この数日の雑感集

 常に頭の片隅で仕事のことを考える日々を続けてきたので、この辺で一度脳内をリセット。
 意図的に休みを挟んでみました。

かみさんの体調のこともあり、日中ほとんど一人で外出することが無い自分ですが、今回一人で全く何の予定も入れずにフラフラと都内へ。いやー、これが楽しいんだわ。根無し草なもので。いや、違うな。。。「帰る場所を確保した上での風来坊」という非常に卑怯極まりない僕の性質が出ているのです。これが女性方面に向かうと浮気性となるのでしょう。いや、僕は違う。違うってば。

そんな訳でJRの看板を見ながら行き先を選ぶ時間が大好きです。どこに行ってもよし。何をしてもよし。そのフリーダムさ。その感覚そのものが癒しです。これ以上のリフレッシュはありません。

でも結局行った先は新宿。東口から紀伊国屋書店へ。気に入った落書き帳と手帳、ハガキ、トイカメラを購入。

それにしても新宿に居る女の子と渋谷に居る女の子はまるで毛並みが違うなぁ。僕はいつも渋谷で働いていて、新宿はご無沙汰だったけど、まるで違う世界に見えました。そして僕の本当のホームスペースはどうしても新宿~池袋の雑多ワールドだと再認識。猥雑で、とても落ち着く。

それから新宿区役所裏の通り、花園神社の裏手を散歩。カフェやファーストフード店に入らず、敢えて缶コーヒー片手に道端で休息。道行く人を勝手にウォッチ。

最近の新宿はまた80年代~90年代前半に回帰してないか?あのバブルはじけた頃の、経済的に恵まれていなくても、欲望が煮えたぎってる、鬱蒼としたエネルギーの巣窟のようなこの感触。ギラついてる人と何人もすれ違ったぞ。

大学の友人から依頼があり、親しいデザイナーを紹介するため、渋谷に移動。そのまま新宿から歩こうかと思ったけど、天気も悪いので山手線に。

相変わらず人と人をつなぐのが大好き。久々にあうC女史と、Kデザイナーが仲良くなってくれれば、それだけで僕は嬉しい。

久々にダーツバー「Soul[s]」へ。以前は良く通ってたけど、最近はご無沙汰。だけどなぜか今週に入って2回目。久々にバレル買おうかな。以前ほどの熱は無くなってしまったけど、今でもダーツはお気に入りです。

翌日はティップネスで汗を流して、その後は延々とサラコナークロニクルを鑑賞。そして読書。ときどきゲーム。たまに睡眠。キングオブ自堕落。酒を飲まない代わりにもずくスープを愛飲。毛はえれ。

なんとなく赤まむしドリンクを購入。飲む。元気になる。いや、別に意味無いんだってば。なに考えてるんですか。この。エロス!

でもおかげでギンギン。思わず事業計画的なものを考え始める。いや、これも意味無いんだってば。なに考えてるんですか。この。エロス!(気に入った)

