのです。これからげしげし使い倒します。

SNSを作る技術は既に無料万人レベル

えーと、昔話になりますが
 僕が在籍していた大学の某サークルは、それはそれは馬鹿と気狂いと行動力の集合体でして、その昔からお馬鹿な考えを実行に移し、無駄な結果を出してはまた考えると言う非生産的PDCサイクルをかき回しておりました。
 と、まあここまでは「あの頃は良かった」的な「昔は僕も悪さしたもんだよ」系オヤジの昔話になってしまうのですが、まあなんでそんな話を今更したのかといいますと。
 今僕は寺子屋業を営んでおり、その中ではHTML,CSS,3dsMax,SNSやSEO,SEMと言う言葉が飛び交いながら、日々皆さん自分の目標に向けて鍛錬を続けているのであります。
 その努力は僕が見ていてもとても清清しいものがあり、毎日僕はその応援で一日が終わってしまいます(仕事はどうした)。
 それぞれ皆さん中長期的な展望や、短期的に作りたいものなど、いろいろ考えてます。
 …
 みんなが集まるSNSを作りたい、その企画を考えているんだ
 規模に応じた課金システムのサイトを作りたい、今考えているんだ
 そんなお話を多数から頂きます。僕もそれを応援してます。
 うーむ、なんと言うのでしょう、その、あの、なんと言いますか、「真面目に努力する」事は大事なのですが、それ以上に何らかの「情熱(馬鹿さ加減)」や「行動力」を持つことって大事じゃないかな、と思うのです。
 あまり仰々しく考えなくてもいいんじゃないかと思うのです。
 情報が氾濫してる今、技術は限りなくコストゼロに近づいています。
 ここで大学の馬鹿連中のお話に戻しまして。
 大学の同窓生との話の中で
 「うちらがコミュニケーションとる場所が無いね」
 「じゃあ、作るか」
 といって、気がついたらサークルOB専用のSNSを立ち上げた同級生が居ます。(使用したのはOpenPNE)
 そう、これなんです。
 何か作りたい、と思ったら、コストも何も要らない、あっという間に作れるんです。
 ちょっと情報を整理できれば、技術的にMixiと同レベルのものは作れるのです。
 必要なのは「情熱」と「行動力」だけじゃないかと。
 このSNSを作って管理している同級生は、普通の会社員です。この技術を職業にしてる人ではありません。
 しかも彼だけが特別な訳ではなく、人数わずか20人程度のサークル同級生の中で、ちょっと話せば作れるようになる人が半数くらいは居ます。別にPC関係やネット関係のサークルじゃありません。普通の音楽サークルです。
 と言うことは、
 世の中にはXOOPS、MovableType、OpenPNEなどを簡単に操り、SNSやポータルサイトをあっという間に作り上げる連中が趣味レベルでもゴロゴロ居るということです。この辺りは特別な才能や、職能や職人的技術が必要ではない世の中だということです。(もちろん、ゼロからモデルを作る、収益をあげる、という事はまた別次元ですけどね)
 デジの生徒たち、負けるな。
 休んでる暇は無いぞ。
 学外にもライバルはいっぱい居るんだぞ。

