震災が一番大きな影響であることはもちろんだが、それと同時に自分の部署異動、家庭環境の変化、周辺とのバランス、そういったものが大きく変化した2ヶ月間を過ごしてみて、ゆっくりと自省する時間(あるいは体力)をとることができず、ブログもなかなか筆が進まないまま時が流れてしまった。
この間、職業人としての責任は果たしているが、自宅に帰ってからというもの、燃え尽きたような状態で深夜の時間を無為に過ごしている。
もちろん、無為な時間を過ごせる贅沢、の味わいもそれなりに知っていて、「日々人間は努力成長していかなければならないものだ」なんて野暮な事は考えていない。
しんしんと降り積もるように自分の中でエネルギーが蓄えられてくれば、人間は勝手に走り始める。鬱病の家族と8年近く過ごしてこれば、マインドセットされている人間理解。それにしたがって今は、ただ布団に篭って読書や映画鑑賞をあてどもなく過ごす毎日。
何より、この僕が「けんかやま」のために富山に帰省もなく(開催日が日曜日で休日だというのに!)、都内に残ってのんびりと部屋の窓を見つめているという段階で、如何に自分のエネルギーが枯渇してるかわかる。
自省ではなく、自分を空っぽにして会話する。うん。集中もしない。体力も使わない。
自分と話すに限る。ネガティブにならず、阿呆な面を前に出して。
自分の中の阿呆さほど真理を伝えてくれるものは無いと思う。見栄や、こだわりや、しがらみを無視して話してくれる。
そんな自分にも、廻りの人たちにも、感謝して。