2010年

 一年を振り返って。
 今年一年を思えば、本当に駆け足で抜けた一年だと思います。
 やな事を思い出してもきりがないので、極力良い事だけ思い出してみると・・・
(1)昨年より安定増
 ・・・詳細はSNS「輔家」にて。ごめんね。
 自分が狙ったラインでちゃんと実績を出せて、自信や家庭円満に繋がっていることが本当にありがたい。
 父親からも「ちゃんと働いて税金払わないと、手元に金があっても乞食だぞ。」とこの年になっても脅されてます。来年はせめて今年の1.x倍払えるようにがんばらんと。
 ・・・実際には昨年実績より下がってるんだけどね。
 でも、スポットでなく、安定的な形になってることを評価したい。
 足りないのは、アレです。アレ。
(2)○○をはじめる。
 まーた表立って書けないことを。いや、悪いことやってるわけじゃないのです。あまりに健全な事なので、むしろ恥ずかしくて書けないのです。シャイなもので。でも、年をとってどんどん考え方が健全になってきたのか、生活がどんどんキチンとし始めてしまいました。全うな社会人に近づいてしまってます。それでは駄目なのに。
(3)モバイル三昧・ソーシャルネットワーク三昧
 iPhoneを買ってから、全く生活スタイルが変わりました。
 所詮それでかわるくらいの生活しかしてなかったということですね、はい、すみません。
 でも、大きく違うのが「家計簿を1円単位で」「ストレスなく、スムーズにつけられた」事や「睡眠時間をきちんと確保できるようになった」「読書ログをきちんととるようになった」など、大きな変革なのです。自分の生活でPDCAサイクルをまわせるようになった、というのが大きな違いです。自分自身のPDCAをまわせない人に、仕事のPDCAはまわせない。
(4)今年も安定した病状。家庭円満。
 家族の病状も安定。大過なく過ごすことができました。
 僕自身、それだけでどれだけの恩恵を授かることができたことか。
 日々、安心した心持で時間を過ごせるというだけで、生きることを体感できるのです。
 二人の生活、がちゃんとできたのは結婚生活10年目にして、本当にこの2年ばかりのことです。それがどれだけ貴重な事か。年を経ても、忘れないようにします。
(5)機材買いこんだ。
 オモチャ大好きな僕としては、これが非常に嬉しく、また(1)に繋がってるのが本当にありがたい。
 カメラ、マシン、ミキサー、etc…来年は、もっと活用してあげないといけないな。
(6)今年は3曳山
 僕のフィールドワークである曳山探方。今は仕事に集中する時期でもあるので少し抑えてますが、それでも佐倉、伏木、秩父と3軒廻ることができました。自分にとってはガソリンです。
 などなど、とりたてて良い事だけフィーチャーしました。
 とにもかくにも、来年もいいことがありますように。
 来年、自分で気をつける点としては、自ら受けた嘲笑・侮蔑は、自省を込め、人に対してリフレクトしないように。全てを飲み込んで笑っていられる大きい人でありますように。日々学ぶ姿勢を忘れないように。
 先日、Twitterにふと書き込んだ言葉
「頑張りすぎない事。生活は永い事。息切れしない事。片方に集中し過ぎるとともう片方に悲しむ人がいる事。会社員や長男や世帯主など複数の属性のどれも犠牲にしない事。自分を楽しませる事は自分の責務。社会は自分の延長。素でできない事はしない事。役割は、素で演じられてこそ敬意となる。この世の罪はただ4つ、嘲笑、愚弄、侮蔑、無視。」
 これが、来年の芯かな、と思ってます。(ちょっとだけ追記されてます)
 まだまだ、売り言葉に買い言葉をしてしまう、小ささを自分で感じます。
 戦術はまあまあでも、戦略に弱い、と言われますし、自覚もしてます。
 (将棋やると明らか。毎回、一局面にこだわりすぎ、遠くの飛車角香車に穴を空けられます)
 来年、喧嘩っ早さと表徴を捨て、変革していきます。
 もっともっと、変態的に何でも受け入れられるように。
 謙虚に。学び得ることが本当に多い世の中です。
 そして解り易いアウトプットの実績を。
 そして、「貴方は何があっても間違っていない。」「貴方の将来は必ず(略)」といい続けて僕を洗脳してくれるうちのかみさん。僕にとって大事な自信と、僕の根っこへの栄養を与えてくれる、最高の「信者」であり、「弁財天」であります。30代半ばを超えてなお、他者から盲目の期待と愛情をもらえることがどれだけありがたいことか(社会とのバランスは見てますよ)。ちょいと間違うと共依存と呼ばれてしまいますがね。今年一年間、僕が健全に居られたのは、まずかみさんのおかげです。そして、職場、大学の仲間、映像仲間、親類縁者の皆様。みんなが健やかに居てくれたことで、僕はどれだけ救われたか。本当に、ありがとう。皆様ありがとう。
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 2010年、感銘を受けた本
・真剣師・小池重明
(同点:山谷崖っぷち日記)
・時計仕掛けのオレンジ
・未来派野郎/坂本龍一
・先任将校
・ジャンキー/ウィリアム・バロウズ
なんだか古い本・映画ばかりだなぁ。でも、それが事実なんだから、それでいい。
こちらの書評はまたこれから。

