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 前は、結婚直後、そして将来の道を考えなおし始めた頃。
 その前にあったときは、勤めていた会社を辞める寸前。
 大学時代。浪人時代。高校時代。
 生まれも育ちも、大学も会社も全く接点がない。
 一緒に酒を酌み交わしたどころか、過ごした日を全部足しても一ヶ月にも満たない。
 なのに付き合いはもう22年目。
 今はデンマークに住んでいて、会いたくてもなかなか会えない仲間。
 キーになるタイミングに必ず居てくれる友人、こますけに10年ぶりに邂逅しました。
 初めて会ったのが90年。当時高校二年生。受験合宿的なイベントに参加して、一週間ほど勉学にいそしむ中、近くの席に居たのがこますけでした。気がつけば、近くにいた仲間数人と談笑を交わす仲になっていた。ただそのとき、近くの席にいた、ただそれだけの縁。それが22年も僕を支えてくれることになるとは思っていませんでした。
 限りなく黒に近いグレーな高校時代。自分の理想と現実にギャップがあり、プライドだけが肥大して自ら日常を過ごしにくくしていた日々に、その日常から離れたところで話を交わしてくれた事にどれだけ救われたことか。メールも携帯もない時代、筆圧から声が聞こえてくるような文通を交わしていました。今でも、その全ての手紙を残してあります。
 僕が大学受験に失敗した後、仲間達と一緒に遊びに行ったスキー&群馬めぐり(?)。当時から引き篭もりニート気質だった僕にとって、「リアル充実組」の仲間達と「なんか青春の香りがする」旅行をした、ということがわずかながら残る僕の健全な青春時代を引き出してくれたと思っています。
(だいしやヒロポンといった、友人達とも高校時代を過ごしてますが、君達はどちらかというと引き篭もりニートを更に悪化させるとても素敵な仲間達だったと認識してます。いや、本気で感謝してるんですよ(眼の焦点合わずに)
 同じく、その1年後の宇都宮旅行。暑い夏の夜、仲間Hのワンルームにみんなで雑魚寝して、5人が軽トラックの荷台に乗りこみ、深夜の宇都宮大学・校舎屋上に忍び込んで眺めた流星群。なんだか書いててむずむずするような青春の一ページ。というか僕の人生のトップオブ青春イベントじゃなかろうか。何このリアル天体観測。思い出して赤面してきた。
(大学の仲間・40期や40期といった友人達とも大学時代を過ごしてますが、君達はどちらかというと引き篭もりニートを更に悪化させ(以下略)
 土地勘もないまま廻った大学。一緒に北陸に帰った電車。僕の大学スキー合宿に突然現れてくれたこと。逆にスキーのアルバイト場に遊びにいかせてもらったこと。夏休みにバイト先に押しかけたこと。
 日常をともに過ごした血縁仲間とは違う場所で、彩を与えてくれた仲間の一人です。
 月日が経ち、数人居た仲間たちともなかなか連絡が取れなくなり、ただ一人ずっとネットやメールを通じてやりとりがつづいていたこますけと、今日は積もる話をたくさん寄せ集めながら上野で語らいの一日でした。
 話している内容は全く他愛もない日常話。とはいえデンマークに住む彼女の話は、本人は他愛なく思っていることでも本当にグローバルであり、ドメスティックに凝り固まっている僕の頭をがんがん刺激してくれるすばらしい時間でした。
 何か知識を得たい為に語っていたわけではなく、ただそこでデンマークの話、昔の話、ここ10年の話、それをしているだけで、その空気がとても清涼でした。その空気感に、大人の生活で疲れた身体のコリが、すっとほぐれていくのです。やー、お互いもう37なのに、話すと16くらいの心持に戻るね。(気持ち悪いとか言うな)
 このペースだと、生きてる間に後 数回、会えるかどうか、という状態。
 十代の頃は、未来が無限に感じていたので、そんなことは考えなかったのに。
 国に戻る直前、なかなか時間が取れない中で、無理を言って作ってもらったひと時。ほんの数時間だけの語らいでしたが、きっとこの時間もまた、僕にとってキーになる何かがあると信じています。
 これからも、よろしくです。
 以上、とても私信的なブログになりました。失礼しました。