僕のについて

 様々な人にお会いしてお話をする仕事をしてますと、私の略歴に興味を持たれる方が多いです。
 「X-10さんはどういう経歴なんですか」
 「変わってますね」
 「なんでそんな狂ってるんですか」
 「どういう生き方をしてきたんですか」
 「苦労してますね」
 「はげてますね」
 変人を気取りたいとか若毛の至りとかそういうのではなく、あまり人には自慢できない半生なのですが、なんやら、そう、通常の人生から50cmほど空中に浮いた生き方をしているようです。自覚無いけど。そうらしい。
 高校で半引篭り>ゲームオタク>浪人>大学入学>同棲>授業行かなくなる>留年>映像制作Pro>倒産>フリーで仕事>気づいたらニート>無職中に突然結婚>会社作る>かみさんと別居>会社潰す>大手企業>制作Pro>ベンチャー企業>フリーでも仕事受注>するのはまずいので、かみさんが社長になってみる、などというルートで人生を歩む人はそれほど多くはない様ですね。そりゃそうだ。今自分で書いてみても「人生無計画にもほどがある」と感じます。
 それこそ僕の七転八倒な部分については6年ちかくリアルタイムにWebサイトに公開して恥をさらしているので、今更説明するまでも無いのですが、またそのうちまとめてみたいと思います。
 こうなってしまった理由は「きちんと人生設計する」ことができず「興味のあることにしか集中できない」という僕のわがまま体質にあります。
 どんなに意味の無いことであろうが、子供っぽいことであろうが、好きな事なら寝食忘れて没頭できる体質ですが、どんなにメリットがあろうが義務であろうが、キライなことには身体が拒否反応を示すのです(ex.語学、株、財務・経理、事務、定時通学、飲む打つ買う。)。タダのガキンチョです。
 ごめんなさい嘘つきました。ご飯忘れても寝るのは忘れません。
 映像もWebもネットワークシステムもディレクションもダーツも会社も洋楽もゲームも好きで研究したりみんなと遊んでたりしたら仕事が来たり会社入ったり会社作ったり壊したり人脈広がったりしてるだけで真面目に学んでやってるものってないんですよね。ええ、いい加減なんです。努力してないんです。苦労してないんです。
 稀に辛い仕事に就いたときは一年で逃げ出しました。根性も無いんです。
 自分の履歴を列挙すると「この人、苦労したんだねぇ」と自分の履歴に驚きますが、まあ、その、なんと言うか、好きな事やってるといろんな人が拾ってくれて、食い扶持を与えてくれて、必要なくなればまた捨てられて別のパトロンを探しに行ってた、と言う生き方ですので、あまり苦労した記憶無いんですね。ちゃんと就職活動したのデジぐらいだし。後は人づてで身柄を渡されてました。そのため「どっか誰か僕を必要としてくれる人がいるだろう、多分いるだろう、ご飯くれるだろう」と甘い考えで生きてきましたし、これからも生きていきます。ええ、人生甘いです。
 別に「苦労しないで生きてるぜ僕才能あるぜ超すげぇマジすげぇ僕すげぇ」などと言うことでは微塵も無く、なんの才能が無くても助けられて生きている/生かされている、と言う気持ちでふらふら風来坊していると、このように人生が無計画になると言う駄目な見本です。
 と言うわけで僕の半生は否定されました。あぁあ”!(逆ギレ)
 こんな僕の人生の書は「浮浪雲」です(本当に)。

It will be alright

不肖X-10は大のAORフリークであり、いわゆるひとつの「オサレな曲」には非常に敏感に反応するのでありまする。
 と言うわけで、今日は最近購入した新譜、我が愛しのフェイゲンさんのニューアルバム「Morph the cat」の話でも、と思っていたのですが、何を思ったか、いきなり往年のバンド「AirPlay」の「It will be alright」を聞いて、心打ち震えてしまいました。
 すでに26年も前の同名アルバム「Airplay」は、AORファンの間では神のアルバムの一枚に数えられてる絶品です。我が家でも「Aja」や「NightFly」と等しく、神棚に祭り上げさせていただいております。
 もう何十回も何百回も何千回も聴き倒したアルバムではあるのですが、それでもこの三曲目「It will be alright」を聴くと、若い頃に置いてきた心がなんだかしくしく痛みます。
 うー、なんだろ。コテコテのバラードで、一直線まっすぐなド演歌AORなのに、こんなにキてしまう自分に青臭さを感じてしまう。
 所帯を持って五年。そういえば、恋とか愛とかを声高に叫ぶ事が無くなって久しいなぁ、と曲を聴きながら思ってしまったり。
 この前に、真剣に片思いをしたり、失恋したりしたのはいつ頃だろうか……うわぁお、13年近くも経ってしまってるのか。そりゃハゲる訳だ。うるさいだまれ。
 そう、このシクシクする感覚は、乾ききってた自分に水分を与えられる感触だ。夏のコンクリートが音を立てて水を吸い込むように。
 そこまで忙しいわけでもあるまいに。
 水が与えられて初めて解る乾きもあるのでしょうか。