先日の話題でも少し触れたけど、僕はPrinceというアーティストの楽曲を好んで聞くことが多い。
Prince、本名プリンス・ロジャー・ネルソン。現存するモーツァルト、と称する人もいる(つうか僕だが)、音楽の神に愛された存在。本当に、天賦の才を与えられた人とは彼のことを言うのだろうな。年に一度のペースでクオリティの高いアルバムを発表し、それでもなお500曲以上のストックがあると言われる多作家。それが嘘でない証拠に、アングラではプリンスの未発表曲がこれでもかと言うくらいあふれている。むしろレーベルから発表された曲のほうが少ないのくらい。アルバムからはみ出た曲だけで3枚組CDをつくり、普通のアルバム以上のクオリティを保つなんて芸当すらやってのけている。20歳でWEAと独占契約を結び、一切のプロデュース権限を譲渡されて作りまくった。その末、確執が生まれてしまって、繊細な(いや、本当に繊細なんですわ、プリンスって。顔に似合わず)プリンスは名前変更という技に出たらしい。彼の生まれた地、アメリカ・ミネアポリスでは、既に神として奉られているとかいないとか・・・。
おお、なんだかこのサイトの本道である洋楽の話題ではないか。サイト設立2年10ヶ月にして初めての事だ。
しかしそんな偉大なPrinceにも、非常に困った問題がある。
音楽の神に愛されるあまり、他の神様に愛されすぎないのだ。
まず身長、黒人で150cmてどうよ。そしてあの顔、それだけで嫌悪感をもよおす人も少なくない(うちのかみさんとか)。声だって、決して素敵とは言いがたい、つうかなんだあのオカマ声は(慣れてくると麻薬のように聴きほれてしまうけど)。ダンスにしろラップにしろ、作る映画にしろ、どれも決してプロレベルとは言いがたい。本当に、すべての才能を音楽にささげたのではないかと思うほど。私生活でも、レコード会社との喧嘩、Mayteとの離婚、息子の死別…。決して幸せとはいえない生活を送っている。
彼にとって音楽は(えー、僕はプリンスやSteelyDanやQueenやEW,FやTOTOについて語りだすと止まらなくなります。この続きは別に格納しますので、興味のある人は後でじっくり読んでください)
はぁはぁ、ふぅふぅ。あーいっぱいしゃべった。てな訳で、Princeは偉大なのだ。どうだ解ったか。ふふん。<いや、僕は偉くない。
というか、みんな、Princeをもっと理解しろ。理解してくれ。頼む。
前振りが長かったが、これが言いたかったのだ。
なんというか、その、みんなPrinceを見た目で毛嫌いしてないか。際もの扱いしてないか。
うーん、確かに見た目で毛嫌いされても、際もの扱いされても文句いえないところもあるんだけど…。僕だって側にPrinceが来たら、真っ先に逃げる。絶対逃げる。<これでもファンです。念のため。
でも、本当にPrinceの曲は名曲ばっかりです。最初は我慢して、聞いてみて欲しいです。初めは…絶対拒否反応が起きるんだろうけど。いやさ、旨い食い物だって、初めは癖があるじゃん。それとおんなじ。Princeが解れば、君も大人の階段のーぼるー、君はまだーシンデレラーさーってなかんじです。よく解らないですか。そうですか。
ふう、いろいろPrinceについては言いたいことはるんだけど、今日はこのくらいにしておいてやろう。参ったか。
参らない奴には特製のPrince顔写真を1200*1600Pxで叩き送ってやる。