僕は流しの映像屋

昨日までの撮影&授業&VJ等々現場月間が終わり、これからは「阿修羅編集」モードに突入。ふと、独立1年目のことを思い出す。朝から晩まで師匠に付いて月に何十本と徹底的にインタビューや企業広報モノの撮影アシに入り、片っ端から編集していた時代。本当に楽しかったなぁ、と。今も手元にたくさんの編集素材があり、やっている事は変わらないのだけどね。でも、動くお金も変わってしまえば、プレシャーも期待も責任も異なる。あの頃の「失うものもプレッシャーも怖いものも何にもない。どうせ誰も僕の実力に期待してないんだから。好き放題やろうぜ」モードに戻ることはないんだろうなぁ、と。いや、今ももちろん楽しいし「好き放題編集」は未だに変わらず通底として残っているけれど。画抜きを何十時間とやっても疲れないタフなオペレーション体力はあの頃に身につきました。そしてそれは、今の編集にも活きてます。素敵な画を選び、並べ、装飾を重ねて、僕の目に映ったこの世界を「とても楽しい。とても美しい。」と伝える事。それを伝えて、感謝して頂いて、お金をいただく。こんなに幸せな仕事はございません。僕はしがない街角の編集屋でしかないけれど、それが性に合っている。オペラだラジオだバンドだと、ちょいとよそ見はするけれど、僕にとってはこれが本職「流しの映像屋」でございます。さあ、これから1ヶ月50本近い編集&モーショングラフィックス、一つも力抜かずに全力で楽しむよ!

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