今日でブログ開始して十一周年

今日はこのブログ「Royalscam」を開始して十一周年の記念日です。
アドレスは数回変わったけど、タイトルと内容と僕個人は何も変わらず。
始めた頃はブログなんて名前も無く、「テキストサイト」や「日記サイト」なんて名前ではじめていたけれど、なんだかんだと続いています。
このブログとは仕事より、結婚生活より、住まいよりも、永い付き合いとなりました。
これからもよろしくです。

都内散歩 vol.1

 先日、大学の友人と都内を散歩してきました。
 11月の頭、10年来の相棒とも呼べる、大学のつるみ仲間にして最初の会社の同僚にして生涯のクダをまき続ける仲間「QZQY」からの誘いがありました。「地下鉄の駅名を全部カードに書いたから、2枚カードで引いてその間をひたすら歩かない?」と。
 僕も30代半ば。金銭的にも生活的にも裕福で充実した毎日を送ってるはずの社会人2名が何を好き好んで都内を延々と丸一日散歩せねばならぬのか
 ええ、もちろん二つ返事で参加してきましたよ。コヤツのこの馬鹿な申し出には大体乗るのです。その昔は映像制作の会社が面白かったので勝手にコヤツを会社に引き込んだり、コヤツの劇団立ち上げに舞台監督として僕が参加させてもらったり(ただ見てただけ)。そういや久々にやらんのか。演劇はライフワークだぞ。
 とりあえず演劇ほど生産的ではないですが、むしろ破壊的な方向の娯楽として「都内一日散歩」やってきました。
 朝9時に日本橋集合。
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 一年ぶりにあう旧友と、あいさつもそこそこに、「じゃ、引こうか」と取り出されるカード。
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 最初に引いたのは「新宿三丁目」
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【日本橋~新宿三丁目】
 そんなわけで、まずはひたすら西へ西へのゴー・ウエスト。そもそも三十代半ばのおっさんが二人都内を歩いていて何が面白いのかという疑問はあるが、乗りかかった船。丸一日楽しんでやろうと心に決めて、ひたすら歩きました。
 因みにこの後は写真ありません。極力軽装で、と思い、カメラも持ちませんでした。
 本当ならUstか何かを噛ませながらじっくり楽しくできればと思ってましたが、それはまた次回(やるのかよ)。
途中に関して、語ることは、ええ、何もありません。ただの中年行進です。
その後
【中野坂上~清澄白川】
【青山一丁目~北綾瀬】
 とカードを引き、北綾瀬に向かう途中の西日暮里でタイムアップ。徒歩距離30kmとなりました。
 本当は何か面白いネタがあればブログにも即日書こうと思ってたのですが、正直何もない。ただ足が痛いだけ。それだけの一日でした。
・二人ともCoco壱好き故、昼食はCoco壱。これからも毎回Coco壱。
・この日は西新宿店オープンのため、新規店舗で昼食。
・山手線の東西って案外近いのだな。
・皇居は良いところです。
・西に行くにも東に行くにも市ヶ谷駐屯地前は通ります。
・東大近辺は銀杏臭い。
・足は案外丈夫なものだ。
・靴選びは慎重に。
・仲間募集中。
 大の大人が丸一日かけて何をやっておるのだ。といわれそうですが、むしろそう言われたいがためだけにやってしまった事だと認識しています。かっとなってやった。散歩なら何でも良かった。今は反省している。(もっと面白くできる方向に。)
 と言うわけで年明けはまた北綾瀬に向かうところからスタートし、全駅制覇するまで続く予定です。何年掛かるんだ。

