刺身

はい。刺し身です。ええ、刺し身。頭から離れん。
 どうも最近暇になりすぎてきたからか、感覚が麻痺している気がしてならん。突然「刺し身」といわれて至極困惑悩まれている読者もいるかと思うが、え?いない?ああそうか。それならばそれでよし。
 魚の夢を見た。
 窓の外に赤白緑とめるへんちっくな似合わない魚が泳いでいた。
 一匹が僕に襲いかかってきて僕を食べた。
 体の中は刺身だった。僕も刺身だった。
 赤いのだ。僕も、魚の躰内も。
 どうも、なんか、胃袋よりも、腟の中にいるような。
って魚に腟があるかいな。
 まあ、それはいいとして、溶けるようにして、起きた。どろどろ。
 
 刺身食いたい。
 夢判断何かよりも、即物的な発想しかしなくなった。
 その割には、最近、なんか冴えてる。
 人の動きが、多少、読める。気がする。
 ええ、ごめん、僕も最近、変なんです。

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