弁天 江ノ島 大雨

かみさん「やばいわ。来月、相当ピンチだわ。」
わたくし「師走は金かかるからな。」
かみさん「年越せるかしら。」
わたくし「よし。僕に任せておけ。こういうときは、神頼みだ。」
生まれた時からスーパー他力本願な生き方をして38年。困った時は神頼みに限ります。ええ、人間努力したところでタカが知れてます。人間一人の力で出来ることなんて微々たるモノです。大きな流れに乗って、偉大なる御力を借りて事を成す方が理にかなってます。ええ、単に努力が嫌いなのです。
でも神頼みのための努力は惜しみません。本末大転倒です。
と言うわけで、神頼みしてきました。
話せば長くなるので省きますが、僕は弁財天好きなのです。なので、神頼みといえば江ノ島に行かないといけません。(注・江ノ島は弁天様の島です)僕は信心深いので、ちゃんと弁天様の居る場所まで行ってお参りしてまいります。7年ぶりくらいでしたが。どこが信心深いのやら。
因みに7年前におまいりに来たときのブログ
ID:yamamoto PW:tasuku
 千葉から非常に遠いです。更には、弁天様は嫉妬深いので、夫婦でいくと不和になります。僕一人でお出かけです。延々東海道線とモノレールを乗り継ぎ、江ノ島に着いたのが午後4時。大分暗くなってました。
 暗くなってた、というか、大雨。嵐。
 コンビニで傘を買うも30秒で骨が折れる。靴下が大変な事になったので3足ほど購入するも全て台無し。江ノ島に渡る橋の上で、「もう、無理、ちょっと、無理、ギブアップ!」と、江ノ島に渡ることを断念。橋の途中から御参りしてまいりました。きっと伝わってることと思います。信じてます。
 そんなこんなでお参りしてきました。これでウチは大丈夫です。五穀豊穣子孫繁栄大願成就七転八倒。