そして気がつけばこの時間。
朝焼け
写真はトイカメラで撮った朝焼け。というか曇り空。

SELDOM‐ILLEGAL―時には、違法

SELDOM‐ILLEGAL―時には、違法
 ふと、本棚の奥に並ぶ、埃を被った本達を整理する。
 その中に「SELDOM‐ILLEGAL―時には、違法 / 坂本龍一」がありました。
 20年前の、相当に古い坂本龍一のエッセイ集です。
 そして、僕の文体(特にこのブログ)から活動スタイルにいたるまで、様々な部分で僕の栄養素になってくれた大事な一冊です。
 音楽の授業で聞いた「音楽図鑑」で打ち抜かれ、「千のナイフ」「未来派野郎」で坂本龍一にノックアウトされた僕は、その後彼の書籍、エッセイ、評論には全て目を通すようになりました。あ、もちろん音楽もね。
 それでも、この本を初めて読んだときは、それはもうサカモトが大嫌いになりました。なんだこの上から目線のいやな男は。何を軽々しくバブリーな話をしてやがるんだこのサカモトっっちゅう奴は。と中学生の頃思いながら読んでいました。(じゃあ何で読んでるんだよ。という突っ込みはおいておいて)
 でも、僕自身が大きくなるにつれて、上から目線とかそんなことは全くどうでも良いことなのだと理解してきまして。自分が楽しんで世界を走り回って生活すること、肩に力を入れないこと、肩書きや権威に惑わされないこと、自覚無く屈託無く生きる事、など、生きる上で大事なことをこの本から学びました。
 この本はとにかく坂本龍一のモノローグ。長電話のように希薄な、ただ彼が思いついた事をぽつぽつと書き並べただけの作品なのですが、それゆえに彼の無意識にあるもの、生活と思想の擦れる部分が見えていて、僕は「大人になるってこういうことなのか。早く大人になりたい」と思っていました。いまだに僕がブログでモノローグを延々と語り続ける理由も、きっとこの本の影響です。
 別に名言があるわけでもない。ストーリーがあるわけでもない。そんな、この本を読んでいると、不思議と心が落ち着くんですね。
 (余談ですが音楽を奏でる人の書く文章と、数学を理解する人の文章って、基本的に非常に似通っていて、且つ洒脱な文章が多い気がします。僕の尊敬する最大のエッセイスト吉村浩二さんも音楽家だし。)
 ふと、何か自分が立ち止まったときに手にとることの多いこの本。また改めて読み返し、自分がやるべきことを思い直しています。
 あ、また「やるべきこと」なんて言葉つかっちゃった。「べき」なんて言葉自体必要ないんだよな。自分がすること。そして面白いと思うこと。そのうちにやっちゃうであろうこと、が見通せてきた、に言い換えます。
 このタイミングで、この本を手に取ったのも何かの縁だと思います。
 多分明日からのブログは、またこの本に影響された文章になるんだろうなぁ、きっと。僕、影響されやすいもので。
 それじゃあ、また。

September

ぱーでぃやー。せいどぅーゆーりーめんばー。
ぱーでぃやー。だんしんいんせぷてーんばー。
ぱーでぃやー。ねーばーわずざくらーうでぃでえー。
モーリス様とフィリップ様のファルセットに魅せられて進む月。セプテンバー。
 そっかー。もう9月なんだー。去年の今頃は、あんなことやったりあんな事やったりしてたなー、去年と今年は同じ場所で、去年からの楽しい仲間と一緒に過ごしているよ。毎日喜ばしいし。忙しいし。幸せだし。
 ま、それはともあれ、本当に
My thought with you. Holding hands with your heart to see you.
Only blue talk and love, Remember the true love we share today.
でありますように。僕の周りのみんなも含めてね。
 とにかく、9月は良い月だ。過ごしやすいし、酒は美味いし。
 Happyにいきましょ。うん。
 素敵な月夜くらい、みんなの幸せを願ってみてもいいよね。
 Earth Wind & Fireの曲を聴きながら・・・。
原文:
Ba de ya- say do you remember
Ba de ya- dancin’ in September
Ba de ya- never was a cloudy day
  September/Earth Wind & Fire
今日は始業式だね。学校関連、その他夏休みだった人、頑張ってね。
●9月頭の更新履歴
2000年/一年目
2001年/二年目
2002年/三年目
2003年/四年目
2004年/五年目
2005年/六年目
2006年/七年目
2007年/八年目
2008年/九年目
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ほんのふとしたきっかけで始まったこのSeptember更新。
2000年の9月にこの記事を書き、2001年の9月にたまたまコピペした記事を書いたことから毎年毎年、9月初めの更新は全く同じ記事を書くことになりました。
個人的、非常にチープなギミックのつもりで居たのですが、ブログをずっと読んでくれてる人たちの中になぜかこの更新を期待してくれている人が少なからず居て、毎年期待に応えるように、この更新を続けています。
そして今年はついに10年目。毎年同じ事を書いてばかり、成長してない僕だけれどもこれからもよろしくです。