夜22時。突然のように思い立って会社近辺のTSUTAYAに行き本とDVDを大量購入。紙袋2つがぱんぱん。
自宅に戻ってから映画三昧読書三昧。朝の4時までPCにも触れずに布団の上で戯れる時間。翌日も朝から仕事だというのに。
という夜を過ごしたところ、かなり頭がすっきりしました。
相変わらずですが、僕は休養のとり方が下手です。
下手というか、休養という意味がわからない。会社の休みの日は別の意味で活動日だし、そうでなければ宇宙と交信している(※ただ妄想していること)時間なので、これはこれで疲れるし。
かれこれもう35年近く休養してない気がします。
5年ほど前まではそれでも頭が動いていた(あるいは動いていなくてもあまり変わらなかった)けど、最近は時々頭を再起動しないと、全く使い物にならなくなってきました。
神経の疲れと頭の疲れと体力の疲れ。それぞれ別に解消するように心がけては来たけれど、最近は神経と頭の疲れが分離しないで一緒くたになって休養を欲し始めました。
ので、旅に出てきます。探さないでください。明日。4時間ほど。新橋から高田馬場を経由して四谷あたりを家出する予定です。
因みに買ってきたDVDや本はなぜかまた某SFに帰結ハマリしている関係で映像関係書類ばかり。とある関係で坂本龍一教授を愛聴していたら、坂本龍一→未来派野郎→Broadway Boogy Woogyからこの映画にまた戻ってきました。二つで十分ですよ。
月: 2009年8月
感謝感謝
いろんなことに感謝感謝。
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明日も四谷。ご縁ありまくり。
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色んな事が重なり、おかげさまで、自己記録更新。
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そして散財。
【自宅改造計画・夏】が開始。
またWinマシンを増設し新規32インチ液晶を購入し、Appleに貢いで本を馬鹿買いする。
自分の経済観念にも改造が必要である。
江戸っ子じゃあるまいに。
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グループでの作業、楽しい。ありがたや。
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めかぶと炒り子ともずくの影響か、3kg減。
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そして今日も飲む。
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明日からも忙しい日々。
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kamaさん、入れ違いごめん。
アニバーサリー男
こんにちは。やまもとです。
ロールモデルはモト冬樹です。
さて、僕には困ったスキルがありまして。
基本的に記憶力も思考能力もありとあらゆるパラメータが壊滅的であり、脳みそスペランカー状態として生きている僕ですが、特に人の名前、時間記憶、会話の細部、といった部分に関しては、なぜか記憶力が異常に良いのです。
うん、まあ、それを聞くだけだと、非常によいスキルだと思う方もいるでしょう。確かに、ちょっとしたビジネススキルとかで活用することも可能です。
ですが、これが通常の生活で発動すると、非常にうっとうしいこと極まりない。
たとえば、第三者的な友人の話をする友人が居たとします。
通常、自分の知らない人の話というのはあまり興味を引くものではなく、それとなく聞き流して忘却するものだということです。まあ、お話しする側もそのつもりで話しているのでしょうが、僕はそういうわけに行きません。
うっかりと僕が注意不足でお話を聞いていると、「ああ、そういえば2年前に君の友達の○○君がしてたって言ってたよね。」などと相手を気味悪がらせる以外に誰も何の得もしない突込みを入れてしまい、「何こいつ。変態?」という目で見られます。相手が同性ならまだしも、異性だと「何この男。ストーカー?きもい?そんなに私のことチェックしてるの?この変態!」とありえない罵声を目の奥ににじませた視線を向けられます。うん、うっかりこういう発言すると、みんな一瞬引くんだよね。当たり前か。
別に誰かをストーキングしてたり、チェックしてたりということでなく、変に話の細部だけ覚えているという不思議な脳みそをしているのです。
同じように、時間軸も結構覚えていて、何年前の何月何日に何をしていたか、も結構覚えていました。
若いころ付き合っていた女性からは、本人以上に「今日は○の記念日」とか「今日は○した日」とかを不気味なほどに覚えており、「アニバーサリー男」というこれまた嬉しくない称号を頂いていました。いや、ホントに、何か他意があるわけじゃなく、ただなんとなく覚えているのですよ。だからキモいって言うな。