長期間のブログの続け方

 気がつけば11年このブログを書き続けています。
 その間、酸いも甘いもいろいろありました。甘くはないか。
 で、よく聞かれるのです。「なんでそんなにブログが長続きするのですか?」と。
 うん、確かに、ブログを書く事による金銭的な儲けはないし(長期で見ると微々たる収入はあるのですが)、コメントがそんなにたくさんもらえるわけではないし、普通の神経をしてればそんなに書き続ける事は出来ないと思うのです。それはよく解ります。だって、何にも得しないもん。無駄もいいところ。そもそも結論は「僕が普通の神経をしてないから」という逆説的なモノです。
 でも、そこで食い下がって「それでも、長くやるには何かメリットがあるんでしょ」と食い下がられる場合もあるのです。いや、そこまで食い下がってもらってありがたいのですが・・・本当に何もないのです。こんな腐れブログからよいところを探していただいても、残念ながら本当に何も出てこないのです。逆に申し訳なさで一杯になることが多いのです。
 結論から言うと、長続きの秘訣は「僕は僕の文章を読むのが好きだ。」というとってもチラシの裏的な答えなのです。
 僕は誰より僕の文章が好きなのです。時々自分のブログを読み返してニヤニヤしてます。そして批判を加えたりいろいろ意見を自分の中で交えながら、更にまた文章を書くのです。
 うん、とっても不遜な事を言うと、僕には僕のブログが一番面白いのです。iPhoneでも暇があると自分のブログを見るというなんらかの人格障害的な性癖ももちつつあります。「King of チラシの裏」という自信があります。節度をもって、大人として、堂々とチラシの裏を公共の場にさらしております。
 更に、「この僕の文章を他の人はどう思いながら読んでいるのだろう」という事も想像しながら、またニヤニヤして自分で推敲を重ねます。中心は自分。The world is mine。
 みなさんの「駄目だこのオヤジ・・・はやく何とかしなければ」という顔がモニタ越しに見えてますよ。

ご旅行

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 そういや、日光に旅行行ってきたのでした。カメラも持たず、不届きへらへらな放蕩旅路でしたが。
 写真は全く関係ない浦安の別国家です。
 華厳の滝や中禅寺湖を回って一泊、夜は19時ごろに宿についてのんびり温泉。次の日は日光東照宮といういかにもザ・日光というルートでした。
 ぼくら夫婦は which do you like 山or海という質問を投げかけられたとき、どちらも迷わず海と答える湿り気抜群の妖怪&日本人形なのですが、この旅行でもその嗜好はいかんなく発揮され、ひたすら水辺をゆったり廻るだけで一日が楽しく過ごせました。中禅寺湖、いいですね。
 僕自身は旅行自体嫌いではなく、あちこちに目的も決めずにふらふらするのですが、うちのかみさんはなかなか外出が難しいこともあり、二人で一泊旅行したのは本当に5年ぶりぐらいのことです。
 僕が好きな「駅についてからとりあえずどっち行くか決める」的旅行はうちのかみさんの病状をことさらに悪化させる要因にしかならないようなので、これは僕一人or次回ブログにも書く旧友QZQYとしかやらないことにしています。
 旅行に出て、何が一番嬉しいかと云うと、別の空気に触れることで自分の頭の中がどんどん膨れ上がること。いろんなアイディアがすっきりと整理される。だからって生産的な事はしないんだけどさ。
 旅行してから一ヶ月弱、生活の周りもいろいろ変わってきた気がします。いろんなことが廻ってます。
 こういう、運気が変わる、と言うのが旅行のいいところです。旅行っつか、行ってスッキリ→自分の心持が変わる→行動が変わる→なんだかラッキー。というものなのでしょうけど。
またモヤモヤしたら行ってくることにします。

ページ修正

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このブログはMovabletypeなんちゅうシステムで組まれているのですが、それについての修正情報。
このブログの月別アーカイブページにおいて、なぜかMTArchiveNextが現在のページを指定していた。何をどう直したのかよくわからないのに、例文をコピペしたら治った。こういう治り方が一番怖い。とりあえず修正できたことをご報告。