ケーブルテレビ

ケーブルテレビに加入しました。
いや全く。時代に逆行しているのは承知の上です。でも、どうしても入りたかったのです。
きっかけは、先日行った渋谷NHK。
ここで、NHKアーカイブスを見たんですよ。
※NHKアーカイブス-昔のNHK作品を無償で閲覧できるサービス。
視聴したコンテンツは「チャウシェスク政権の崩壊」。NHKスペシャルの中でもひときわマニアックな番組です。でも、山本家の人間としてどうしても見ておかないといけない作品でもあるのです。話すとまた長くなるので詳細は控えますが。身内に亡命者もルーマニア人も居りません。ええ。
 感想。「ドキュメンタリー凄い」。
 この「凄」って漢字、シャープすぎてよう使わないのですが、今回に限っては本当に凄いと感じた。
 プロ一線級の映像はこうあるものか。うむむ。映像屋の端くれとして、やはり良い作品を日々見続けて眼を肥やさないといかんな。うむむ。毎日ニコニコ動画やYoutubeばかり見とったらいかんな。うむむ。うむむ。
 という訳で、感動した気持ちを忘れる前に。
 NHKオンデマンドと契約、そして更に、いちかわケーブルテレビとも契約。この年にしてテレビっ子デビューです。自宅帰ってまずPC点ける前にテレビ点ける習慣になる日が来ると思わなかったよ。どちらにしても駄目人間とか言うな。
 これで、AppleTVとWiiとiPhoneとPC合わせ、ひたすらin the コタツで何年でも生活できるスタイルが完成しました。布団の下半分をコタツに入れる「雲竜型(今命名した)」で今年の冬は腐れ果て乗り切ります。
 そんな僕の、NHKオンデマンド&ケーブルテレビオススメ番組トップ3です。
1・ナショナルジオグラフィックチャンネル
 これはすごい。さっきからすごいしか言うてないが、これはほんとうにすごい。
 話し始めるときりが無いのだが、番組におけるクオリティの、撮影能力・構成力は言わずもがな。今回特にびっくりしたのは「編集力」。
 コレ絶対世界一流のエディターが集まってるだろ。「映画も一流アーティストのPVもなんでも作ってきたけど飽きたからドキュメンタリー作る」みたいな人ばかりで作ってるだろ。なんでただのカバのカットインがジョンウーみたいに太陽かぶせて切り返してるんだよ。しかも自然に。ストーリーになじむように。なんで一瞬のワニのCGでうろこ一枚まで完璧に仕上げてるんだよ。怖いよこのクオリティ。
 そしてそのクオリティを、決してマーケットに迎合した番組にしてないところも高評価。
 昼1時からぶっ通しで「ワニスペシャル」一挙5時間放映!!「ワニとカバ、危険な子育て」「ライオンvsクロコダイル」「ワニのギャングランド」「最強の捕食者たち~ナイルワニ」「クロコダイル・キング」・・・誰が見るんだよ。はい、僕が見ました。番組の合間にはMTVテイストなキャッチー・ステーションブレイクを入れ「ワニ番組中、人気第一位”クロコダイルキング”」て、誰のどこの人気なんだよ。ええもちろん録画してみましたが。
 因みに来週は「世界の工場スペシャル」だそうです。コカコーラ工場やベンツ工場の特集とのこと。すごく見たい。
 というわけで、ナショジオチャンネル、お勧めです。
2・NHK人形劇「三国志」
 説明するまでも無いでしょう。紳助竜介が語り部を務める中、川本喜八郎作の人形が大活劇を繰り広げるNHK渾身の珠玉。往年の名作です。これをDVDを買うことも無く、番組の放送時間を待つことも無く、好きなときに好きな量だけ一挙に見続けることが出来るなんて、今はなんと素晴らしい時代なのでしょう。デジタル万歳!です。こういうところにデジタルストリームを感じなければなりません。
 3・MTV
 80’s culture king! ハンバーガーと映画館とMTV。アメリカに憧れた80年代はFENかMTVか。僕の中では常にMTVはスリラーとフットルースがかかり続けています。
 あの頃の憧れを取り戻すべく、MTVにチャンネルをあわせるのです。
 早速見たのはメタリカライブ。回顧と言われても気にしません。今は素晴らしい時代ですが、過去も素晴らしい時代です。つまり、僕が生きている限りその時代は素晴らしいのです。味が違うだけでね。
 そしてその次番組がパフューム PV特集。うーん、良くわかってる。もちろん録画して見てます。
 音楽に対して流行を追いかけないとしても、MTVを見ている自分、というものを再確認することで、また自分自身に新たな世界が繰り広げられるのです。つまりMTVはお洒落なモテアイテムなのです。
 その他にも、コロンボ、モンクと名探偵モノばかり扱う「AXNミステリー」、歴史ドキュメンタリー専門「ヒストリーチャンネル」、日本映画専門チャンネル、ひたすらテレビショッピングの「ジャパネットたかたチャンネル」、羽生スペシャル!「囲碁将棋チャンネル」・・・すごく面白そう!と思うものから、誰が見るんだよ、と突っ込みたくなるものまで、様々。この雑多さがケーブルテレビの素晴らしさですね。
 将来お祭りチャンネルをケーブルテレビで開局することを僕の夢に加えました。

