フリーランスになってしまって

僕が会社を辞めることを決意した時のこと。2014年8月。

(退職届を持って出社した日の写真:https://www.facebook.com/photo.php?fbid=925987237417798&set=a.505387736144419&type=1&theater )

いろんなところで僕の経歴を話す機会があるので聞いたことがある方もいると思うけど、僕は「映像屋」になりたくて準備して独立したわけじゃない。

あくまで「会社でいじめられて」追い出された立場だ。

しかも年齢も40超えて、他に転職できるアテもない。貯金もない。食うに困って、仕方なく進んだ道が(師匠との話は割愛)「映像編集の案件を引き受けて細々と食べていく」ことだった。

夢も希望もあったものじゃない。起業家精神もフリー精神もへったくれもない。それしか食べていけなかったのだ。

もちろん、親にその話をするのはとても恥ずかしかった。申し訳なさもあった。不甲斐なさもあった。

「お前、この先どうする気なんだ」「なんでもっと頑張らなかったんだ」という声が聞こえてくると思っていた。

が、実際に両親に退職を伝えた時、電話口から真っ先に聞こえてきた声は、これだった。

「おめでとう」
「ようやく、自分で食べていく道を選んだな」
「よく雇われで頑張ったなぁ…もっと早くこっちにくるかと思ってたのに」
「そもそもマクルーハン的視点において21世紀の資本主義社会はこれから破綻に向かうので会社組織というものは以下略(学生運動経験者である父の話は主語が大きくて長いので割愛)」

予想しなかった言葉の数々。いや、ある程度は想像できたけどさ。最後の文章とか。
自分では追い出されて仕方なく選んだと思った道を、喜んでくれる両親がいる。

そりゃ、自分の中でパラダイムシフトは起きるよね。
この瞬間から、僕の中で何かが吹っ切れました。

そして、昨日。
父とのLINEのやり取りの中で、ふと一言が。
「輔がフリーランスになってくれて」

この人は、本当に心から、僕が会社組織を離れて、フリーになったことを喜んでくれている…。

嬉しいよね。自分の道は間違ってなかった、正しい道を歩んでると、これ以上ないバックボーンから言ってもらえることが自分にどれだけの自信になることか。

そりゃね。コロナの時代、いろいろ苦しいこともある。大変なこともある。

でも、両親が喜んでくれる仕事させてもらえてるんなら、これ以上孝行できることもないだろう。あとは健康を害さないことと。

まだまだ、頑張るさね。タフに生きるさね。

端くれとして生きる

暴力団を容認する訳ではない。
が、この価値観。共感しかない。
上に立つもの、組織として若衆への配慮も忘れず、メンツも崩さない。

フリーランスも社会の端モノ。せめて矜持は持って居たい。

(引用)「我々遊び人にもらう資格はない。さんざん社会に迷惑をかけながら、都合が悪くなれば国にすがるのは筋が通らない。若い衆にもそう伝える」(引用終)(引用)「ただそれは自分の価値観。若い衆に強制はしない。暴排条例施行以前、それぞれ経営する会社を通じて税金を払っていた。ヤクザから銀行口座を取り上げ、表の商売から放逐し、実質、無職に追いやったのはお上なのだから、もらいたいヤツがいるなら堂々ともらえばいい」「自分の若い頃は、いつも金策に追われていた。それぞれに生活もある。致し方ないケースはあるだろう。ただ、もらうんだったら、その10倍は地域に尽くせと釘を刺す」(引用終)

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%82%B6%E3%81%AB10%E4%B8%87%E5%86%86%E7%B5%A6%E4%BB%98-%E5%B9%B9%E9%83%A8%E3%81%AF-%E3%81%9D%E3%82%93%E3%81%AA%E9%87%91%E3%81%84%E3%82%89%E3%82%93-%E8%B3%87%E6%A0%BC%E3%81%AA%E3%81%84/ar-BB13ev6l?fbclid=IwAR0b4RjCqYvsedjkVL4xKvPZkMDy_MQatuzAP9mZQTb1NqgyYK9ydM3ql4A

愛されて46年

お座敷からお声がかかると一瞬自分が「必要とされる価値」のある人間と勘違いしそうになる。全然、まだまだだ。自分は何者にもなってないし何もなし得てない。

「何かなし得ることが生きる価値」と思う目標達成思考、ビジネス思考は嫌いだし、その視点から蔑まれて見られることをどこ吹く風と思って過ごしているが、時にふと「バカにされっぱなしなのも癪だよな」と幼い心が芽を出す。ダメなのだ。それじゃダメなのだ。バカにされてなんぼ。愛されてなんぼの生き様だ。人様より優越に立とうなんてゆめゆめ思ってはならぬのだ。

へらへら生きてるんじゃねぇよ。と言われたら、こっちは心底覚悟持ってへらへらしてるんだよ。と言い返したくなる。これがいけない。くれぐれも、実業には手を出さない。なんどもいうが、優劣を競う資本主義世界の競争ルールに則るつもりはない。

僕自身には、なんの価値もない。愛されて46年。それだけで十分。その他の価値は要らない。一抹の命であり細胞の集合体だ。神出鬼没の変態紳士はただの概念だ。

世界が変わっても、朝は変わらない。

朝から撮影、帰って編集。気がつくと朝の四時。こんな生活がいつまで続くのか分からない(コロナ的にも体力的にも)。でも、一仕事終わって外に出たら綺麗な空が見えた。それだけでまだ、頑張れる。コロナでも、朝焼けは変わらない。

ブックカバーチャレンジ

あまりバトン関係やチャレンジ関係はやらないのだけれども。他ならぬ前職の先輩、金野秀彦さんからご指名頂いたブックカバーチャレンジ。お応えしてまいります。しかも、紹介時の本が「本本堂」の「未来派2009/坂本龍一」と来たものだからたまったものじゃありません。僕も全力でお応えしてまいります。 ——————————————————#7日間ブックカバーチャレンジ ★Day1
読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ。【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする———————————————————バトンをお渡しする方は、また明日から改めて。金野さんとは一緒にお仕事した期間は少ないですが、よりもっと深くお話ししたかったです。またいつか機会があると信じています…

あまりバトン関係やチャレンジ関係はやらないのだけれども。他ならぬ前職の先輩、金野秀彦さんからご指名頂いたブックカバーチャレンジ。お応えしてまいります。しかも、紹介時の本が「本本堂」の「未来派2009/坂本龍一」と来たものだからたまったものじゃありません。僕も全力でお応えしてまいります。

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#7日間ブックカバーチャレンジ

★Day1

読書文化の普及に貢献するためのチャレンジ。

【目的とルール】

●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する

●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ

●都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする———————————————————

バトンをお渡しする方は、また明日から改めて。金野さんとは一緒にお仕事した期間は少ないですが、よりもっと深くお話ししたかったです。またいつか機会があると信じています…