カルメンを終えて

小金井市で昨日開催されたオペラ「カルメン」満席盛況にて事故なく上演できました!

僕にとってはオペラ3度目の舞台。そしてこれまでとは比較にならないほどステージにいる時間の長い舞台となりました。

そして何より、楽しかった!この素晴らしい皆様と一緒にステージに乗れたことを、嬉しく思うのです。土日の練習、ほとんど参加できてない僕ですが、それでもこの仲間たちはとても貴重なものです。土日はね…僕は僕で自分の大事な居場所があってね…。大事なものが等比級数的に増えていくこの人生。華やかなりし我が時間。

自分が何屋か、それ以上に何者かさえわからなくなってまいりましたが、イタリアのことわざ「穴に落ちたら底を掘れ」の通り、より自ら「何者かわからないマン」になるべくどんどん谷底を掘り続けていきたいと思います。裏側に到達するまで。

カルメン本番!

さあ、明日はオペラ「カルメン」本番です。
この日々の中でどこでオペラを歌う余裕があるのかと聞かれそうだが、余裕があって歌ってるんじゃないの。こういう生き方しかできないの。

明日は既に当日券すらないほどに満員御礼!ごめんなさい!
僕は兵隊さん及び盗賊団の一味。端役ですが、舞台に上がるからには気持ちは皆一つ。
最高の舞台を作り上げるために。頑張るのです。

多忙と月

月とプロペラ機。
丸二日計12ロケーションの撮影をして夜に対馬列島を発って翌日は朝から授業して夜はオペラ小屋入りして翌日はオペラ本番で、その後に20本近い阿修羅編集があるかと思いきや月曜も撮影して編集して編集して編集して。もうやだこんな生活。(意訳:楽しくてしかたない。)

人生は麻薬の如し。もっとこの多動児を幻惑させる毎日が欲しい。こんなに楽しい人生、なかなかないよ。成上ろうが破滅しようが、どちらも受け止められるほどに楽しい。
人から頼ってもらえること&仕事があることと、自分の存在価値は、実はあまり関係ないのだけれど、それでもやっぱり嬉しいし有難いものだね。

果たして、僕は職人か、芸人か。
僕の人生どうしてこうなった。

もちろん、つくることが僕の本業であり本懐なのだが、人生の流れか、今はどうしても噺すことでおヒネリ(決して売上とは言わない)を頂く機会が増えてしまった。それは凄いことでもなんでもなく、ただそのまま「人前で話す機会が増えた」と言うだけで、僕が成長したわけでもなんでもない。
話すことの職人を、古来から「芸」と言う。

僕が若い頃、心の書としていた「葉隠」は、芸事に生きる男を忌諱していた。男が芸なんかするものじゃない、と。
未だに、僕の心にはそれが引っかかっている。
もちろん、芸事で生きる人間性の凄まじさも理解した上で。

結果、僕は一端に何かができるわけじゃない、何者でもない半端者、になっているのだけどね。

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芸人は、米一粒、釘一本もよう作らんくせに、酒が良いの悪いのと言うて、好きな芸をやって一生を送るもんやさかいに、むさぼってはいかん。ねうちは世間がきめてくれる。ただ一生懸命に芸をみがく以外に、世間へのお返しの途はない。また、芸人になった以上、末路哀れは覚悟の前やで ―4代目桂米團治

久々のヅラネタ

さあ、やまもとたすくの頭髪探検記。久々のチャレンジです。
これまで、育毛剤、カツラと様々試してまいりました。
最近FBやインスタでお友達になった方すみません。
僕は自分のハゲや薄毛をネタにして生きている人間です。

★前回の記録
僕が初めてカツラをつけた日
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=612555718760953&set=a.264842643532264&type=3&theater

なんだかんだとありがたくすくすく育つ髪の毛に恵まれたようで(すぐ抜けるけど)、なんとか人並みに最近は「違う ハゲじゃない」と鈴木雅之ばりに言われるような日々になってまいりましたが、そうはいっても薄いのは事実。次のチャレンジを行いたくなりました。

次のテーマはこれ!はい!「ヘアプラス」!
そうです。髪の毛に振りかけるタイプの増毛スタイルです。

いろいろご説明ははしょりますが、僕は自分の頭頂部をカメラで撮りまくられて放送電波に乗りまくるというとんでもない仕事をこれから3カ月にわたって行う所業に相成りまして、そのためには早急に頭頂部の処理を行わなければならなくなったのです。なったのです。だまれ。なったのです。

というわけでヘアプラス、振りかけてみました。自分が白米になった気分。

忙殺!そしていきる

今週のスケジュール

月曜日:ラジオ収録(喋る側)
火曜日:オペラ練習 番組コンテ作成
水曜日:学校授業(喋る側)
木曜日:テレビ番組収録(演者側)
金曜日:テレビ番組収録(演者側)
土曜日:学校授業(喋る側)
日曜日:オペラ本番(演者側)

わかっているか。
僕はモ ノ づ く り や だ。
寡黙で、一心不乱に手を動かすのか本業の、
映 像 制 作 者 だ。

というか、どの隙間で僕はツクリモノを仕上げれば良いのだろうか。