数学者

 はあはあはあはあはあはあ。

 いや別に変なことやってたわけじゃありません。

 珍しく数学まがいのことをやってみました。たまにしか使わない頭を使うとフラフラになるね。ほんと。

 今金沢で映像翻訳学校の先生もやってるんだけど、そこでは映像用のタイムコードをエクセルで打ち込んでるのね。知ってる人もいるかとは思うけど、映像は(NDとかDとか専門的は話はなしね)1秒30コマからできてて、その場面を絶対数値で表しているのがタイムコードって言われてるもんぞなもし。たまに見るでしょ。海外の映像ドキュメントとかで、映像の上のほうに黒地に白文字で「00:12:15:12」って書かれてる奴。あれあれ。左から「時間:分:秒:コマ数」でなってるんだけど、要はコマ数だけが30進法(30になると00に戻り、秒数が1加算される)で、それ以外が60進法なのね。んでもって、前回生徒から、

「先生、ある場面からある場面までのコマ数をエクセルで一発計算できないんですか?」

なんていわれてしもたわけだ(映像の世界で、いわゆるデュレーションというものね)。まあ、先生としてちょっといいところを見せようと、

「おほん。わかった。今度までに調べよう。おほん。」なんていってしまったが運の尽き。

大体エクセルで昨日今日ようやく足し算を理解できたばっかりの奴に30進法と60進法を混同させた計算をやらせるなっちゅーの。



 さて、何から手をつければいいのか?
 秋葉原に行ってエクセルの本を買ってみたはいいものの30進法と60進法なんて使う人がそんなにいるわけなく、何をどうよんでもひっくり返してもそんな計算式は出てこない。あちゃあ、あさって授業なのに、どうしよう。

 そこでちょっと目にとまったのが「IF」っちゅうコマンド、ぞなもし。

 その昔「ぴゅう太」を使い日本語ベーシックを駆使していた人間として、このIFの感覚、「モシ・・・ナラバ・・・ニイケ」はすごくとっつきやすいのね。というかそれしか知らん。覚えてない。日本語である必要もなかったっけか。とりあえずベーシック人間として、IFは理解しやすいのね。日本語ベーシックって、後何があったっけ。「・・・ヲヨベ」とか「・・・ニイケ」とか?「オネーチャンヲヨベ」とか「モシハタチナラバキャバクラニイケ」とかって使うんだっけか?

 とりあえずこれを使って、コマ数の差額がマイナスならば隣のセルを1増やして、このセルを0からにして・・・、と、しこしこと研究に研究を重ね、ようやく出来ました。これこれ。見て見て。InのM(分)S(秒)F(フレーム数・コマ数ね)からOutまでの時間数をDのM,S,Fに書いてるんだけど、解りますでしょうか。いや、解る解らないはいいや。この、数式が完全に解けた感覚。これがきもちいーのね。ああ、数学者って、この快感のために数学やってたんだなーって、ちょっと実感。これだけ解って。

 あと、この公式に間違いがあったらそっこーで教えて。あさって授業なの。

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