手を取り合って

 てうぉ~とり~あぁ~っていぇ~こぅのうまぅまぅあ~いくを~

 ぅぅああいいするひぃぃ~とぅよ~。

 出張の帰り、ムショウに頭の中でこのフレーズが流れまくっていた。ガイジンさんが無理して発声する日本語歌詞。いつもならこういう芸当には「やめなさい。ぼけ。はげ。早漏。」とストンピング100連発を叩き出すところなのだが、歌っているのはガイジンではなく世界を超越したフレディ様なので、全て許容。たまにいるでしょ日本でライブをやるサービス精神旺盛なアーティストで「じゃっぷぁ~んぅぅ。あ~いすぃ~てまぁぁ~す。」なんて叫んでる輩。心の寛容なおいらは、そういった輩に「くそげろでばっこし(c西原理恵子)」の刑をかましてやりたいと切に願う今日この頃。

 という訳で、出張帰りに重い荷物を持ったまま、高田の馬場ムトウに寄って「偉大なるレース」を買ってまいりました。

 いいっすね。クイーン。昔から大好きだったけど、改めて聞くと、またなんとも言えず味がある。



 すぃ~ず~くぁ~な~よぃいいんぬぃ~ひくわ~るぃ~うぉ~ともうすぃぃい~

 いとぅうぉ~すぃい~くぃ~おすぃぃ~うぇ~よぉ~いでぃぁあ~きいいぃぃぃ~。



 どうにもフレディ様を冒涜している文章でしかない気がするのだが、実際こうやって歌っているのだからしょうがない。

 常磐線フレッシュひたちの中でおいらはずっとこのフレーズが頭で回っていた。ついでにフレディ様も着物ストリップをやりながら回っていた。

 うむ。「偉大なるレース」、いいアルバムだよ。大学時代にTakから紹介されて、その時にはテープにダビングして何度も聞いていたのだが、我が家のデッキのテープ再生機が壊れてしまってからというもの、このアルバムもとってもご無沙汰昼下がりの団地妻状態になってしまっていた。それでもふとした時に琴線に触れ(今回は何が要因だったかまるでわからないのだが)、思い出すにつれて聞きたくなり、買いに走らせるアルバムってのはなにかやっぱり力があるんだよね。名曲「somebody to love」も「Good old fashionad lover boy」も入ってるし。昔聞いたときはなんとも思わなかった「White man」も、ヘッドホンで聞くとフレディ様の息遣いやリップの音まで聞こえてきて、これまた曲の力を再認識。

 昔からせっかちなおいらはアルバムを一枚通して聞くという芸当がなかなか出来なくて、好きな曲だけリピートして聴いていたのだが、こういった洗練されたアルバムを聞くと、アルバム構成力というものも思い知らされる。いいアルバムだ。

 どうにもフレディ様の事を「ひげマッチョ」「ぬめぬめ」「気持ち悪い」「ほも」「ぬめぬめ」「胸毛がイヤ」「脱ぐな」「ぬめぬめ」といって毛嫌いしている人が多いが、そう毛嫌いにしたものでもないぞ。確かにひげマッチョでホモで剛毛胸毛でぬめぬめぬめぬめしているが、そのキャラクターを全部好い方向に転化させている彼のパフォーミングはどんなミュージシャンにも負けないぞ。GrayのTeruもラルクのHydeもパフォーミングは上手いが、生まれ持った「臭さ、キワモノさ」が少ない分だけフレディに比較して爆発力に欠ける。うむ、身近にああいう人がいたら体臭がかなりきつそうだが、映像で見る限り、「ああん、セクシー」と思ってしまう。癖がある分とっつきにくいが、一度癖になると離れられない。うむ、あの体臭はアルデンテだな。嗅いだ事無いけど。

 今日はクイーン、フレディ様講義でした。ではでは。たーいやまーざだーぅんん!

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