コロケーション

最近、コロケーションに興味を持ち始めまして。
コロケーション-ある単語と単語の”よく使われる組み合わせ、自然な語のつながり”のこと。
例えば「風邪を」と言えば「ひく」。「インフルエンザに」「かかる」「病気に」「なる」といったつながり。なんで「風邪になる」とか「病気をひく」と言ったらネイティブ的に違和感を覚えるのか、理屈じゃない部分。
そういう金にもならん興味は大学時代に済ませておけボケ、と言われそうですが、大学時代は人に言えない不埒三昧をしていたので、そんな悠長はなかったのです。
と言いますか、中国語を学んでいると、あんまりにも覚えるべきコロケーションが多くて、また興味深く、改めてその目で日本語や英語を見たときに「これは面白い」と一気に魅了されまして。やはり「学習」とは感動がベースなんだと実感しましたよええ。
因みに英語読めません。そして中国語も読めません。manyなpeopleだけどlargeなpopulationでかつheavyなrainなのですよ。覚えられるかこんなもん。
因みに僕の好きな日本語コロケーションは
1・煙草を喫む(のむ)
2・弁当を使う
3・カツラを嗜む
です。これだから昭和初期と言われます。
そしてたしなみは大事です。大人として。

HSK (漢語水平考査~中国語の検定)

ブログを開くたびにかなまら祭りの写真が出てきてびっくりしてた皆様こんにちは。ちゃんと更新しましたので、これでもう慌てなくってすみますよ。
さて、嬉しいお知らせ。
今僕が集中して注力しているモノ「中国語」。3月末に試験があったのですが、おかげさまで無事、2級、3級共に合格いたしました。みなさまありがとうありがとう。
因みにHSKとは・・・。
Links to HSK
その2級と3級とは・・・
■2級■
中国語を用いた簡単な日常会話を行うことができ、初級中国語優秀レベルに到達している。大学の第二外国語における第一年度履修程度。
■3級■
生活・学習・仕事などの場面で基本的なコミュニケーションをとることができ、中国旅行の際にも大部分のことに対応できる。 600語程度の基礎常用中国語及びそれに相応する文法知識
ということは僕は基本的なコミュニケーションが取れて、中国旅行で対応できるのか。ほんまかいな。全然そんな気がしないのだが。とりあえず毎日中国人とコミュニケーションは取ってるけどね。
にしても、今回3級が合格できたのは本当に僥倖です。自分でも受かると思わなかった。もっともっと勉強が必要と思ってたからね。
自分のやってた勉強方法なんかは以前ブログにも書いてました。
じんてぃえんうぉしゅえしえじょんうぇん (今天,我学习中文)
中年進行中中国語学習中
うん、上記「おばあちゃんメソッド」はやっぱり間違ってなかったんだろうな。
これからもこれでしっかり進もうと思うが、次の試験は6月。4級に間に合うのだろうか。
因みに4級は
■4級■
中国語で流暢にコミュニケーションがとれる方が対象。一般的に日常会話をほぼ自由にこなすことができると評価されるレベル。中国語で仕事をする上で、必要最低限求められる語学力レベルと言えます。
※このレベルは、中国の大学の理工系学部の入学最低基準に達しています。
う・・・壁が高いなぁ。

電子辞書

電子辞書
今日も中国語。
電子辞書、買っちゃいました。
Links to XD-B7300
ええ、もう、これは無いと駄目だわ。
語学の初学者には辞書は必要ない、と思い、これまで我慢して辞書を使わずに学習してきましたが、さすがに限度を迎えました。名詞や動詞はいいんです。大体解るし、日本語と違う部分だけ学べば理解が進むので、正直他の言語より辞書を引く回数は少なくてすむと思います。
でも、「还]や「可以」、「无论」などの接続詞や副詞?的なものが出てくるともうお手上げ。さすがに辞書を引かずに勉強する事はできなくなりました。
で、電子辞書。
僕らの大学時代は、確か電子辞書と言うものが出始めた頃。まだワープロも普及途中で、大学三年次にWindows95が発売された位の年代です。同期の語学専攻の人にも持ってる人は少なかったと思います。ええ、紙の辞書を担いで、一生懸命頑張ってた世代です。
僕はその大学時代から、かれこれ15年以上語学と遠ざかってきた人間です。辞書の進化にも語学学習方法の進化にも取り残されてきました。
その上で、電子辞書使ってみて。
これはすごい。
いいです。使いやすい。
何より、例文を全て発音してくれる、耳で聞き取れる強みが有る。これは紙の辞書ではなかった事です。で、当たり前だけど単語から単語へのハイパーリンクも出来る。ネットが普及して、こういう動作は当たり前になってましたが、辞書でもそれが出来るとなるとなんだか感慨深い。言葉の海に埋没しそうになります。
そして初学者用の辞書「日中辞典」から大辞書「中日大辞典」まで一気に串刺しで調べられる事。思い辞書何個分も一気にまとめて調べられる強さ、これは本当に凄いです。
更には手書きで入力して漢字を調べられる。これ、アルファベット文化圏では必要の無い能力かもしれませんが、漢字圏の辞書ではものすごい威力を発揮します。読めない、わからない文字も、とりあえず書ければ後は何とかなる。部首を調べなくてもいい、ただ書き写せば、その単語の読み方も意味も全て調べられる、これが何と素晴らしい事か。
あれ、僕ひょっとして、10年くらい遅れた技術に感動してる?
まあいいや、それくらい僕にとっては素晴らしい出会いだったのです。
つい先日まで、「いまやiPhoneやiPadで電子辞書機能やアプリ出てるやん。わざわざ電子辞書なんてどこの誰が買うんや」なんて思ってましたけど、とんでもない。これは一家に一台、あるのと無いのでは大きな違いです。まだまだiPhoneアプリの辞書機能は専門の電子辞書の後を追いかけている状態です。
とりあえずまずは使い倒す事。今日も語学の海に埋没します。再見!