歳をとるにつれて、うまいことこのあたりは忘却するようになってきましたが、それでも断片的に相手を気持ち悪がらせる記憶をすることがあり、この前も
「そういえば○ちゃんって元気?」「は?」「ほら、3年前に一緒に横浜のラーメン屋行ったときに僕に話してくれた、高校時代からの10年来の友達っていう子」「・・・」というキモい会話をして引かれてしまいました。やっちゃった後で結構自己嫌悪してるんですよ。
まあ、そんな頭なので、他の皆様の過去の悪行(女性素行関係)や片思い、告白などの甘酸っぱいエピソードなども、僕に一度でも話したことのあるものは実は結構覚えてたりします。ふふふふふふ。
なんてことをカミングアウトしても仕方ないわけでして。どれを覚えててどれを覚えてないかなどさえ記憶にありませんが、まあ、そんな訳で僕の頭は相変わらず半壊れのスチームパンク状態で生きています。
というわけで、僕が変な突込みを入れても暖かく迎え入れてください。許してください。
今日という日の記憶でいえば、28年前の今日も明確に覚えてます。当時小学2年生。キモいっていうな。
明日からお盆の連休です。
撮影現場
撮影現場に参加してきました。
詳細は業務上話せない事も多々あるため割愛しますが、「現場感」を忘れつつある自分に危機感を覚え、思うところがありましたので、ちょっとしたサポート係としてプロの映像屋が集まる撮影現場の空気を吸わせていただくチャンスをいただきました。もちろんもちろん、お仕事じゃないですよ。友人の撮影現場に遊びに行かせていただいただけでございます。ふふ。
夜の11時に現場に着き、朝の5時まで撮影現場を体感。
前日も翌日も仕事がありましたが、それでも行ってよかった。
撮影現場が本業だったのは、もう10年も前ですね。映像制作会社に勤務して、いろいろとあれやこれやの作品を作っていました。当時はもう訳もわからず撮影現場をひたすらぶん回すために東奔西走を繰り返してました。あのときに自分が何を求められているのかも解らない状態でしたね。
そして、僕のことをご存知の方は納得いただけることと思いますが、僕はまあそれはそれは気が利かない奴でして。さらに神経も細かくない。きわめて大雑把。且つ粗雑。
映像制作の現場にてこういう人間は全く役に立たないわけです。
撮影現場は、立ち位置の確認や監督の求めていること、クライアントの指示、撮影の意向、そういうものを汲み取って瞬時に判断して、且つ場を和ませながら進行する。「空気読む」の最も研ぎ澄まされた空間だと思います。
新卒で映像制作会社に入った一年目にはそりゃもう体罰も含めてよくぶん殴られました。そしてどれだけ殴られてもできるようにはなりませんでした。いやほんとに。びっくりするぐらいです。
それでも現場が好きで、辞めるつもりは全くありませんでした。そんな日々を当時送っていると、上司から「お前は全くアシスタントに向いてない。気も利かないし動きもトロい。でもなぜか進行しきりは進んでる。しかも変態である。出来ないくせに現場で偉そうな顔してる。なので明日からディレクター(監督)な。」というわけのわからない理由で昇格した記憶があります。まあ、当時の上司には本当にお世話になってましたし、相当僕の使い方に苦慮したのだと思います。それでもアシスタント歴半年。若干23歳で監督て。それ以後、アシスタント業務はむりやり引っぺがされました。向いてないという理由で。僕のディレクター観が世間一般より間違っている理由はこの辺りにありそうです。
そうそう、それで、何が言いたいかというと、僕の中には「アシスタントコンプレックス」があるのです。
監督がタバコを持ったらサッと火をつけるような、そういう気配り(ちょっと違うけど)ができる男になりたかったのに、そういう業務を経験しないまま監督業にまわされたため、僕の中では「経験不足」という気持ちが非常に強いのです。できないんですよ、そういうことが。現場の皆さんをサポートする業務を行いたい気持ちが強くて仕方ないのです。
本来アシスタントがきちんとできる人が監督業をやるべきだと思うのですが、こういうキャリアパスを経由すると、その後の人生が大きく捻じ曲がります。捻じ曲がったまま、ここに居ます。
そのまま齢30を超えると、どうしても現場でアシスタント係になるチャンスもなくなってきて、且つ現場からも離れていく、という状態でした。ずっと僕の中では「やりたくてできない」ことが、このサポート役でした。
というわけで、今回、サポートしようとさせてもらえることがとてもうれしく、嬉々として補助役をさせてもらいましたが、まあ楽しいこと楽しいこと。自分としては楽しかったのですが、現場を邪魔してないかどうかでどきどきでした。10年以上のブランクと、年齢による体力と・・・監督に怒鳴られながらも、それでも僕には幸せな世界でした。
そしてプロフェッショナルが集まるこの空気感。これが楽しくて仕方ありません。
緩やかな中でもいい絵をとろうと張り詰めた緊張感。
本当に、撮影現場は大好きです。また参加させてもらいたいな。
RさんWさん、本当にありがとう!!!
