そんな訳で夏休み中、ちょっとお出かけしました。
上野の西洋美術館。昔はちょこちょこ行ってたけれど、何気に今回は5年ぶりでした。あいやー、結婚してから行ってなかったのね。
昔はしたり顔で「うむ。この構図が…」とか「モディリアーニの作風は…」なんて通ぶってカッコつけてた時期もあったけれど、年取ってみると絵がどうこう、ではなくて、ただ楽しむために美術館に行って、その空間を楽しんで、馬鹿みたいな会話をする事で満足できますね。
「このリンゴ、トマトみたいだな」
「この辺の絵、曇ってばっかりだな」
「キリスト教の事知らんから、この絵、良くわからん」
そんな会話に終始してましたが、正直、変な衒い無くカッコつける事無く、純粋に美術館を楽しむ、と言う意味では初めて、と思えるくらい楽しく鑑賞できました。
そうなんだよね。美術館って行っても、公園やゲーセンと同じ、遊び場、楽しむ場に過ぎないんだよね。当たり前だけど、遊んでみて、ちょっと実感。
それでもミロの絵はやっぱり好きでした。階上から吹き抜けを通じて見ても、「あ」と思えるあの迫力は他の絵画に無いものです。パワフルです。