じんてぃえんうぉしゅえしえじょんうぇん (今天,我学习中文)

今日も中国語学習です。
そんでもって思った事をば。
【1】熱中状態じゃなければやる必要は無い。
中国語に限らないことなのですが。
僕は「好きな事は徹底してやる、好きじゃないことは絶対にやらない。損得抜き!」を標榜していきてます。でも、これは別に意地張ってこうやってるわけではなく、熱中している時と、それ以外の時の学習効果にあまりに差が有る自分に対する学びのスタンスなわけです。
古くは麻雀、ダビスタから競馬、20代後半はダーツ、いろんなものに熱中してきました。その他女性(略)。えーと、あまりろくでもないものばかりに嵌ってきたのではないかという気もしますが、まあよく身を持ち崩さずに、全うな人生の端っこに生息させてもらえてると思います。損得抜きとはいえ、享楽的な趣味に走りすぎです。もう少し全うな研究・開発に没頭できる高尚な生き方をしてこなければいけなかったですね。
まあ、とはいえ、ココに来て語学の面白さに少しではあるけど目覚めつつある僕です。
振り返って、競馬に嵌ってた頃はどうしてただろう。毎日朝から晩まで競馬雑誌を読み続け、競馬コラムを書き続け、ビデオを見て、頭の中でレースを夢想しては楽しんでいた記憶があります。そうしているうちに、様々な知識がどんどん頭に入っていった。それはそれは、楽しい日々だったと記憶してます。あまりギャンブルとしてお金を賭ける事そのものに興味を持たなかった僕ですが、レースに対する浪漫に熱中していました。
趣味の良し悪しは置いておいて、その頃のスタンスは、今も何かを学ぶときに活かせると思っています。
何かを学ぶときは熱中して。朝から晩まで、何かの事を考え続けていないと落ち着かない状態、いわば青臭い恋愛片思い状態のような、そういう心境状態に自分を組み上げる事。これが、何かを学ぶときに一番大事な事だと僕は思っています。そしてそれがコントロールできるものならいいのですが、それはなかなかそうはいかない。好きになれるものは限られてます。そしてどこでその「好き」という気持ちが生まれてくるか解りません。何に向くかも解りません。
ただ、今ひとついえることは、たまたま業務の中で出会った「中国語」という語学に、僕は今興味を持ち始め、少しづつ競馬熱中時代、ダーツ熱中時代の頃のような心持を思い出し始めていると言う事です。ここに損得感情、これをやっておけばお給料上がるかも、将来に役立つかも、といった打算はほとんど無いのです。むしろいい年なんだからそろそろそういう事を考えないといけないんじゃないかと思いますが。こんな道楽しか考えてない主人についてくる家族が泣きそうです。
熱中できるものが無いときは、生きる屍状態でもいいとさえ思ってます。ええ、人生メリハリです。
【2】環境は熱中心が導いてくれる。
気持ちが向けば、自然と必要な情報、アイテムが身の回りに揃ってきます。そして、今は語学教育には非常に適したアイテムが揃っている時代です。一昔前だと、カセットテープを巻き戻しては聞いて、それこそ擦り切れさせるほどに再生を繰り返して英語を勉強している人が居た時代もありますが、今はそんな必要がありません。そう、iPhoneがあればね。(ちょっとApple風)
Links to オーディオブックの使い方
これ、いいですわ。iPhoneにあるオーディオブック機能で、中国語の短文を何度も何度も繰り返し聞いては発音してるのですが、当たり前ですが巻き戻し早送りという必要が無い。そして倍速も1/2倍速もトーンが変わらずに聞くことが出来る。これ語学教材としては最も必要で、またこれまでなかなか手に入れられなかった機能じゃないでしょうか。僕が大学時代に欲しかった。そしたらフランス語で苦しんで5年間も大学に行く必要がなかったかもしれないのに。
特に中国語は発音を徹底して学ばないといけない言語ですが、ネイティブスピーカーのボイスで1/2倍速でシャドースピーキングを繰り返していると、本当に力がついてきているのを感じます。ゆっくりですけどね。