久々の休日
7月は何かと仕事、自宅の諸々が重なり、ほとんど休日が取れませんでした。
いやいや、本当に、ありがたいことなんですけどね。
今日はほぼ一ヶ月ぶりに、かみさんと外出しました。
かみさんに、ここ一ヶ月間をしっかり切り盛りしてくれたお礼も込めて、一日エスコートです。。最近は僕のハードワークおよび痴呆が進みすぎていて、炊事選択はおろか、髭剃りから靴下履きまで全てかみさん主導で動いてました。本当にありがとう。そして僕は人間失格。
そして今日はとっても普通な、普通的、普通っぽい、普通の人の日記となります。なんか変なこと期待した人ごめん。そしてそもそも僕は普通の人なので、そんな変なこと期待されても知りません。頚動脈を絞めてのプレイとか24会館とか名前さえも知りません。行った事もやった事もありません。ここ3年間は。
そして強引に普通の日記始めます。みんなのブラウザ戻るボタンを押す姿が見えてくるようです。
これをコンテンツ選択におけるユーザー視点の欠落と呼びます。
写真は一枚も無いけれど、今日のランチは、いつものお気に入り「AW Kitchen」へ。
以前も書きましたが、ここの野菜と生姜エールは絶品。月に一度はここでエネルギーを充填します。
前菜はバイキング形式なので、野菜を食べて食べて食べまくる。お腹いっぱいになっても、全て野菜なのでお腹にもたれない。幸せ。
その後は有楽町に映画を見に行きました。
そういや僕ちょうど20年前、イタリア行った事あったんだった。という事を思い出しました。映画自体最近見慣れてなかったので、ちょっと新鮮な感じ。画面が動向というより、たくさんの人と時間と空間を共有して作品を見る、ということが新鮮。空気が緩んだり緊張したりするのが解るんですよね。映画館だと。映像を作る身として、どこでみんながどう反応するのかが見えるのがとても面白かったです。
ぜんぜん本編に触れてないな。
その後、訳あってアークヒルズ赤坂に立ち寄り、そのまま六本木にあるLE CHOCOLAT DE Hへ。
どうしてX-10さんのようなブサ面デブハゲ中年の方が、オサレリア充臭満載でセレブ気質あふれる素敵スポットに行っていやがるんですか。という声が聞こえてきますが、まあ落ち着きなさい。
いろいろお仕事の関係含め、このお店に興味があったのです。自分の仕事のためにも、一度行っておきたかったのです。僕は情を込めないと仕事できないもので・・・。
そしてここのチョコレートは本当においしい。何がって、ニガい。
ニガさの中にしっかりと、砂糖っぽくない甘さ(フルーツ?)のテイストが込められていて、とても美味。特にコーヒーと一緒に口に入れると溶けて幸せ。思わず持ち帰りのチョコレートをいくつかまとめて購入しました。
ふと、ちょっとしたエピソード。
以前、ここのショコラティエと呼ばれる方と、仕事でご一緒することがあったのですが、その時に雑談で出てきたこと。
「シュークリームはお菓子の基本です。僕も、修行中には一日に何十リットルと生クリームを作りましたねー。」
え、何十リットル?
