副総代

ほんのわずか、一泊二日の帰省でした。
お正月も明けて、だいぶ遅くなってからのご挨拶。本当にごめんなさいごめんなさい。

でも、弟家族も挨拶に来ており、なんとか久々に家族団欒ができたかな、と。

そして、今回の本題。

昨日、高岡市伏木湊町の新年会がありまして。
要は、いわゆる曳山を持ち、僕が毎年世話になってる町の総会です。

お仕事や経済活動ではありません。でも、心から愛する曳山のために時間を割ける、粋な大人たちの集まりです。こう言う活動が、とても大事なのです。

そして、ついに発表になったこと。
参加して8年、今年僕は、なんと役員を務めることになりまして。

2019年度湊町曳山車 副総代を務めさせて頂く形となりました。

僕!?この僕が副総代!?いや、あの、その…恐れ多さも、名誉も、全てにおいて鼻血が出るほどの喜びなのです!ああああああああ!

以前、僕はブログにこのように書いておりました。しかも、13年も前に。
http://www.zerokai.co.jp/royalscam/?p=3688

そう、総代というポジションは、僕の中でダービー馬の馬主より、総理大臣より、ベルリンフィルの指揮者より、加藤鷹より価値の高い、最高に憧れのポジションなのです。
副とはいえ、そのサポートをする役目につく日が来るなんて!ああああああああ!

いやもう、信じられないほどに身が引き締まります。なんと言っても「山車を進める、止める」の権限を持つ唯一の役職です(昨日初めて知った)。周囲を俯瞰して安全に祭りが奉曳き巡行できるよう提灯を持って見守る役です。その意味がどれだけ貴重なものかわからない人の方が多いと思います熱く説明するので説明聞いて下さいさあ聞いてください。

副総代。それが地元の人以外に何の価値があるのかわからなくても良いんです。何の自慢にもならなくて良いんです。
タイムスリップして、20年前、30年前の自分には誇らしく語れることなのです。今の自分が、昔の自分に対して憧れられる存在たり得てることが嬉しいのです。副総代に限らず、ね…。

……
新年会も終わり、二次会。
様々な方と宴を楽しんでいる中で、心に突き刺さった言葉。

天下の棟梁。粋を体現した湊町のムードメーカー、僕が尊敬してやまない宮大工のFさんからの一言。

「させて頂く、んじゃないやろ。務めます、やろ。」と。

そう、誰かに言われてやることじゃない。もちろん、声を掛けてくれた方が居たからこそのご縁ですが、同時に「させてもらってる」なんて言ってる場合じゃないのです。自分自身の意思でしっかり遂行しなければならないのです。
副総代、務めます。

そしてもう一言。30年の時を超えて親子総代を務めた重鎮、一昨年の総代Sさんから。

「副総代が一番大事なのは、当日その場に立ってること。健康もそうだし、仕事や生活など色んな日常がある。それを慎ましやかにきちんと行い、ちゃんとその日伏木に「副総代」の法被を着て立っていること。それが一番難しく、大事なことなのです」と。

痛み入ります…このろくでなし…きちんと生きてまいります…。本当に「ちゃんと生きなきゃ」って久々に思ったよ…。

と言うわけで、今年も皆さまよろしくお願い致します!

今年の目標「与えられた役割をちゃんと果たす」いきなり大変なことになってまいりました!

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