しかも当たり前ですが、iPhoneはどこでも持ち運べてお手軽に使える。出先でも会社でも。会社の休憩時間にイヤホンでシャドースピーキングを練習する事もあります。それこそ休憩時間中、喫茶店で隣に座った幼児からは「怖いおじちゃんがへんなことばしゃべってるよう」と逃げられそうな態ですが。でも僕は今これが楽しいのでどう思われても辞めないのです。
今はHSK(中国語の試験)の短文をひたすらに暗記、しゃべる事を続けてます。
【3】環境は熱中心が導いてくれる。2
iPhoneつながりで。
これまで、中国語学習アプリはほとんど全てダウンロードしたと言っても過言ではありません。だって量が少ないんだもん。50アプリほどしかないので、とりあえず全部試してみました。そして、まだまだ中国語学習に関して、iPhoneアプリは発展途上。使用者が少ないから仕方ないんだけど、もう少し効果的なアプリが出てもいいんじゃないかな。
その中で使えそうだったのがこの辺。
Links to 月を表す中国語
なんとも変な名前のアプリですが、耳から覚える語学教育アプリとしてはかなり効果的です。まず一切日本語が使用されていない。にもかかわらず、何をしたら良くて、何をしたら正解か、というのがすぐ解るデザインになってる事。これこそエデュケーショナルデザインです。思わずフランス語スペイン語イタリア語韓国語版も落としてしまいました。それくらいいいアプリです。
絵を見て、耳から聞こえる文章にあったものを選ぶ、というただそれだけなのですが、毎日やっていると必ず単語を覚えます。短文も自然に覚えます。
Links to 30日中国語単語
単語帳アプリは結構色々でてるのですが、発音、単語量共にしっかりしているのはこのアプリくらいでした。ちゃんと発声もついてきて、何度も繰り返しやっていれば、2000単語は確実に覚えます。
そう、そして中国語はとにかく単語をしっかり覚えれば、文法はそれほど難解ではないため、身につけた単語量がそのまま語学力に直結しやすい言語だと考えます(ただ、単語を覚える=スペルを覚える、ではなく、発音と漢字をしっかり身につける必要があるのですが)。その意味でこのアプリは発音からだけで単語をテストすることも出来るし、日本語から中国語を探す事もできるし、いろんなカタチで自分の単語力をテストできます。30日と銘打ってありますが、大体一週間で一周できるレベルなので、何度も繰り返しやりましょう。電車の中でも延々やってます。
Links to まいにち中国語
そして真打の登場。なんといってもNHKサービスセンターからの、専門語学アプリです。NHKでは語学教育が盛んですが、番組の放送年や言葉によって、番組の出来不出来があるそうなんですね。あまり詳しくは無いのですが。その中で、名番組と呼ばれている2008年放送の「まいにち中国語」講師:荒川清秀のラジオ放送が、そのまま教材とパッケージになってアプリ化されました。
これ、一日一課聞いてるだけで、ものすごく解りやすい。上記2つが単語力、短文力を鍛えるものだとしたら、それで身につけた血肉に骨格を通すように、文法の成り立ちや構成力を植え付けてくれる。このアプリは流石にボリュームがあるため、一気に遣り通す事は難しいですが、じっくりゆっくり、腰をすえて学ぶのに良いアプリです。
・・・
この年になって、何かのスキルを身につけようなんて、思った事も無かった。
そもそもスキルを身につけるという考え自体があまり好きではなかったし、正直気恥ずかしさもあった。
「仕事で身につけたこの腕こそが俺の実績じゃい」と嘯いてこの年まで生きてきた。
でも、ふと落ち着いて、何かを身につけてみるのも面白いかもしれないじゃないか。それが、強制されたものではなく、ふとであった、熱中できる趣味だとしたら、これほど幸せなものは無い。
中国語に出会った事に感謝。
近々台湾にでも遊びに行きたいなぁ。僕の学んでるのは大陸の言葉だけど。