東京

 ようやくひっそりとしたアルバイト塾講師生活に一区切りを付け、
今日からまた東京に戻って生活を始めます。

 と、書いたところで東京に「戻る」ということ・・・。

 僕の実家は富山県。あの北陸地方の雪に埋もれたしがない村落地帯(富山県民ごめんなさい。でも、ほんとのことやと思うがやちゃ(富山弁))
である。高校時代まで富山県で過ごしてきて、92年に大学進学(というか浪人)と同時に
東京で生活を始めて現在に至っている。昔は東京に「行って」富山に「戻る」と言っていたのだが
いつの間にやら東京に「戻って」富山に「行く」という言葉を使い始めてしまった。

 特に気を付けて使い始めたわけじゃない。でもいつの間にか感覚がそうなってしまったのだ。
 これは単純に言葉上の問題じゃないよ。多分、実家を離れて一人暮しをしたことのある人なら
分かってくれる感覚だと思う。自分の生活基点が今何処にあるかがこの言葉から感じ取れる。

 東京に「戻る」かあ・・・。いつまでそういってられるのだろうかなあ・・・。

 いや、単純に、そう思っただけなんだけれどね。脈絡もなく、この話、終わり。

塾講師

 昨年末に会社を退職してからずっと実家にこもって塾講師のアルバイトをやっている。

 最初は女子中学生や女子高生に囲まれて「先生!実はあたし(以下略)」なんて世界も(ちょっぴり)期待して楽しい先生ライフを
考えていたのだが、実際にやってみると、とんでもない。これは大変な仕事だね。

 確かに女子中学生、女子高生もいるし、かわいい。しかしなんつーか、すでに「自分はおやじだなあ」ということを
自覚させられる「かわいい」なのだ。すでにれんあいたいしょーとか、そういったものを感じさせる「かわいい」ではなく
単純に若いという事に感じる「かわいい」なのだ。期待していたかわいさよりも、
もっとみずみずしい「かわいい」だ。これから世間にもまれるんやろなー、といった
純粋さに感動してしまう。

 何処が大変なのか分からない文章になってきた。これ以上この女子高生話を続けると危なくなるのでちょっと話を変えよう。この時期というのは当然センター直前だったり
高校入試直前だったりするわけで、講義をするこっちとしても即効性のある
教材を探しだし、クラスの生徒の性格、得点を把握した上で弱点を見つけだして、
ピンポイントにつぶしていく、といった作業を毎日繰り返すわけだ。当然
生徒も人間だから、疲れてる日もあるし、教室の中には好きな子や嫌いな子もいるし
精神的に逆なですることも出来ないからうまいことその気にさせたり相談に乗ったり
しなきゃいけない(いや、好きでやってるだけなのだが)。んでもってちょっと落ち込んでる女子高生なんかと「先生、私もうダメなんです!」
「ばかやろー。俺のクラスに、くずなんかいねえええ(By 金八)!!」「ああ、先生(以下略)」 だから違うって。

 ちょっと教壇に立ってえらそうな事いって帰ってく、なんて訳にはいかないのだ。まあ、楽な仕事なんて
ないやね。でも、結構楽しい仕事だな。「ダビスタ」の人間版みたいで。一緒にするなって?

 前の会社(制作プロダクションね)にいたときも楽しく金にならない仕事をバーサーカーみたいに
やってたけど、やっぱり僕、仕事にとっこんでないと駄目な性格らしい。
ワーカホリックだわ。どんどん一般人としての幸せから遠ざかるなあ・・・。

日記帳

はじめは「人の日記帳など誰が読むのだ」などと思って馬鹿にしていた
ホームページ上の雑文記録だが、いやまあ、これが面白いんだわ。
いやもちろん、書き手によってどうとでもなるというのが本音のところだが、
このページのデザインをちょこっとかっぱらわせてもらった某団長様
のページとか、ぶたさんのところとか、ちょくちょく(というか毎日)見に行ってる自分がここにいるのだ。

 もちろん、彼ら彼女らが素晴らしい書き手であるがゆえに面白いというのは認めているのだが、自分もそれにあやかって
いい日記を書きたくなった、というのが本音かな。

 まあ、ともあれ書き始めたので、読んでもらえれば、うれしいな。