単位、リットル/日ですか。
と、ここでも確信。やはりモノヅクリにとっては、手を動かすことはベースになるんですね。それはWebだろうが映像だろうがお菓子だろうが、全てに通じて。職人はその鍛錬でこそ、一流になるんですね。
そしてこの方が、至極当たり前であるかのように語っているのを聞いて、「ああ、この道では何千人というお菓子職人修行者が日々生クリームを作り続けているのだな。」と確認しました。それだけやって、頂点にいけるのはほんのごくわずか。すごい世界です。プロスポーツ選手も競馬の騎手も、みんな同じ職人なんですね。
僕は職人の技を称える側の人間としてやっていきます。
そんな訳で、とても普通の人の一日でした。家に帰ってからチョコレート食べて、のんびりしてます。
嬉しい日
昨日は職場(学校)のWebを学ぶクラスの卒業制作発表会。
いろいろやらなきゃいけない事は沢山あるのだけど、隙を見て発表会を見学してました。いや、隙を見てじゃないな、ちゃんとお客様をエスコートして、見学いただくついでに自分も見てた、ということでしょうか。
入学と卒業は、この仕事をする限りついてまわるイベントです。嬉しくもあり、寂しくもあり。
でもまあ、卒業が別れではなく、これから仲間になる、と同義なので寂しさはあまり無いのですけどね。
倍々ゲームで仲間が増えていくだけの職場。最高です。
そんな中で、今日見学をしていたときに発表していたのが、たまたま自身が入学の際に立ち会った方でした。
その後も相談に乗ったりフォローしたりする機会が多く、いろいろ気にかけている受講生でした。もちろん、どの受講生にも分け隔てなく接しているのですけどね。
スタートの段階から、パソコンに慣れないといけない、Googleの活用方法をなれる必要がある、など、学ぶことが多く、人よりも多くの距離を走る必要を感じる方だったのですが、卒業制作発表の時には、
- 膨大なコンテンツを仕上げる
- 顧客視点を意識してコンテンツを作る
- MovableTypeをはじめとしたCMSを使いこなす
- ギミックを多用し、考えたデザイン、説明できるデザインを作る
などなど、僕ら学校のスタッフが「これが卒業生の作品です」と十分に胸を張って話せる作品を作っていました。
もう、本当に、泣きそうです。
そりゃ、学校のスタッフは、何が出来るわけでもありません。技術を教えるのは先生方ですし、クリエイターとしての生き方、情熱を伝えるのも、先生、サポートの方、先輩方だったりします。僕たちスタッフは、ただ大過なくみんなが安心して通える学校を作ることに尽力するわけで、その方に何をできたわけでもないのです。
でも、本当に嬉しいのです。
入学の段階であんなに不安な顔をしていた子が、制作発表では堂々と作品を見せている。
当初はソフトも満足に使えない状況から始めて、気がつけばサイトを作れるようになっている。
ただ作れるだけでなく、顧客視点、ユーザー視点など考える余裕も生まれ始めている。
それを見守るだけで十分なのです。
だから、僕はずっとこの場所に居続けたい、と思えるのです。
心の底から、僕は幸せな仕事をさせてもらっている。と感じています。
また、次のクラスの卒業の日には、同じ事を思うのでしょう。
そして、入学の日には、同じように夢を膨らます皆さんを迎えるのでしょう。
ガキだなぁ。と自分のことを思いますが、それでも、この気持ちがあるから、僕はここに居ます。
みんな、思う存分、暴れてください。
純度の高いコンセプトが世界を動かす
とりあえずこのサイトを見て欲しい。
この一ヶ月でもっとも衝撃を受けたサイトです。
http://www.explosionsandboobs.com/
簡単に言うと「爆発と巨乳」。
詳しく全貌を説明すると「爆発と巨乳」。
世の中の男の子が好きなものを並べた、という非常にわかりやすいコンセプトの元、作り上げられたサイトです。It’s Simple!
やー、コンセプトの純度って大事ですね。いろいろ考えたりマーケティングしたりすることも大事ですが、まずはコンセプトをそぎ落として、言いたい事を端的に並べる。言葉の多い僕には決して出来ない芸当です。
デザインや技術は、コンセプトを表現するためにある。
こんなシンプルなソースとJavaScriptでも、僕は衝撃を受けました。
僕の卒業制作の方針は固まりました。コンセプトで勝負します。
そして僕は両方とも好きです。男の子ですから。