満足する、と云う事。

僕の強みでも弱みでもあること。「順応性が高い」
いやいやいや、ぎこちない人間なんですが、どんなところでもどんな仕事でもどんな生活でも、それ相応に合わせられてしまうのです。
 逆に言うと、どんな環境におかれても、改善の気持ちや提案が出てこない。
 環境に自分が一瞬で合ってしまうんですね。
 1Kに住め、と言われたら平気で暮らせます。
 北海道からアメリカから、どこでも住めます。
 肉体作業も頭脳労働も、一般人としてできる範囲で色々やりました。
 で、どれも面白かった。
 欠点に目が行かないんですよ。ここもっとこうしなければいけない!みたいな気持ちが出てこないんですよ。The World is “住めば都”。より良く、すこしでも高みに、ベストを尽くして、という気持ちからは全く正反対の人間。どんなところも因果があってこうなっとるんや。まあそのまま、自分がそれに合わせておればお天道さんも悪くは思わんやろ。てなもんです。
 でも、その反面、僕はとても見栄っ張りで、また観得のポイントは人と全く違っておりまして。
 見栄っ張りな部分があるからこそ、「人並みに生活しなければならん」とか「30代相応の格好をしなければならん」なんて思うわけでして、それがなければ僕は完全にヒモやって生活してると思います。今も半ばヒモのような(略)。小遣い合わせるとかみさんの手取りの方が(略)。(因みにかみさんは専業主婦です)
 その気持ちだけが、まだせめてもの、外界の影響にて「何とか改善しないとイッチョマエと思われんなぁ。変えてみんとなぁ。」なんて思うエネルギーになるのです。(むしろ壊すほうは好きなくせに)
 改善しなければ、もっと良くしなければ、という意識が薄いために、むしろ心を平穏にしてられる、という武器もあります。心の平穏のために成長を捨てたというのか。どこの僧侶だよ。
 どんな環境も住めば都。自分の心持一つでどこでも楽に暮らせます。それではビジネスはできないではないか。うむむむむ。
 むしろ改善しないビジネス、成長しないビジネス、資本主義を否定するビジネスなんてできないものかしら。そのままでいい。平穏でいい。改善しなくていい。なのに潤沢に食べ物も幸せも手元にある生活ができるようになるビジネス・・・あ、これって宗教か。

秩父夜祭

ここのところアクティブに外出してたら引きこもる時間が足りなくなりました。このままでは死んでしまいそうです。
 まだブログに書ききってないこととしても・・・
 ・日光に一泊してきました。
 ・都内を一日かけて延々30km歩きました。
 ・WADAYAに参加してきました。
 ・新婚の旧友に会ってきました。
 ・表参道でまた楽しいご相伴。
 ・なぜか真女神転生(SFC版)を始めてプレイ中。
 エトセトラエトセトラ。よく見たら引きこもる時間も確保してますね。いやいやこんなもんじゃ足りないのですが。
 そして12月3日はもちろん秩父にも行ってまいりましたよ。ええ、祭りです。行かなかったら即死ですよ。エネルギー切れで。
 このブログを閲覧に来ていただいている皆様には説明するまでもないかと思われますが、秩父神社の大祭、秩父夜祭の一番のクライマックスがこの12月3日にあるのでございます。
 2台の笠鉾と4台の屋台、それに神輿と神馬、打ち上げられる冬花火。僕個人としては一年間の祭りの総決算です。もちろん秩父の皆様にとっては、地元の大事な一大行事でございます。
 金曜の夜と云うこともあり、今までの秩父夜祭の中では一番の人だかりでした。なんだ午後6時から10時まで交通規制って。全くどこにも動けない状況での祭り見物でしたが、ええ、まあ、その、スネークばりに出没しまくりました。多くは語りませぬ。
 今年は7Dという相棒も得ましたので、久々に夜祭記録をどんどんと。
 でも、一番の見所はどうしても自分の目で焼き付けたいために、カメラを降ろしてしまうんですけどね。
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 秩父神社。出発直前の宮路屋台。笠鉾二台を見送った後に登場する一番屋台です。
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 出発直前。盛り上がる人だかり。このぞくぞくした感触が大好きです。
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 そして出発。歓声が上がります。
 イマジナリーラインを思いっきり無視してあちこちから撮りまくる僕。
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 上町屋台。後幕の獅子。
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 駅前の上町屋台。
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 見事なまでの屋台屋根。上町と中町は特に見ごたえがありまする。
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 中町屋台。グレーテスト!
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 と、相変わらずな僕です。何にも成長しておりませぬ。
 自宅に帰り、写真を整理していたら、かみさんからは「どの写真も甘い。愛情が足らん」と説教されました。本気で戦場カメラマンならぬ祭りカメラマン兼ルポライターとして育成されている模様です。それで食べていけるなら本当にそうしたい。
 誰か僕と本気で祭りについて語り合ってください。仲間が居なくて寂しいです。