休養を経て、ここ1ヶ月を振り返り。

SNS(輔家)にご参加頂いている方には前もってお伝えしておりましたが、改めて。
先々週より2週ほど、休養をいただいておりました。
ご心配をかけた皆様、ごめんなさい。
少しづつですが、調子を取り戻してまいりましたので、改めて筆をとっています。
とはいえ、この1ヶ月に何があったのか。
改めて説明をしようにも、なかなか自分自身ではまとまりきっていません。
そんな折、妻の日記にこの1ヶ月の僕の状態について、まとまっていた文章が掲載されていたので、許可を経て引用します。
僕の妻だけあって、僕に負けず文章が長いです。
—-<以下、引用>—-
しばらく前の日記に、「夫が、夏頃からストレスまみれになっていて、その巻き添えでわたしも振り回されて大変」みたいなことを書きましたが、その夫のストレスが、先月の終わり、加速度的な悪化劇を呈したらしく、ある朝わたしが起きたら、夫の心が折れていました。
うつ病の家族(=わたし)をケアする疲れを軽減するために、夫はここ数年来、わたしの主治医と連携している臨床心理士にかかっているのですが、その心理士がいち早く夫の異変を問題視して、即精神科ドクター(=わたしの主治医)の診察→初歩的な抗うつ剤と眠剤の処方、という運びになりました。
あわせて、心理士からの進言書?のようなものが出たことで、会社を計2週間、休むことになりました。
夫の心を折った、ストレスの源に関しては(中略)、会社側としても、経緯もよくわかっていたし、健康を害させたと賠償責任を問われるようなことになっても困るし、みたいなことで、対応が早かったようです。
↑この辺の詳細は、わたしは外部の人間でしかないので、多分に憶測を含みますが。
※山本注:会社側に責任を感じることや賠償責任を問うなんて事は全く無く、むしろ迅速な対応に感謝する次第です。
今週は、夫は毎日半休で出勤しています。
休養を取る・服薬を始める、のタイミングが、至極迅速だったおかげか、夫も少しずつ元気を取り戻してきているように思います。
大変だったのは、彼の休養第1週でした。
文字通り付きっきりの看病をしていたら、1週間と持たずに、看病疲れであっさりわたしが倒れまして。
まーもともと、わたし自身、現在進行形の病人ですし、必然と言えばそうなんですけど。
あっけなくわたしも倒れたことで、逆に夫もシャンとしたのか、あるいは単に1週間休んで多少楽になったのか、2週目には共倒れしない形で、持ち直すことができましたが。
元来夫は、ああ見えて(どう見えて?)、決してメンタルの強くない人です。
ただ彼は、自分の弱いメンタルを守る術に長け、助けてくれる存在(それは必ずしも「人」ではない)に身を寄せることが上手い人でした。
わたしはその、彼の「自衛能力」をとてもとても信頼していました。
(人は、必ずしも強く在る必要はなく、ただ上手く自分を守れればよいのだと、彼の生き方をわたしなりに真似ることで、ここまでわたし自身の病を克服してきた部分も大きいです。)
今回彼が弱っていく経緯を、近くでずっと見ていましたが、今回にかぎって、彼がどこで何を誤って、あんな、にっちもさっちもいかない状況にまで追い詰められたのか、正直言って全くわかりません。
本人いわく、いろいろ運が悪かった、とのことですが。
不運な目に遭うのはわたしの専売で、夫はいつも必ず上手くやると、本当に信じていたので、心の準備がなくて参りました。
あ。
夫に失望したとか、そういう意味じゃないです。
ただ素直に、本当にびっくりしました。
もう立派に中年だし、一般的な体の病気には、いつ、かかるかもしれない、というのは思っているけど、彼は心だけは病まないと、勝手に思っていました。
彼は、わたしと違って、そんな目に遭うことにはならない、って、思っていたのですよねえ。
そう。彼はわたしとは違う、ということを、よい意味で、盲目的に信じていました。
そして実際、やっぱり違いますけれど(笑
わたしが日中当たり前に服用している安定剤よりも軽い眠気しか促さない眠剤で、ぐぅぐぅ気持ちよさそうに寝てるし。
抗うつ剤だって、わたしに言わせたら「笑わせんじゃねぇよ!」ってくらい、ちょびっとの量で「あー。落ち着くー」ってしあわせそうだし。
これだけ微量の薬で、これだけ元気が戻るなら、大丈夫だろうと、妻としての立場とは別に、うつ病患者の立場で思います。
(ただし、量は少なくても、依存性の強い薬らしいので、よくなってからも、減薬していくのに、多少時間はかかるかもしれませんが。)
そんなこんな騒動の中、この前の日曜に、夫は38歳の誕生日を迎え、同じ日にわたし達夫婦は結婚丸11年を迎えました。
当日はあいにくの雨でもあったし、こんなときだし、特に盛大なイベントはしませんでしたが、外に食事には行きました。
いろいろありながらも、2人の気持ちが離れることはなく、結婚11周年をまたぐことができて、きっとしあわせなことなんだろうな、と思います。
—-<引用 ここまで>———-
どうも。メンタルの強くない人です。
最終的にはいつも妻におんぶにだっこな僕(五歳児)です。
自らも、「心が病むことはない」と信じていたのですけどね。まあ、そういう盲信こそ根拠のないものなのですが。
とりあえず、快気ではないですが、少しづつ上昇過程にあります。
おかげさま、おかげさま、でございます。皆様ありがとうありがとう。
次回作にご期待ください。
今回、知ったこと。
自分の足だけで立とうとする人生なんて、つまらないし、不可能なのだな。
必ず、誰かの支えがあるのだと。人の援助を少なくしようと云う努力も、極端に言えば必要ないのだと、なんとなく解ってきたし。
大人になるってのは、自分で立つことじゃなくって、周りに愛されて支えられてることを自覚すること、なのかもね。
気がつくと結婚生活も11年。二人三脚の人生も、板についてきました。
背負って、背負われて。ですね。