時間の感覚

昨日、けんかやまについていろいろ書きましたが、まあもちろん、けんかやまに参加するためには、僕は東京から富山に移動しなければならなかったわけですよ。ええ、奥さん。
 その間、約3時間半。新幹線と特急を乗り継いでようやく到着する北の秘境。立山黒部アルペンルートのふもとでございます。
 酒もうまいし肴もうまい。いいところなのですが、まあそれが今回の本題ではありませんでして。
 僕は18歳の頃、いろいろあって家を出て、上京してからというもの、何度となくこの東京-富山間を移動しているのです。多分50回以上だろうなぁ。
 その昔は新潟県長岡市を経由して、5時間近くかかったのですが、今はほくほく線と言うルートができてから、越後湯沢経由で少し時間が短くなりました。まあ、初上京の頃から15年経ってるわけだから、いろいろと変わってくるよなぁ。そりゃ。
 で、この5時間、若い頃はものすごく長く感じたんですね。
 それこそ、10代の頃の5時間なんて、永遠にも似た感覚でした。ものすごく遠くへ行く感じだったし、その間に思いを馳せる事もあれこれと希望に夢を膨らませておりました。
 で、今回、東京から富山まで移動してみて
 あまりにもあっという間でした。
 ええ、まあ、それはそれで効率的で気持ちも楽でいいんです。いいんですが、これがトシを取ったということなのかなぁ、と思わず考えてしまったのです。
 移動し慣れた、と言うのもあるでしょう。それも含めて、経験が増すことで、無駄な体力を使わなくなり、そして同時に、ムダに夢想したり希望を持たなくなって、時間を感じなくなってしまったんじゃないかと思います。
 18の頃と今と、体感感覚にして約5倍、そのスピード感は違って感じます。
 と言うことは、10代の頃の5倍のスピードで生活しているんだ、と思います。いや、結構そんな感じ、あります。つい最近までミレニアムだった気がするし。つい最近までラブマシーンがはやってた気がする。そんな時間感覚です。
 時間って、怖いね。気をつけて毎日生活しよう。

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